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2009年07月04日

4ヶ月ぶり。

 前回のMONO公演『床下のほら吹き男』が終ってから、4ヶ月ぶりにメンバー全員で集まった。関西だけでやる特別企画『チェーホフを待ちながら』の写真撮影の為だ。

 事務所に集合して、それから近くのカフェを借りての撮影。
 合間には無駄話ばかりしていた。
 なんだろう? このダラダラ感は。
 皆、オッサンになったからだろうか?
 しかしオッサンになっても写真を撮る時だけはちゃんと真面目にやった。
 手前は写真を撮って下さった西山さん。

チェーホフチラシ撮影.jpg

 きっと次に集まるのは稽古の時だ。
 秋の話だしね。
 それまでにまだまだ色々あるしね。
 
 お互いに、それまで元気でいましょう、という気分だ。
posted by 土田英生 at 03:11| 京都 曇り| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

TPO

 TPOは和製英語らしい。
 まあ、時と場所と場合を考え、それに合ったものやことをするというような意味で使われる。私はTPOを間違えて失敗した。

 TSUTAYAでDVDを探していた。

 どうでもいいけれど、最近、明らかに最新作やヒット作しかなくなって来てるねえ。『おお、これこれ、これが観たかったんだよ』というようなマイナーなものが消えて行っている。これはツタヤに限った話ではない。本屋でも何でもマーケティングが進んで、売れ筋商品じゃないものを見つけるのが難しくなって来ている。京都の本屋でもただでさえ少ない演劇関係のコーナーに私の戯曲などはまずない。これは問題だ。

 話がそれた。
 とにかくTSUTAYAでDVDを探していた。欲しい映画はなかった。ああ、ないなあと思って少し残念に思った私は、何を思ったのか手に持っていた財布をラケットに見立ててスマッシュの素振りをしてしまった。

 そう。私は昔卓球部だった。卓球をやっていた人はなぜか意味なくスマッシュの素振りをしたくなるものなのだ。嘘だと思うなら卓球をやっていたという知り合いに聞いてみて欲しい。これは私だけの癖ではないと思う。

 またしても話がそれた。
 とにかく財布で素振りをした。しかもスマッシュだ。
 と……離れた所でバラバラバラという音が聞こえた。
 財布を開いて驚いた。
 そこに入っていたカード類が数枚消えている。スマッシュの時に抜け出て飛んで行ってしまったようだ。

 私は慌てて音のした方向に走った。

 床にクレジットカードなどが散乱している。
 順番に拾い集める。
 しかし足りない。
 床に這いつくばって探す。
 これも間抜けだ。
 皆は棚に並んだ商品を探しているのに、私はなぜか床を覗き込んでいる。
 随分遠くに一枚発見。
 しかもこれはTSUTAYAのカードだった。

 その後はしつこく棚などを見て回った。
 DVD の陰に何枚か挟まっているのを発見した。
 ……最終的には全部回収できたと思うが、結構、大変だった。

 卓球は卓球台の前で、しかもラケットを持ってやる。
 これがTPOをわきまえた行動だ。
 TSUTAYAで、財布を使ってやるのは間違っている。

 TPOは大事だ。
posted by 土田英生 at 02:48| 京都 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

関西の演劇

 この2日は何だか久しぶりに関西の演劇について考えた。
 昨日の夜は京都在住の劇作家の集まりがあり、そして今日は舞台美術家の柴田君の受賞パーティーがあったので大阪で久しぶりに色んな顔に会った。
 何だか関西の演劇が元気ないねえ、と皆と話したりした。

 東京一極集中であることを大きく変えるなんてことは無理な話だ。
 マーケットも情報も確実に東京にある。
 しかしそこを逆手に取るような活動こそが地方の醍醐味だと思う。
 
 MONOは京都を拠点にずっと活動している。

 しかし公演は東京でも行なっている。1999年から本公演で東京を外したことは一度もない。来年の本公演も東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、鳥取……と6カ所回る予定だ。そこにお客さんがいてくれれば地元であるとか、そんなことは関係ない。

 簡単に言えば創作の現場として京都を選んでいるだけだ。

 ただ、そのお陰で活動を長く続けられているとも思う。まあ、羽を休めながらじっくりと自分達の活動を見据えること、それは東京よりも他の地方にいた方が向いている気がする。その意味で特別企画などは関西でやる。ちょっと実験してみようかな、と思うときは身近な場所で試し、面白ければ再びそれを東京を含めた全国に発信すればいいのだ。
posted by 土田英生 at 02:24| 京都 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

ややバテ気味

 東京から戻って来た。
 夏にやる舞台の打合せなどが連日あってバタバタだった。
 東京では結局1回もこの頁を更新できなかった。
 
 刺激もたくさんあった。小野寺さんのダンスのワークショップを初めて見たり、ラーメンズの『TOWER』を見てたり、ペンギンプルペイルパイルズの次回公演『Cover』のパンフレット用の対談を主宰の倉持君としたり。

 ペンギンプルペイルパイルズは前回のMONOに客演してくれたぼくもとさきこさんが所属する劇団でもあるし、今度の『トリツカレ男』は倉持君の脚本だし、何だか最近とてもお近づきになった気がする。

 私もMONOを20年やって来て、色々と悩んだり考えたりしたことがあって、劇団のあり方なんかの話をしたんだけど、同じようなことを考えてたりするんだなあという発見があったりしてとても面白かった。『Cover』は7月17日から本多劇場でやるようだ。とても面白そうなので絶対に観よう。→

 しかし暑い。
 この暑さに加えて、個人的に色々と気分の晴れないことも重なっていて、何だかバテ気味だ。しかしそんなことに負けてられないしね。
posted by 土田英生 at 02:05| 京都 晴れ| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

Kおじさんの話2

 締切りに追われることがない日が2日間あって、少し気持ちが落ち着いた。細かい原稿などはあるけど、随分と気持ちが楽だ。
 
 身体の疲れもやや回復した気がするので、今日は昼間考えないといけないことをじっくり考えよう。読まなければと思っていた資料などもまとめて読める。

 『赤鼻のセンセイ』→の撮影も順調だ。
 この前は現場に顔を出して来た。セットがでかい。喜んでセットの中を歩いていたら撮影中だった。久しぶりに洋ちゃんとも会った。その後、上の部屋で私は脚本の直しをしていたのだが、撮影が終った彼は顔を出してくれた。頑張らないとなあと改めて思った。

* * *

 
 前にKおじさんについて書いた。→
 今日はKおじさんの別の話を書く。
 豪快な彼はある時私に言った。

『ほら、おじさん、こういう風だろ? だけどな、ちょっと大人として落ち着きが必要だと思ってね。水墨画を始めたんだ、ヒデ君』

 Kおじさんと水墨画という取り合わせにまず私は興味を持った。

『それがね、ヒデ君。おじさん、どうも才能があるみたいなんだ。まずちょっと習ってね。そしたらいきなり何か描いて来いと言われてね、だからおじさんね、メザシを描いたんだ』

 おじさんは何を思ったのか、家にあったメザシを描いたらしい。
 しかも6匹入りのメザシだ。目がストローでつながっているパック入りのやつだ。
 水墨画の題材としてはどうだろうと思うが、とにかくKおじさんは一生懸命描いたのだ。
 
『で、その絵を持ってったらねえ、初めてにしてはよく描けてると褒められてねえ。で、タイトルは何ですか? と言うんだ。どうやら来週、生徒達の展覧会があってね、そこに一緒に飾ってくれるというんだよ』

 Kおじさんは嬉しそうだ。
 タイトルが決められずに悩むおじさんに向かって、先生は『じゃ、こっちでタイトルはつけておきます』と言ってくれたようだ。

『ただね、悔しかったのはね、ヒデ君……』

 嬉しそうだったKおじさんの表情が突然曇った。

『展覧会見に行ったらね、おじさんの絵、縦横間違って飾ってあるんだよ。メザシはストローが上だろ? それがね、ストローが縦になってるんだ。しかもね……先生がつけてくれたタイトルを見てね、おじさん悔しかった』

 そうなのだ。
 縦横90度間違って飾られた上に、その下には達筆な字で『鯉のぼり』というタイトルがついていたらしい。

『先生、おじさんの絵を鯉のぼりだと勘違いしたんだよ。あれは悔しかったぞ、ヒデ君』

 まさか、先生もパック入りのメザシを描いてくるとは想像しなかったのだろう。
 私は先生の気持ちが分かった。
posted by 土田英生 at 09:14| 京都 雨| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

意味のない文章

 何か書こうと思ったがひじょうに眠たい。
 明日の昼間にでも更新しよう。
 
 全く更新の意味がない文章になった。
 これではまずい。
 と、再び何か書こうと思ったが、やっぱり眠たい。
 眠気と戦ってまで書く必要はないしね。

 ああ、やっぱり無意味な文章になった。
posted by 土田英生 at 03:29| 京都 雨| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

無駄に重い荷物

 昨日の昼間。
 打合せと脚本の直し。

 私の予想では夜には終る。
 だとすれば……そのまま一旦京都へ帰れる。

 そう考えて荷物をパッキングし、事務所の掃除も済ませた。
 そしてスーツケースをゴロゴロと転がしながら現場へ向かった。
 
 下北沢はからは随分と遠い。
 荷物が重い。

 仕事が終わって時計を見れば……夜の0時を過ぎていた。

 重いスーツケースを持って再び下北沢に帰って来た。
 スーツケースを再び開けて荷物を出した。
 掃除したはずの部屋はまた汚された。
 
 ああ、無駄に重い荷物。
 無駄な掃除。

 運動不足だったし、トレーニングだと思うことにしよう。
posted by 土田英生 at 06:30| 東京 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

10箇所くらいに家が欲しい

 2日間、ほとんど眠らずに仕事をしていたせいで妙に頭だけが冴えてしまっている。

 興奮していてリラックス出来ない。

 お風呂に入って布団に入ったのに……また這い出して来てしまった。
 キラキラするラメ入り入浴剤も避けたのに。
 ドリンク剤を飲み過ぎたせいかも知れない。

 時々、京都に帰るようにしているが、1日か2日でまた東京に戻って来てしまう。

 これまでだって1年の内、かなりの期間は東京にいたが、最近は何かが違う。
 滞在しているという感覚がなくなった。それはどうやら期間の長さとは関係ない。

 MONO東京事務所を借りてからの現象だ。いくら長期間いてもホテルにいると“滞在”という感じがするのだが、それがなくなったせいだと思う。

 最近は言われなくなったが、10年くらい前、東京での仕事の方が多くなって来た頃は色んな人から頻繁に言われた。『もうこっちに住んだら?』

 現在は仕事の9割以上が東京だが、それでも別に移ろうとは思わない。
 不便だと感じたこともない、

 今のように行ったり来たりが私にとっては一番快適だ。
 
 本当は京都、東京、他にもよく訪れるロンドンや福岡、いやいや、10カ所くらいに自分の家があればいいのにと思う。

 無理だけど。
posted by 土田英生 at 02:29| 東京 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

笑えることを書きたいけど。

 しばらく更新していなかった。
 その間、京都、東京、京都、そして今はまた東京にいる。

 時間がない日々は変わっていない。
 色んなプレッシャーもある。
 笑えることを書きたいけど、あまりそういう余裕はない。

 今日、下北を歩いていたら結構興味深いカップルの喧嘩を見たけど……。
 大体、最初は男が怒ってて、女性が大きな声を出し始めると男性は弱くなるね。
 辺りを見回したりして。
 『大きい声出すなって』と、小さな声で必死で言ったり。
 体裁が大事なんだね。
 いやあ、笑ったなあ。時間があったらいつか書こう。
 いや、これは戯曲で使わせてもらおう。

* * *

 
 私はいい意味でも悪い意味でも泥縄式でやって来た。

 20代のときはとにかく演劇に関わってどう生活出来るようになるのか、という切実な問題があった。29歳の時にアルバイトをやめ、それからは明確な目標を立ててそれを目指すというより、現実に目の前に見えてくることと、その時々の自分の気持ちを調整しながら進んで来た気がする。

 もちろん目標を立てたからといって思い通りには進まないだろうし、かといって泥縄式のいい部分もある。柔軟にしておけば『あ、こういうこともあるんだ』と新しい発見や体験も出来る。

 何より性格や生き方は中々変えられない。

 ただ、それでも……夢は見ないとね。

 30代の半ばにも迷った時期があった。
 MONOをこのまま続けるのかとか、私は舞台をやって行くのか、テレビなどをやって行くのかとか、まあ、精神的にダウンしていたこともあって結構悩んだ。

 その時はロンドンに一年間留学することで、自分を見つめ直すことが出来た。

 まあ、そこで答えを出したつもりだけど、やはり悩んだりはするね。

 書くのは恥ずかしいけど、今でも実現させたいことはたくさんある。
 それらを実現せずに終りたくはない。

 だから時間が必要だ。
 忙しい時期が過ぎたら考えてみよう。
 今は目の前にあることに全力を注ぐしかない。

 これから10年20年。
 ずっと現役で頑張って行きたいし。
posted by 土田英生 at 02:23| 東京 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

中途半端に光る

 風呂に入った。
 リラックスする為にちょっと変わった入浴剤をいれた。
 ムラサキ色の中は無数のキラキラが光っていた。
 なんだこりゃ。
 ラメが入っているらしい。

 シャワーで流してから出たものの……身体を拭いていて驚いた。
 肌が光っている。
 そうだ。
 無数のラメが肌に貼り付いている。

 ……んんん。

 これはどうだろう?
 可愛い女性の肌にラメが光っている。これはいい。
 ラメだって光りがいがあるというもんだ。
 女性を美しく引き立たせる。
 無数のラメの中の一つだけど、俺たちが彼女を美しく見せているんだとラメとしても誇りを持てる。

 しかしラメよ。
 私の肌で光るな。
 残念ながら、とても残念なお知らせだけど……効果はない。というか、むしろ逆効果になってしまうよ。
 私の肌が光っても美しくはない。
 知り合いに会えば『どうしたんですか? どっかでこすったんですか?」
 などと聞かるだけだ。

 ラメの人生としてこれほど価値のないことはない。
 無駄に生きるな、ラメ。
 
 と、これを書きながら手の甲を見ると……はやり中途半端に光っている。
 ああ、哀しい。

 あの入浴剤はやめよう。
posted by 土田英生 at 02:29| 京都 雨| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
京都に本拠地を置く劇団、MONO代表によるブログ