表紙に戻る
MONO代表・土田英生のブログです

2014年02月20日

人との出会い、その後の交錯

 MONO『のぞき穴、哀愁』絶賛上演中です!→

 昨日で6ステージが終了。
 東京は残り5ステになってしまった。
 すでに哀愁を感じる。人生と同じで公演も最初は長く感じるんだよね。
 で、途中から一気に終わってしまう。
 まあ、この後、名古屋も九州も、そして地元大阪での公演もあるけど。毎日を大事にやって行こう。

 今回、台詞のタッチを少しだけ昔に戻した。
 こう書くと誤解されそうだ。別に「昔のように」書こうとした訳ではない。
 演劇だけでなく、表現一般に言えることだと思うけど、創る側は常に新しいことをやりたいと願う。
 前と同じことをやっても刺激がないしね。
 で、どんどんと細い路地に入って行く。
 前にこうしたから、今度はもっとこんなことを……と、どんどん新しい刺激を求める。
 ずっと観てくれる観客は過程を共にしているからいいが、初見の人が観た時、なんのこっちゃんという結果になったりする。
 
 かといって、常に新しい人にも分かり易く創り続けると、それは表現ではなくなってしまう。
 同じことを繰り返せばマンネリになるし、創り手には楽しみがなくなっていく。
 このバランスは難しい。
 
 今回、古藤君という役者に出てもらっている。
 
DSC00137.JPG
 
 私は一緒にやるのは始めてだ。京都でマゴノテというユニットを組んでいる。
 彼は27歳のナイスガイ。
 それがよかった。
 私は人に好かれることが大好きなので、彼に少しでも面白いと思ってもらいたいという意識が働いたのではないかと推測している。
 結果的に台詞のタッチが昔に戻ったのかも知れない。
 
 それにしても人との出会いは不思議だ。
 この先、古藤君とどういう風に交錯するのかは分からない。
 気がつけば疎遠になっているかも知れないし、ガッツリと色んなことを一緒にやっているかも知れない。
 そうなのだ。
 人との関係は様々な要素が絡まりあって動く。
 自分でも予期できない状態で、なにかしらの結果を残す。
 そう考えれば、MONOのメンバーとこうしてずっと一緒にいることだって、なにかしらの偶然の積み重ねなのだ。

 今回出演してくれている森谷ふみさんだってそうだ。

DSC00216.JPG

 実は出会いは10年以上前だ。
 『ニッキーズパビリオン』という作品。
 故林広志君の作・演出。
 松尾貴史さんやラーメンズ、加藤啓君、平田敦子さん、小松和重君……色んな人が参加していた。
 私はGOVERNMENT OF DOGSというコントユニットのメンバーで、大阪公演だけの出演だったのだが、その稽古場で森谷さんとは会ったのだ。

 しかし、その後は疎遠だった。というよりも、ちゃんと話したことすらなかった。
 KKPなどに出演している彼女を見ることはあったが関係は遠かった。
 で、5年くらい前。
 新宿でのんでいた時、偶然会った。
 その廊下で立ち話した。
 私は「いつか一緒になにかやりましょうね」という、全国各地の居酒屋で交わさているであろう、月並みな発言をした。これまでに何人の人とそんな会話をしたか分からない。

 今回、キャスティングを考えている時、突然、そのことを思い出した。
 そして出てもらうことになったのだ。
 そう考えると、人との出会いも不思議だけど、交錯の仕方だってミステリーだ。
 あの時、居酒屋であの会話をしてなかったら、こうして一緒に舞台をする機会は訪れなかったかも知れない。
 
 ……なんだか、書いていたら……今回の芝居のゲスト紹介みたいになって来た。
 そんなつもりはなかったのに。
 
 こうなったら全員書いてやる。
 しかし劇場入りする時間が近づいているので、焦る。
 
 松永渚さんと高橋明日香さん。

IMG_2878.jpg
 
 2人セットにして書いてしまった。
 時間の問題なので勘弁して欲しい。
 彼女は3年前に上演したMONO特別企画『空と私のあいだ』のオーディションに通って出演した。
 色々な人が出ていた。
 魅力的な人もたくさんいた。
 しかし、なにかしらの理由やきっかけがあって、彼女達は今回MONOに出演している。
 これだって3年前には予想をしていなかったことだ。
 3年前の2人。

soratonagisaasuka.jpg
 
 ……とにかく、様々な人との偶然の交錯によって、今回は9人で舞台に出演している。
 そういう時間を大事にしよう。
 まずい……遅刻する。

 
posted by 土田英生 at 16:33| 京都 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする