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MONO代表・土田英生のブログです

2014年03月13日

ありがとうございました!

 MONO『のぞき穴、哀愁』の全日程が無事に終了。
 支えてくれたスタッフや、会場に観に来てくれたお客さんに心からの感謝。
 嬉しいことに、最近少しづつ減りつつあった観客動員数も……随分と増えた。
 
 ただ、作品の結果はそれだけで完結するものだ。

 評判がどうであれ、それは次の作品とは関係ない。
 プレゼンのような側面もあるのかも知れないけど、そんなことでこんな面倒なことはしない。
 作品を創るにはそれなりに労力もかかる。
 お金もかかるし、大勢の人の協力も不可欠だ。
 そこで目指すのは「今」「ここで」「価値のある」「作品を創る」為だ。
 
 劇団をやっていると、よく「今後どうなりたいですか」と聞かれる。
 最近は減ったが、若い頃はよく聞かれた。
 もちろんステップアップしたいというような、漠然とした野心はあった。
 でも、劇団活動はそれ自体が目的でもあるのだ。
 どうなりたいか答えるならば、舞台を創り続けたいとしか答えられない。

 よく思う。
 宝くじに当たったでもいいし、とにかくお金には困らないとしよう。
 なんなら地位や名誉ももらえるとする。
 しかし、それで創作活動をするなと言われれば……どう考えても嫌だ。
 宝くじも当たらなくていいし、地位や名誉もいらない。

 そういう意味でも私は幸せ者だ。
 少なくとも昨日までは作品を創らせてもらっていたのだから。

 皆と別れて……そういう気持ちと同時に哀愁を感じた。
 哀愁ではないね。切なさだろうか。
 一つの作品が終わるといつも感じることだ。
 明日からは別の仕事に取りかかる。だから気持ちも切り替えないといけない。

 ただ……今回は自分に対しても色々と思うところがあって、そんなこととも闘っていた。
 まだ勝てたと言える自信はない。
 公演終了の寂しさと共に、敗北感や自己嫌悪までおそってきて、なんだか泣けてきた。
 私も大人だ。
 そんな感傷は振り払って、明日から新しい仕事に邁進しよう。
 
 いやあ、楽しかった。
 もう一度感謝。
 
 天井裏のセットで本番準備をするみんな。
 取り敢えず……さようなら。

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posted by 土田英生 at 04:32| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする