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MONO代表・土田英生のブログです

2014年04月28日

分かりにくい

 「豚丼」の写真が、関係のない文章の間におさまっている様がとても気に入った。
 しかし、その理由を書いてしまった。
 ここが私の気弱な部分だ。
 なので今日は「関係はあるけど、どう関係しているのか」を書かずに写真を挟んでいこう。
 
 どうせ5月にはまた東京に来ないといけないので、なんとか一度、京都に戻りたい。
 世の中はどうやらゴールデンウィークだ。
 京都も混雑しているのだろうか。
 東京の混雑と京都の混雑は違う。
 常時人が多い東京と、シーンズンになると混む京都。
 日常生活の一部として歩いている人が多い東京と、観光に来ている人が多い京都。
 私は意外と東京の方がストレスが少なかったりする。

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 ああ、さっそく、なぜこの写真なのかを書きたい。
 けど、今日はそこを我慢して飛ばそう。

 MONOは京都の劇団だが、メンバー5人のうち、奥村君と尾方君は東京に住んでいる。
 私も結構こっちにいる。
 けど、会わないね。きっと奥村と尾方も会ってない。
 京都でも水沼と金替が会っていたりすることはない。
 ましてや5人で会うことは、本当に公演の時だけだ。

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 MONOだけでなく、本当は集まって喋らないとなあと思いつつ、そのままになっていることがたくさんある。
 
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 そろそろ、これのことも考えないと。

IMG_1916.jpg

 ああ、写真も中途半端だし、それに引きずられて文章もまとまらなかった。

 なんじゃ、こりゃ。
 
posted by 土田英生 at 08:05| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

近道。

 昨日は知り合いに会い、一時間半かけて歩いて下北沢に帰った。
 「最近痩せたんだよ」という話をし、「へえ」などと言われたので、調子に乗ってしまったのだと思う。
 歩き出してから後悔した。
 遠かった。

 今日の朝、起きたら足が痛かった。
 歩いて帰ったことを忘れていたので、少し焦った。

 「え? どうして足が? ……ああ、おおおお、そうだそうだ」

 という、地味な一人芝居をベッドで上演してしまった。
 ……人間、驚いたときは呼吸が上がり、安堵すると呼吸は下がる。
 この上げ下げが演技にとって大切だ。
 
 京都に戻る予定だったので、シーツなどを洗濯する。
 待っている間、コーヒーが欲しくなり、そして昨日コーヒー豆をもらったことを思い出した。
「んんんんん……あ! そうだそうだ……ランランラン」
 またしても地味な一人芝居のような呼吸の上下をさせながら、コーヒーを淹れる。
 飲んでみる。
 コクも酸味も結構キツいが、これは私の好みだ。
 喜んで二杯立て続けに飲み、さらにもう一度淹れて二杯飲んだ。
 胃が痛くなった。

 事務所を出たところで、コント作家、故林広志さんと偶然会う。
 コント作家でいいのか?
 とにかくGOVERNMENT OF DOGSというコントユニットを一緒に結成したメンバーだ。
 21歳の時、この人が書くコント台本を読んで、私には笑いは無理だと思い知らされたのだ。
 視点が人と違っていて面白い。
 今日だって、痩せて若返ったと言われることで気分上々な私に向かって、「大丈夫? 疲れてるね」と心配してくれる。
 嬉しい偶然だった。
  
 弁当を買って新幹線に乗り込む。
 さてと食べようと思ったら、胃が痛い。
 朝のコーヒーのことをすっかり忘れていた私は再び少し焦った。

「え? どうして胃が?……ああ、おおおお、そうだそうだ」

 下北沢で朝初演したばかりなのに、小田原を通り過ぎながら新幹線車内で再演だ。

 夕方に京都に戻る。
 時間が中途半端だ。
 なにをしよう?
 東京ではできないことをやろう……と、久しぶりにレザークラフトに手を伸ばした。
 しかし、やる気がおきない。
 ええ? こんなに道具も揃えたのに。
 もう飽きてしまったのだろうか?

 ……そうなのだ。
 私は結構飽き性なのだ。
 凝り出すと徹底的にやりたくなるが、ある時期を過ぎるとすっかり興味が失せてしまう。
 これは問題だ。

 しかし……と、考える。
 その癖、演劇だけはずっと続いているし、さらには劇団だってずっとやっている。
 なぜだろう?

 やっぱり人とかかわるからだね。
 飽きそうになったことはあるのかも知れないけど、その時に人がそこにいることで続けられたんだと思う。
 だから誰とかかわるかはとても大切だ。

 時々、「あ!」と思う人と出会う。
 この人はいいなあと思う。そこからはあまりブレれない性格のようだ。
 そういう意味では飽き性ではない。
 ちなみに、MONOは劇団員を募集したことがない。
 最初、私が勝手に水沼君に興味を持ち、お願いして出てもらった。
 今でも時々、彼は言う。

「いやあ、騙されてさ」
 
 そうなのかも知れない。それ以降も、大雑把に書けば……奥村君も、尾方君も、金替君も……全員、私が個人的に声をかけて出てもらった。
 それが今でも続いている。

 劇団のメンバー以外にも、もちろん「あ」と思う人に出会う。
 最近だって出会う。
 私としてはそういう人を大事にしたいと思う。
 そうしていれば、私はまだまだ続けられるんだと信じている。

 よく若い劇作家などから質問される。

「どうやったら仕事になりますかね?」

 答えは簡単だ。
 続けることだ。
 しかし、ここに大きな勘違いがあると思う。
 続ける為には「好きなことを」やらないといけないということだ。
 好きなことをやっていれば、自然と続くし、力もつく。
 力さえつけば、早い遅いの違いはあるけど、形になって行くんだと思う。

 仕事になる、つまり、売れることを先に考えると道が見えなくなる。
 若い作家にテレビドラマの話が来るとする。
 内容には全く興味が持てない。
 しかし、彼は言う。
「これ、チャンスなんで」
 まあ、その仕事をやっている時はちょっと嬉しいのかもしれない。
 でも、残念ながらそういう人はいつかいなくなってしまう。
 好きなことをやっていないからだ。きっと、その仕事を断って、じっくり好きなことを続けていれば、内容にも興味が持てるドラマの話が来たかも知れない。そしてそういう仕事はうまく行く。
 
 役者だって一緒だ。
「みんなこういう道を通るんだから」などと言われて、無意味なちょい役を喜んでやる。
 いや、出るのは別にいいが、劇団の公演を断ってそっちに出たりする。
 本当に大事なことはなにかを見失ってしまうのだ。
 で、結局、それでなにをしているのかと言えば、男優だったらガヤで走り回り、女優だったらお色気シーンにちょっと出たり。
 そこから何かにつながる確率なんてたかが知れている。
 そんなのステップでもなんでもない。
 いくら生意気だと言われようが、自分の美学を持ち、やりたいことをちゃんと続け、着実に力をつけることが、本当は一番の近道なのだ。

 私が好きな人になる人は、皆、そういうところがキッチリしている気がする。
 だから時間はかかったりするけど、ちゃんと続けていられるし、結果としてうまく行くのだ。
 
 ……随分と、話がそれてきた。
 そもそもなにを書きたかったのか? 

 ああ、えらそうに書いているうちに、私が道を見失った。
posted by 土田英生 at 03:39| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする