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MONO代表・土田英生のブログです

2019年09月14日

今日はアップする

 前回の更新が8月25日。
 また間隔があいてしまった。
 実はこの2週間くらいの間にこのブログを3回ほど書いたのだがアップせずに削除したのだ。
 いずれも勢いに任せて感情的に書き殴ったものだったからだ。

 楽しくくだらないことを書きたいのになかなかそうはさせてくれない。
 
 社会の底が完全に抜けてしまった。
 それぞれが自分の立場を必死で守るばかりで、事実を元に冷静な判断をすることをやめてしまった。感情だけが先走り不条理がまかり通る。
 敵味方にならないような言葉を探していると、結果的に沈黙してしまうことになる。
 
 こういう時こそ、芸術とか表現の力が試されるんだと思うんだけどね。
 明るい未来は全く見えないけど、ニヒリズムに陥ったら終わりだし。

 だからこそ自分の関わっている演劇を信じたいのに、周囲で起こっている嫌な話をたくさん聞いた。
 最近、駆け込み寺みたいな状態になっていて、次から次へとこういう話が耳に入るのだ。
 
 この一ヶ月だけでも、パワハラプロデューサーの話、お金に汚いプロデューサーの話、権力に媚を売る演出家の話、パワハラな劇団代表の話。いずれも被害者側から聞いた話なので、もちろんバイアスもかかっているんだと思うけど、どれも信ぴょう性を感じるものばかりだった。
 ここで悪役として語られた中には私の知り合いもいる。本当だったとしたら私は被害者側につかせてもらうし、あなた達とはさようならだ。

 ……私だってこれまで嫌な目にはたくさん遭った。
 理不尽に仕事を降ろされたこともあるし。
 一回、そうした体験ばかり喋す会を催したいくらいだ。4時間くらいは話せると思う。

 もちろん私だって清廉潔白ではない。
 若い頃は稽古場でヒステリーを起こしていたし、今から考えればアウトだったことはたくさんしたよね。
 いやあ、今だって間違えることはたくさんある。
 気持ちが先走ったりするし。   
 今の環境を変えるには、まずは自分がこれまでしてきたこと、今だって自分がしているかもしれないことに向き合うしかないんだよね。
 大事にしないといけない人たちがいるしね。
 頑張らないと。

 久しぶりに京都ベースで過ごしている。
 やっぱり落ち着く。
 この前、近所の人から電話があった。
 家を売る気はあるかと質問された。買いたいという申し出だった。

「土田さん、ほとんどこっちにおらへんみたいやし、もったいないやろ」 

 そう言われて答えに困った。確かに京都で過ごしているのは一年の内3ヶ月あるかないかだ。2年前に一人になったので、東京にいる間は完全に空き家状態なのだ。
 戻ってきた時はポストの中はパンパンになってるしね。ギューギューに紙が固まっていて郵便物がポストの形で出てくる。毎回、それを見てはアートだなあと思う。

 それでも……京都から離れるつもりはないのだ。
 MONOだって京都の劇団だし。
 家だっている間は毎日掃除している。
 キッチンの壁だってDIYしたし。
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 昨日は網戸も張り替えたし、リビングの壁も塗り替える計画だし。
「まだ、しばらくはここに住むつもりですので、すみません」と丁重に断った。
 
 9月の頭は大学での短期集中講座を1週間。
 夜型な上に、規則正しいのが苦手な私にとってはとても大変な1週間だった。
 寝不足状態で毎日5時間の講義。
 だから帰りが大騒ぎだった。バスで1本なのだが、始発から終点まで1時間以上乗るのだ。
 起きていられない。だから窓ガラスに頭をゴンゴンぶつけた。
 それでも講義は楽しかった。
 23人全員が課題の台本も提出してくれたし。意外な人が想像つかない台詞を書いていたりしていて、新鮮な感動を覚えた。

 そして今は徳島。
 明日から演劇大学で戯曲のワークショップだ。定員は10人なので3日間でも密度の濃いものができるはずだ。本当は3人くらいがいいんだけどね。とにかく100パーセントで臨む。

 ……やらないといけないことも山積している。
 徳島にいるからといって踊っている場合じゃないのだ。
posted by 土田英生 at 01:07| 徳島 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月25日

駆け足で。

 あまりに久しぶり過ぎて書くことがない。
 いや、書こうとするとあれもこれもとなって逆に書く気力が失せる。
 
 なんとか簡潔に書ききってやる。
 前回の更新は6月8日。
 MONO特別企画『涙目コント』をやりますよということと、映画を創ろうとしていますという内容だった。
 そこから今日までを駆け足で振り返ろう。
 
 6月は映画の為にロケハンや打ち合わせを繰り返し、月末には秩父にある廃校になった場所を借りて撮影をした。

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 東京から通うには遠いので泊まり込んでの撮影だった。
 MONOメンバーも全員出演している。

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 ↑これは宿泊先近くのコンビニでの写真。
 初めての監督であたふたしたけど、無事に撮影は終了。編集はこれから。秋にはなんとか完成させたい。

 
 7月に入ってからは『涙目コント』の稽古。
 前川くん、平塚くん、横山くんから提供してもらった台本に加え、つなぎを私が書いた。

 8月からは三鷹と京都で公演。
 おかげさまでお客さんもたくさんきてくれて、京都は全ての回でソールドアウトだった。キャパが小さいとはいえ、いつ以来だろ?
 京都での会場は新しくできたTheater E9 Kyoto。

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 水沼くんと尾方くんはスケジュールの関係で声のみの出演となったけど、劇団結成30周年にやる特別企画としてはいい公演になったと思う。

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 ↑撮影・谷古宇正彦

 京都での本番を終え、すぐに長野県の上田で行われた劇作家大会に参加。
 私はお城を歩きながら話したり、レセプションの司会をしたり、シンポジウムで話したり、飲みに行って話したり……ま、話してばかりいた。
 
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 ↑これは閉会式、裏から撮った写真。

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 会場は私にとってはすっかり馴染みなったサントミューゼだったので、その点気が楽だった。

 そして東京に戻ってきたのだが……やや疲れが出てしまったようだ。

 気分もやや塞ぎ気味だ。
 世界が確実に閉じて行っていることと、自分の周りでも親しい人たちの嫌な噂などを聞いたことがきっかけだ。
 月末には京都に戻るので、東京にいる間、ちょこちょこ仕事をしながら、友達とご飯に行ったり、〇〇〇〇に行ったりしようと思っていたのだが、自分から動く気力が湧かない。
 明日は誘ってもらったので出かけるけど。
 ま、気分転換しよう。
 最近、本当に嫌な話ばっかり聞いてるしね。
 
 それにしても社会の視野が狭まっている。
 皆が感情優先で動き、理屈で考えることを放棄している。
 先のことを考えると絶望したくなるけど、なんとか新しい物語を構築するしかないよね。

 気持ちを新たにして、上を向き、先のことを考えよう。
 やらないといけないこともたくさんあるのだ。
 映画の編集、新しい小説の執筆、秋に上田でやる「怠惰なマネキン」の書き直し、来年の公演の準備……。
 頑張らないとね。

 最後に告知をして終わろう。

 28日から『なるべく派手な服を着る』をTABACCHIという団体が上演してくれる。→
 30日には私も観てトークに出演します。

 そして10月には『相対的浮世絵』が東京は本多劇場・大阪はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演されます。→
 青木豪・演出で、出演は山本亮太(宇宙Six/ジャニーズJr.)、伊礼彼方、石田明(NON STYLE)、玉置玲央、山西惇。
 
 そして上田のサントミューゼでは「怠惰なマネキン」を上演。→
 作、演出は私。舞台美術を奥村泰彦くんがやってくれてます。
 出演はMONOから石丸奈菜美、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太。そして青年団の古屋隆太さん。

 
 また、くだらない話も書かないと。
 結構、たくさんたまってるんだよね、エピソードが。
 
posted by 土田英生 at 03:03| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

はじめての○○○○

 はじめてのことをするのは楽しい。
 MONO次回公演は特別企画。
 結成20周年の時には特別企画として『チェーホフを待ちながら』という作品を上演した。チェーホフの短編を大胆に翻案したコント集のような公演だった。

 今年は結成して30周年なので、何かやろうということになった。
 『涙目コント』
 好みは近いけど、自分では書けないというか、どんな風に作品を組み立てているのか知りたいと思っていた人にお願いした。
 イキウメの前川君からはテレビ用に書いたものを提供してもらい、iakuの横山君、オイスターズの平塚君には同じような設定で書き下ろしてもらう。
 ここまでいろんな人に脚本をお願いするのははじめての試みだ。
 同じ条件で私も新作を書き、4本を一つの作品としてまとめようと思っている。

 はじめての試みだ。
 三鷹と京都での上演だ。
 皆様のお越しをお待ちしております! 情報は……リニューアルしたMONOのサイトで!
 MONOサイト
 
 もう一つはじめてのことに取り組んでいる。
 映画を創ろうとしているのだ。

 これまでテレビドラマには随分と脚本は書いてきたし、映画に関しては『約三十の嘘』と『初夜と蓮根』の両方で原作・脚本として参加した。けれど、演出というか、映画だから、一応、監督ということになるけど、それはやったことがなかった。

 with MYUという会社の社長さんである西田さんから『やってみませんか?』というありがたい言葉をもらって、ついつい調子に乗ってしまったのだ。
 ただ「監督」と呼ばないでくださいというお願いはしている。
 なんか恥ずかしいんだよね。
 ずっと映画をやっている人はいいんだけど、一本だけ撮って監督と名乗るのは、どうも生理的に無理だ。
 
 また詳細は書こう。

 不慣れなことをしているからだろうか、最近は身体がおかしい。
 ストレスを感じるとおかしくなる耳も順調に痒いし、喉もおかしい。またしてもヒステリー球みたいだ。
 そして一番困るのは眠れないことだ。
 どれだけ横になっていても眠りに入れず、寝たと思ってもすぐに目が覚める。
 おかしな夢もたくさん見る。

 昨日は体が全てLEGOになってしまっている夢を見た。
 腕などを動かそうとすると、ポロポロと壊れていく。
 動きたいけど動かせず、唸っていたら目が覚めた。
posted by 土田英生 at 11:29| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする