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MONO代表・土田英生のブログです

2018年06月13日

一週間の休息

今は京都の自宅にいる。
朝からお風呂に一時間以上入っていて、とてもふやけている。
久しぶりに指とかシワシワになった。

前回の更新は一ヶ月前。
見るとその時も京都にいたようだが、間は基本的に東京にいた。
『崖っぷちホテル!』の脚本を書き、打合せをして、撮影に顔を出したりしていた。とにかく忙しかった。途中で長野の上田でワークショップもしたりしたね。
……お蕎麦が美味しかった。

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一段落して京都に再び戻ってきた。
とはいいながら……今日は東京に戻るんだけど。

今回は一週間くらいいられたので、少しは気持ちが回復した気はする。
そうなんだよね。ちょっとばかり……私は疲れていた。まだ完全ではない気がするけど。

一年のうちのほとんどを下北沢で過ごしている。だから嵐山に戻ってくる時は別荘にいる気分だ。
自然もたくさんあるし。
かなり田舎なんだと改めて思うね。
散歩中に鹿に会ったこともあるし、夜中に狸の親子が家の前を歩いていくのを見たこともある。
近所で猿に囲まれたことも、自宅の屋根裏収納にイタチが入り込んで困ったこともある。

日曜の夜も、風呂にホタルが飛び込んできた。

『崖っぷちホテル!』のオンエアがあったので、お風呂上りにビールを片手に見ようと考え、急いで済まそうとしていたのだ。
間もなく始まってしまう。しかし、このままお風呂から出るわけにはいかない。

ホタルは窓のレールの間でじっとしている。
そして光っている。

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あまり飛ばずに光るのがメスだと聞いたことがある。
だからこれはきっとメスだ。

「おい、そんなところで光っていてもオスとの出会いはないよ」と説得を試みたけど聞く耳を持ってくれなかった。

私も一応オスではあるし、裸ではあったけれど……残念ながら種が違いすぎる。
私たちは結ばれない運命なのだ。

けど、彼女は出て行かない。
世話を焼かせるヤツだ。
小さな紙を丸めて、救出作戦を試みた。
無事に外に出せた。


一昨日の夜、友達が遊びに来たので、久しぶりに竹林などを散歩したけど、嵐山を歩いている観光客は外国人ばかりになってるね。

電車やバスに乗っても聞こえてくるのは外国語ばかりだ。

京都に戻ってきた翌日。
ベッドのボッスクシーツを買おうと思ってバスに乗っていると、ネパールから観光できているという男性に話しかけられた。
彼はパスポートの入ったリュックをなくして慌てていた。

一緒に探すことになった。

カバンは前に乗ったバスに置き忘れてたようで、京都外大前にある市バス事務所に届いていた。
見つかった時、それまで割と落ち着いていた彼がいきなり感情的になり、なんども私にお礼を繰り返し出した。
彼の顔を見ていたら私が泣けてきた。

しかし。
彼は見つかったカバンを大事に抱え、今度は別のバッグを置いて歩き出した。
どうやらおっちょこちょい男だ。
これからが心配だ。
名前は、ちょっと聞き取りに自信がないのだが、シンダントだと言っていたと思う。

別れる前、少しだけ立ち話した。

ネパールにきたことがあるかと聞かれたが、残念ながらない。必死でネパールエピソードを探す。

ロンドンに留学していた時、近くにあったコーナーショップ、つまりコンビニ的な店で働いていたネパール人の女性には本当に助けられた。仲良くなって連絡先も交換し、いろいろと相談に乗ってもらった。私が帰ると告げた日はレジで泣き出し、他のお客さんから冷やかされて困ったくらいだ。

シンダント君にその話をした。

すると彼は「だから俺を助けてくれたんだね。俺も困っている人がいたら助けるよ」と言いながらハグをしてきた。
少しの間一緒にいただけなのに、別れる時に私たちはお互いに涙ぐんだ。

……本当はいろいろと書こうと思っていたんだけど疲れた。

今日の夜は東京で戯曲セミナーがある。

少しだけ眠ろう。
posted by 土田英生 at 07:59| 京都 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

距離の問題

 朝になってしまった。
 一応、パソコンに向かっていたがあまり進んでないな、昨夜は。
 
 お風呂にでも入ろう。

 本当は昨日のうちに下北沢に戻ろうと思っていた。
 戻った目的であった用事が終わったのが夜になってしまったのでそのまま京都にいる。

 現在の私は東京にいても京都にいてもどっちみち1人暮らしなので、その点では変わらない。
 京都は小さいとはいえ一軒家で、何かと揃っているので下北沢よりも快適だ。
 仕事部屋に買ったばかりのイスも座り心地いいしね。

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 下北沢も静かだけれど、嵐山には勝てない。
 寝室の窓を開けたら、裏は山だしねえ。
 窓を開けたまま昼寝すると気持ちいい。
 まあ、夜中に道をイノシシの親子が歩いていたりするけど。
 
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 それでも駅まで徒歩5分だし、家からすぐのところにコンビニもできて便利になった。
 じゃ、次の打ち合わせまでここで書いてたらいいんだけどね。
 明日の朝には下北沢に戻るつもりだ。
 本当は今日戻ろうと思ってたけど、昨夜コーヒーメーカーが壊れ、思わずAmazonでポチッとしてしまったのでそれが届くのを待たなければいけなくなった。また、しばらくいないのになんで慌てて買っちゃったんだろう。
 
 それはいい。
 問題はどうして戻るのかということだ。

 やっぱり距離の問題ってあるんだよね。
 今の仕事にかかわっている人たちはみんな東京にいる。京都にいるとどこか遠く感じられてしまう。
 昨日もプロデューサーと電話で相談をした。
 それは下北沢で電話をしているのと変わらないはずだし、その相談も充実したものだった。
 なのに、なんだろ?
 やっぱり東京で書いていないとダメな気がする。
 東京と地方という問題でもない。
 相手との距離だ。
 きっとMONOの台本を東京で書いていたら同じように感じるんだと思う。
 これだけ通信手段が発達しているというのに、やっぱり現在進行形で仕事している時、会える場所にいるということは大きいんだよね。


 海外に行くと途端に楽になるのも、そういうことだよね。
 ま、逆の意味だけど。離れるから楽になるというか。
 最近行けてないけど、ロンドンに頻繁に行っていた時、ヒースロー空港に降り立つだけで毎回身体が楽になるのを感じた。
 BBCWorldなんかで日本のニュースを見ても、どこか遠い感じがして傷つく度合いも少なかった。
 日本にいるとやっぱり責任を感じるんだろうね。
 
 
 こうやって書いていたら行きたくてたまらなくなってきたな。
 なんで喩えでロンドンのことを出したんだろう?
 昨日、掃除をしていたらロンドンで買ったスケッチブックが出てきて、そこでGoldhawkRoadの駅の絵を見つけたからだ。
 住んでいたフラットから歩いて30秒のことろにあった駅だ。

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 こんな中途半端な絵を晒している場合じゃないな。

 距離の問題があるなあということを書きたいだけだった。

 そろそろ終わろう。
 何するんだっけ?
 あ、お風呂に入るんだった。

 ロンドンのことを書いたら無性に懐かしくなったので、ラジオでBBC4を聴きながらつかろう。
 これは留学中、英語の先生からリスニング力強化にと勧められて毎日寝ながらかけていた。
 条件反射になってしまい、BBCを聴くとすぐに眠りに入ってしまう癖がついた。
 だから全く意味をなさなかった思い出がある。
 今でも聴くと眠たくなる。
 面白いのは、突然、全てがクリアに聞き取れるなと思ったら夢だったりすることだ。
 ああ、英語もやらないとね。

 ま、今の仕事が終わってからだな。

 全てを先延ばしにしてる。
 いろんな人から、様々なことに関して決断を求められたりもしてるんだけど、それも放置してある。

 動かなければ。

 何をするんだっけ?
 だから……さっさとお風呂に入ろう。


posted by 土田英生 at 06:15| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月13日

書けた時にすること

 『崖っぷちホテル!』は佳境。
 あと、一息。
 
 苦しい。
 ふと考えると、これまで連続ドラマを全部一人だけで書いたことはないもんね。
 『保育探偵』はほとんど書かせてもらったけれど、それでも他の脚本家の方が書いた回もあるし。『斎藤さん2』も1人で書くことになっていたのに、途中で間に合わなくなって相内さんに4話だけ書いていただいたしねえ。

 今回は……一応、最後まで1人だ。

 脚本家の中には個人的に助手のような人をつけて、その人にプロットを書いてもらったりしている方もいるようだけど、人望のない私にはそんな存在もいない。

 けど、まあ、こうやって仕事させてもらえるのはありがたいことだしね。頑張ろう。
 

 この前も締切から随分と遅れて原稿を出した。

 最近の楽しみは提出した日だけお酒を飲むことだ。

 けれど……出したのは朝の5時。
 誰かを誘うわけにもいかない。店もやっていない。
 部屋で一人で飲むのは虚しい。
 
 お酒は諦めた。

 しかし、なにかスペシャルなことがしたかった。
 それにしたって……買い物するにしても店だって開いていない。
 元気であればドンキに行くという手もあるが、徹夜明けでその元気はなかった。
 Amazonで何かを買おうと考えて、しばらくパソコンを眺めた。
 違う!
 今だ。今、なにかの喜びが欲しい。
 喜びを手に取りたいのだ。

 とにかく出かけようと思った。
 何も考えずに部屋を出た。

 しつこいようだが朝の5時。
 とても……静かだ。

 足は自然とローソンに向かう。
 けど、止まった。
 おいおいおい。これではいつもと同じじゃないか。
 原稿を書いている間も、1日3回はローソンに行くというのに。

 方向を変えてセブンイレブンに向かった。
 そしてまた足を止める。
 ローソンに飽きた時、時々行くではないか。
 全くスペシャルじゃない。

 しばらく道で立ち尽くした。

 やることがない。
 行く場所もない。

 ファミリーマートに向かった。
 少しだけ遠いのだ。
 とはいっても5分歩くだけだけど。

 そして店に入った。
 困った。
 入ったものの……買うものはない。
 
 カゴを手に取り、牛乳やアーモンドなどを入れた。
 これでは全くいつもと変わらない行動だ。

 あああ、スペシャル、スペシャル……。

 無印の商品が並んでいる一角でいろいろなものを手に取ってみる。
 ノート、ペン、高濃度の化粧水、ネイルケアするヤスリ的なもの。
 どれもこれもいらない。
 必要なものも、買いたいものもない。
 
 ……なぜかコンパスを買った。
 300円だった。
 
 もちろん必要もない。
 ただ、事務所にないというだけだ。

 帰ってきてコーヒーを飲みながら、裏紙に円を描いてみた。

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 全く楽しくなかった。
 ……なにをしてるんだか。
 
 結局、仕事をした。
 テアトル・エコーに書き下ろさせてもらう作品の構想を練った。
 いい感じで作品の形は見えた。
 
 うんん……。
 それにしてもだ。
 何かがおかしい。
 このところ、ずっと欠落感に苛まれている。

 仕事は忙しいし、人と会えばいつものように喋る。
 だけど、大きな何かを忘れたまま暮らしているような感覚に陥ってるんだよね。

 なんだろう?

 忙しさを理由に、いろいろなことから目をそらしているせいかも知れない。
 社会のこと、周りで起きていること、そして自分のこと。
 大事なことに向き合っていないのかもね。

 日々、目にするニュース。
 そして新たに知る情報。

 それら一つ一つに対して、私なりにダメージを受ける。
 自分の反応を足がかりにして、それについて考え、意見らしきものが形作られる。
 ただ、それを吐き出すことはせず、溜め込んだまま過ごしている。

 全部を先延ばしにしている感覚。

 傷つきたくないので、傷ついていることに必死で気づかないようにしているのかも知れない。
 
 このままにしておくと危ないなあとは思うけど、今はどうしようもないんだよね。
 
 時間がないし。

 
 人が宗教を求める気持ちがわかる気がする。
 やっぱり何かに寄りかかりたい時はあるよね。
 今、私を支えてくれているのは心理学だ。

 けれど、これだって宗教みたいなもんだよね。
    
 今から京都に戻る。
 持って帰るものを机の上に並べたら、いつものように革だらけだ。

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 自宅に帰ればもう少し落ち着けるはずだ。

 ま、京都でもただ仕事するだけだけどね。
 
 でも、今晩は『崖っぷちホテル!』の5話を見ないと。
posted by 土田英生 at 08:53| 東京 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする