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MONO代表・土田英生のブログです

2014年06月03日

ベロンベロン

 「ベロンベロン」という言葉は「ベロベロ」を強調した言葉で、ベロベロはヘロヘロから来たらしい。
 つまり、酔って力が入らない、ヘロヘロになる状態がベロンベロンだ。
 
 私はどうやら今はベロンベロンな状態だと思う。
 今日は1日、ずっと仕事をしていた。
 やらなければならないことが山積しているからだ。
 
 夜の12時過ぎ……さすがに疲れた。
 休憩をしようと、音楽を聴きながらぼうっとしていた。
 と、どういう訳だか哀しくなってきた。
 誰にでもあると思うが、妙にセンチメンタルな気分になる時がある。
 まさに今日はそんな日だったようだ。

 だから一杯だけお酒をのもうと思った。
 一杯だけのんだら、再び仕事に戻るつもりだった。
 で……好きなスコッチをハイボールにしてのんだ。
 これくらいならなんてことはない。
 美味しい……。

 もう一杯くらいいいかなと思い、のんだ……。
 結果、何杯のんだんだろう?
 気がついた時には酔っていた。やっぱり1人でのんでいると酔うね。

 もう仕事はできない。
 寝よ。
 朝だしね。
 ……朝なのにベロンベロンだ。
posted by 土田英生 at 05:03| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月05日

一つずつ。

 ドラマ脚本の締切りも迫っていてとても苦しい。
 他にも書かなければいけないものがあるし、返信していないメールもたまっている。
 劇作家大会の準備もあるし、俳優育成講座の準備もある。
 
 東京講座は応募を締切った。
 たくさんのご応募、ありがとうございます。
 しかしだ。これからメンバー20人を選ばなければならない。
 昨日の昼間、書いていただいた文章を全部読み、暫定的に絞ってみたら43人になってしまった。
 相当難しいね、これは。だが、一人一人とちゃんと付き合おうと思ったらやっぱり20人が限界だ。
 
 なんとかして一つずつやるしかない。
 
 今日は部屋にこもって仕事を確実に終わらせて行こう。
 絶対に絶対に一歩も外に出ない。
posted by 土田英生 at 06:36| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月10日

ああ……。

 朝が締切りだった。
 8時には提出するつもりだった。
 メールで送ったのは16時半。
 
 遅れたことに落ち込んでいるでのはない。
 それだけ遅れながら、結局、送った原稿が……あれではダメなのだ。
 力の入れどころが分からないままに終わってしまった。
 いいアイデアも思いつかなかった。
 
 不安になるのはこういう時だよね。
 他人からダメだと言われても、まだ自分で書けたと思っている時はいい。
 「ふん、なんでこの素晴らしさが分からないんだよ」と、思っていられる。
 しかし自己評価がボロボロの時は、救いようがない。

 ああ……。
posted by 土田英生 at 00:57| 東京 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月12日

明日から劇作家大会!

 明日は劇作家大会で豊岡に行く。
 今は京都の自宅に戻っている。

 ……考えてみたら東京から直接行けばよかった。
 「移動は東京からですか? 京都からですか?」と、質問されたのはいつだったのか。
 その時は京都にいると思っていたので、「京都です」と堂々と答えた。
 なので電車のチケットなどは京都と城崎温泉の往復でもらった。

 しかし、ドラマ脚本の締切りと劇作家大会はしっかりと重なってしまった。
 昨日も打合せだったので、東京にいた。
 今日の夜、なんとか京都に戻って来た。
 
 そして……やることが山積している。
 だからまだ眠れない。
 劇作家大会の準備もまだ終わっていないのだ。
 リーディングにも二つ出演することになっているが……不安だ。
 しかもだ。青木豪プロデュースの方は踊りまである。先日、稽古が行われていたようで、参考映像を見せてもらった。鴻上さんとか横内さんが踊っていて吹いた。ただ笑って見てしまった。
 笑っている場合ではない。私も踊るのだ。
 なのに……私は全く稽古をする時間がないのだ。
 当日の稽古も、他の企画と重なっていて参加できない。大丈夫なのか……?

 というようなカオスな感じの劇作家大会は明日からです。皆さん、城崎で一緒に温泉につかりましょう。
 →
 
 温泉といえば裸だ。

 で、裸といえば……今日、風呂に入る前に体重計に乗ってみた。
 また、痩せていた。
 マックスの時から13キロ減だ。
 そろそろダイエット本でも出そう。
 嬉しくて、ここに載せようと思わず裸の写真を撮った。
 しかし……でやめた。
 ふざけて裸になっている分にはいいのだが、直立していて間抜けだったのだ。
 
 さてと、早く寝ないと。
 仕事を終わらせよう。
posted by 土田英生 at 03:35| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

身体を振る劇作家大会。

 12日に徹夜のまま豊岡に向かった。
 劇作家大会の開会式に出る為だ。

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 城崎温泉は久しぶりだが、とてもいい温泉街だ。

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 しかし、全く温泉を楽しむ余裕はない。
 今日は朝から『劇作の鉄人』という企画の司会、それが終わると街角リーディング。
 この街角リーディングは精神が鍛えられた。
 街角に立って、戯曲を読むのだ。
 しかも1人で一本の短編を全て読む。
 
 私は南河内万歳一座の内藤さんと一緒に回った。
 二人はそれぞれ別の戯曲を読む。
 いやあ、途中から快感にすらなってしまった。
 終わって記念撮影。

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 打合せなどがあってから、中打上げ。
 色んな人と喋った。
 後半、長塚圭史君、前川知大君と何だか熱く演劇について喋っていたら、知らない間に解散になっていた。
 マキノさんと二人でブラブラ歩いて帰った。
 
 城崎には七つの外湯がある。
 温泉に来た人たちは、それを浴衣姿で回ったりする。
 せっかくきたのだ。なんとか温泉には入らないと。

 そう思って、20分だけ空いた時間に一番いいといわれている「御所の湯」に入ってみた。

 
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 私は受付を済ませて中に入った。
 とても気持ちいい。
 入っていたのは15分くらいだが、それでも気持ちが落ち着いた。
 しかしだ。
 周りと私はなにがが違う。
 そうなのだ。タオルを持たずに入ってしまったのだ。
 
 どうしよう?
 出ようと思うと「体を良く拭いてからお上がり下さい」と書いてある。
 拭くものがない。
 取り敢えず脱衣所にそっと戻り、手で隠しながら受付に向かって顔を出す。
 ……小さく「すいません……」と言ってみた。
 しかし、誰もいない。
 早く出ないと、次の企画があるのだ。

 私は浴場に戻り、体を振った。
 小刻みに震わせた。
 まるで濡れたときの犬だ。
 必死で振っていると、外国人のお客さんが私をじっと見ている。
 これが日本の作法だと思ってしまうのではないかと心配になった私は、困った表情をつくってみた。
 彼は笑ってくれた。きっと、理解してくれたんだと思う。
 
 明日も『劇作の鉄人』の司会、『青木さんちのシェークスピア』の出演、そして『レセプションパーティー』の司会と忙しい。
 しかし、絶対に合間に温泉には入ってやる。
 今度はタオルを持って入る。もう体は震わせない。
posted by 土田英生 at 01:55| 兵庫 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月17日

気分転換。

 昨日の夜、劇作家大会から戻って来た。
 ……本当に疲れていたようだ。 
 温泉にでも行きたい気分だった。
 いや、大会が開かれていたのは城崎。関西屈指の温泉地なのだ。
 なんだ、この矛盾は。
 
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 体力的な疲れもあるが、精神的にも疲れた。
 人が集まれば色んなことがある。
 楽しいことも、そうでないことも。
 エゴのぶつかり合いもあるし、考え方の違いもある。

 人と人をつなぐ回路についてつくづく考えさせられた。
 
 とにかく、何かによって人が分断されることが怖くて仕方ない。
 誰とでも緩やかにつながっていたい。
 そして、つながる理由を外側に求めたくない。
 「演劇をやっている人同士だしね」「同じ出身地だもんね」「日本人だしね」
 まあ、なんでもいい。
 人は区別をせざるを得ない生き物だとは思う。
 そして、一旦、区別をすると、それは選別につながり、どっちが優位か自然と競い合いたくなる。

 自分の中にもそうした気持ちがあることは感じている。

 だからこそ、理性が大事なんだと思う。
 区別してしまうことはとても楽だ。そして……どうやらそれは気持ちいい。
 自分の仲間はどこまで。それ以外は敵。
 仲間である確認材料を外側に求め、それが踏み絵になる。
 
 私にも嫌いな人はたくさんいる。
 だけど好きな人はもっといる。
 好きな人たちと別れたくない。チーム分けされたくない。
 
 演劇などの表現活動には、そうしたものに抵抗する回路を提示できる可能性があると思いたい。
 
 ……明日の朝が締切り。
 はっきりいって、とても苦しい。
 しかし、なんとしてでも書き上げなければ。

 今、近所を散歩して来た。
 嵐山はやっぱり水がきれいなんだなあと思った。
 水の周りに蛍がたくさん飛んでいたからだ。
 コーヒーを買って、しばらくぼうっと座り込んでいた。
 さて、帰ろうと歩き出すと……道を鹿が走って逃げて行った。

 少しだけ気持ちが癒された。
 
posted by 土田英生 at 01:53| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

性格は変わらない

 京都から東京に向かう最後の新幹線は21時34分発だ。
 それに乗って、今頃は下北沢でこれを書いているはずだった。
 しかし、まだ京都にいる。
 仕事部屋を片付け、色々していたら間に合わなくなっていた。

 ここにも書いたことがあるが、私は小さい時から落ち着きがない。
 何かをやりかけのまま、次のことをやり始める。
 それがいくつも重なって何をしているのか分からなくなることがしょっちゅうあった。

 小学校の二年生まで通知表はオール1に近かった。
 ちゃんとテストを受けられなかったからだ。
 最初の一問を書いたところで飽きてしまい、裏に絵を描き始める。それに飽きると立ち上がって走り回る。鉛筆を投げたり、奇声を発したりして皆に迷惑をかけていた。
 
 今は社会生活を送れているので問題はないのだが、そうした傾向は大人になった現在もある。
 
 今日もそうだった。

 東京に行く為に荷物を詰めていた。
 準備は後1時間ある。余裕だ。
 と、万年筆が目に入った。
 私は最近、筆記具は万年筆しか使わない。黒と赤を一本ずつ。
 「あ、そうだ、インクだ」と、思った。

 ここで万年筆の説明をしなければいけない。
 万年筆はインクが切れたら終わりだ。
 カートリッジ(プラスチック容器に入った使い切りのインク)を挿して使ってもいいのだが、私はコンバーターというものを使っている。インクがなくなったら、ペン先を瓶に突っ込み、吸い上げてインクを補充する。

 私が今使っている万年筆は、黒がパーカー製、赤はプラチナ製。

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 インクはメーカー毎のものを使わないと、詰まってしまったりする。
 なので、小分けにして持って歩いている。
 そのインクが少なくなっていたので補充した。

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 これで大丈夫だ。

 しかし、万年筆だけで意外と時間がかかってしまった。
 さらには手がインクだらけになってしまった。赤が指にべっとりついている。これで殺人現場にいたら、絶対に疑われる状態だ。

 洗面所に行って、手を丁寧に洗った。
 と……皮がめくれていることに気がついたので、ハンドクリームを塗って手のケアをした。
 クリームを塗っていると爪が気になったので、爪を切った。
 
 ああ、時間がなくなってきた。
 服をスーツケースに詰めよう。
 ジーンズなどを何本くらい持っていこうか……と、引き出しを開けた。
 
 と……痩せる前に買ったものが目に入った。
 もう、これ、はかないよな……。
 いや、どうなんだろう?
 ……引き出しにあるものを片っ端から出して、はいてみた。
 ブカブカのものと、今でもはけるものを選別しようと思ったらしい。
 今やらなくてもいいのだ。

 終わった時には出かける時間になっていた。
 まずい。これでは間に合わない。
 さっさと荷物を詰めよう。

 パソコンを切ろうと思った。いや、最後にメールのチェックをしよう。

 ……気がつけば、返信を書いていた。

 間に合わなかった。

 明日の朝早くに起きなければいけなくなった。
 
 もちろん、本当に行かなければダメな時は、ちゃんとやれる。
 大人だからだ。
 心のどっかで明日の朝でもいいやという気持ちがあったんだと思う。

 しかし……性格は変わらない。
 努力しているのに。

 落ち着いた大人になりたい。
posted by 土田英生 at 01:59| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

常に寂しく、常に懐かしく。

 人には現状を維持したいという欲求がある。
 これまでの自分を変えることに対して、潜在的に抵抗をする。
 「あっちの方がいい」と分かっていても、「これまでなんとかうまくやっていたんだから」という意識が働くらしい。だからなかなか人は変われない。

 そんな大げさな話ではない。
 場所についてだ。
 ……私はこれまで何度も引越をしてきた。
 そしてその度に、切なくなって来た。
 最初は高校に入学したとき。私は寮で暮らすことになった。
 家から自転車で10分の距離だったのに。
 週末だけ家に帰るというシステムだったのだ。あれは寂しかった。まだ、15歳だったし。

 大学に入学して京都に移った。
 初めての夏休み。名古屋駅に降りた時はたまらなく懐かしかった。駅のきしめん屋さんの匂い。
 たった半年なのに、独り暮しが初めてだったせいもあって、「おお、帰ってきた」という感慨に浸った。
 
 それからは引越しを繰り返した。
 常磐(京都)→山ノ内(京都)→堀ノ内(東京)→有栖川(京都)→出町柳(京都)→聖護院(京都)→壬生(京都)→梅津(京都)→シェパーズブッシュ(ロンドン)→梅津(京都)→嵐山(京都)。
 まあ、京都の中でウロウロしている時には感慨もなにもないのだが、それでも近所にあった様々な生活と別れて寂しい思いをした。大学中退して東京にくるときやロンドンから去る時などは、とても寂しかった記憶がある。
 そしてすぐに新しい場所に慣れた。

 公演などで一ヶ月くらいどこかに滞在していても同じ気持ちになる。
 去る時は寂しく、久しぶりにその場所へ行くと懐かしくて嬉しい。

 で。
 現在、私は京都の嵐山に住んでいる。
 それ以上に東京の下北沢にいる。
 しょっちゅう行ったり来たりしている。

 すると毎回、小さくそんな気持ちになるのだ。
 しばらく東京にいると、京都に戻る時に少し寂しい。「ああ、さようなら下北沢」と思う。
 なのに、京都駅についた途端、「ふう、京都だあ」と嬉しくなる。
 そして京都から東京に向かう時「もう行かなきゃいけないのか」と寂しくなるのに、下北沢の駅に着いた途端、「おおお、戻ってきたぜ、みんな」という気分になる。
 
 常に寂しく、常に懐かしく。
 一々大げさな私は……心がもたない。
posted by 土田英生 at 02:54| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

ぐるぐる回る

 昨日も更新しようと思ったのだが、書いていたら内容が暗くなってしまったのでやめた。
 大体、これは誰かから頼まれて書いている訳でもなければ、誰かに向けて書いている訳でもない。
 じゃあ、なんなんだ?
 はっきり言って自己満足だ。

 ……文章を書くと落ち着く。

 だったら誰にも見せずにこっそり日記を書けばいい。
 高校生の時は三年間、毎日日記を書いていた。
 なにをとち狂ったのか、表紙に油性ペンで「心」と書いてしまい、とても慌てた。
 誰かに見られたらどうするんだ?
 慌てて、上からなぞり、絵にして誤摩化した。
 変な団子のような絵になった。
 しかし、よく見ると「心」という字の部分だけが濃くなっていて、さらに恥ずかしい表紙になった。

 ネットが発達して、こうして日記風のものを外に向けて書くようになった。
 一旦、そういう快感を得るとダメだね。
 誰にも読まれない文章を書くだけでは、なんだか寂しいのだ。

 そういう意味では台本を書く時も同じだなあと思う。

 発表する作品はエンターティメントでありたいと考えている。
 エンターティメント。entertainment。
 entertain(楽しませる)という動詞の名詞形だ。
enter(間)+tain(保つ)。間を保つもの。つまり、ある時間、他人を楽しませるものだ。

 しかし、書く時は常に、自分の抱えている問題から出発する。
 自分の悩みや、世の中に対する怒り、そういう個的な気分や考えをいかに普遍化して行くか。

 そういう時、気取ったことを書いても観客の共感は得られない。
 「お前のことなんて知らねえよ」と言われて終わりだ。誰だって自分が可愛い。他人の自己満足にお金を払って付き合いたくない。
 だから書く時は、プライドを捨てて、恥部をさらけ出す努力をする。
 みっともない姿を、人に笑ってもらう。
 それが面白く描ければ、人は笑いながら「ああ、俺にもそういう時あるよ」と共感してくれたりする。
 実際に書き上がった作品だけを見てもお客さんには分からないのかも知れないが、自分自身ではとても恥ずかしく感じる台詞が結構ある。笑いをまぶしたりして誤摩化したりするが、悲痛な叫びだったりするのだ。
 時々、するどい人がいて、アンケートなどに書かれてしまう。
 そういう文章を赤面しながら読み、ただ、こっそりその人に連絡したい気分になる。
 ああ、分かってくれたと甘えたくなったりする。

 演技だって一緒だ。
 「俺、格好いいだろ」「私って素敵でしょ」という自意識たっぷりの演技をされるとウンザリする。
 いかに「そのまま」をさらけ出すのかが大事だ。
 これは難しい。
 さらけ出し方に、少しでもアピールが入ると結局同じことになってしまうからだ。

 その為には自分の意識ですら気づいていないような、そういう部分まで投げ出す覚悟が、表現する人には求められる気がする。
 
 なんの話をしたいんだろう?
 
 そうだ。
 どうも……気分的にもう一つな状態が続いている。
 昨日、簡単に分析できそうな夢を見た。
 ……グルグルと回りながら階段を上っていた。
 上がりたくないのだ。なのに下から何かが追いかけてくる。
 これ以上、上に行くと、誰もいないのだ。そのことを私は知っている。
 寂しい。なのにもう私は下に降りられない。
 
 あれはどこだ?
 ロンドンのモニュメントだ。
 ロンドン大火記念塔。1666年のロンドン大火を記念して(?)……いや、おかしいな、それを忘れないようにということにしておこう……とにかく、そうして建てられている塔だ。

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 中の階段を上れるようになっていて、上ると証明書をくれたりする。
 私は一度だけ上って懲りた。
 夢に出てきた階段は、モニュメントの中の階段そっくりだった。

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 寂しさを感じない人などいない。
 本来、どう生きていても、人は孤独だ。
 友達、家族、仲間……とにかく、どんなに一緒に人といても、それでも存在自体が孤独にできている。
 それにどう対処し、馴れ合って行くか。

 高校の時の日記にもそんなことばかり書いていた。
 そして、今もここにそんなことを書いている。
 進歩がない。

 ……ああ、ぐるぐる回る。
posted by 土田英生 at 05:32| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月25日

俳優育成講座、その他。

 7月3日から「私流俳優育成講座」(東京)がスタートする。→
 飛び飛びのスケジュールで12回。予定を組みにくかったと思うけれど、それでもたくさんの方にご応募いただいた。オーディションも嫌だが、書類選考も辛い。判断の基準は文章だけだからだ。
 知り合いもいたりするし、随分と悩んだが、私なりに真剣に考えて選ばせてもらった。今回は20名ずつの5箇所で100人と出会う。他の会場はまだ募集中なので20代の皆さん、よろしくお願いします。

 なんか、ワークショップというと、日本ではカルチャー教室的な要素がある。まあ、これだって「育成講座」と銘打っているので教室的なニュアンスもあるが、本来は、ワークショップはものを創る為の工房なのだ。互いに様々試してみて、作品が創れるかどうかを探る場所だ。相性もあるだろうし。
 だから私も講師というような立場ではなく、演出として色々試させてもらうつもりだ。

 100人と出会い、最終的には10人くらいの俳優が、仲間として残ってくれればいいくらいに考えている。
 友達を増やせばいいってもんじゃないしね。
 自分にとって大事な人を見つけ、その関係を維持することの方が大切なのだ。
 
 ……それにしても……やることが多くて頭が痛い。
 どうも私自身の調子も良くない……ようだ。
 こんなことで夏から秋にかけて乗り切れるのだろうか?
 単発ドラマの脚本、舞台の台本、そして台本ではない長編を一つ、それからは来年始まる連続ドラマの脚本。
 秋には千葉雅子さんとの二人芝居で全国を回るし、来年に頭にはMONOがある。これも新作にするつもりだ。

 そして……近いところでは……大田王。
 →
 
 のんびりと構えていたが、ただ出るだけで済まないはずだ。
 ここでも何か考えなければいけない。
 みんな、大丈夫なのか?
 
 ま、色々やりながらも、自分にとって大事なことをしっかりつかまえ続けて頑張ろう。

 これから40年間は現役でやってやる。
 と、今日、脈絡なく思ったりした。……調子悪いくせに前向きだな、私。
posted by 土田英生 at 01:26| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月27日

健康です。

 今、長々と書いたものを全部消した。
 おかしな内容になってしまったからだ。
 自分ではそこそこ論理的な思考の持ち主だと思っている。
 なのに、さっき書いた文章はやたらスピリチュアルなものになってしまった。

 「身体にきく」ことが大事だという話を書きたかっただけなのに。

 仕事なんかでも、条件はいいのになんだか乗らない時がある。
 頭ではやるべきだと思うのに、話を聞いていてどうも胃の辺りが重たい。
 そういう場合、実際にやってみるとやっぱりダメだったりする。
 ダメな原因は終わってみるとよく分かる。
 しかし……それを身体は最初から知ってたというようなことを書きたかったのだ。
 身体が知ってるというより、経験などから、ダメな理由も無意識は分かってるという話だ。
 意識化できないので、頭では判断できないのだ。
 これまでやってきた仕事でも、うまく行ったもの、後悔しているもの、ほぼ100パーセント、最初に乗り気になったかどうかと一致している。だから「身体が乗らない」時は、やらない方がいいね、という話を書きたかったのだ。人付き合いや恋愛だってそうなのだ。
 条件よりも、無意識に聞いた方が正しく判断できたりする。

 いや、書き直してても、やっぱりおかしな方向に行きそうなのでやめる。

 昨日は中野で空晴の『こっからの、距離』を観た。→
 三作くらい観た中で一番好きだった。
 岡部さんが心配そうに私に言った。『大丈夫ですか? 病気じゃないんですよね?』
 ……痩せたせいだ。

 今日は高円寺でミナモザの『WILCO』を観た。城崎の劇作家大会で公開稽古も見ているが、やっぱり本番はブラッシュアップされていたね。→
 トークに出演していた谷岡さんとも久しぶりに会った。
 谷岡さんはイギリス演劇の専門家で、私は……おそろしいことに……一度、スコットランドの劇作家の作品を共訳させてもらったことがある。
 谷岡さんも私に言った。
『痩せましたけど、どこか悪いんですか?』
 ……。

 昨日、空晴の帰り、下北沢で知り合いの店に寄った。
 時々、ここに1人で立ち寄る。
 店をやっているのはまだ二十代の男女。
『土田さん、大丈夫ですか?』

 ……これから健康診断の紙を持って歩こう。

 さっきの無意識の話ではないが、アメリカの心理学の実験で、皆が『大丈夫?』と心配そうに聞き続けたら、その人は次の日に本当に具合が悪くなってしまったらしい。
 聞かれているうちに、その人の無意識が『私はそんなにおかしいのね』と判断してしまったのだ。
 この調子で行くと、私は倒れてもおかしくない。
 皆に同じことを聞かれ続けているからだ。
 私が健康だと力説していたら、店の二人がなぜか似顔絵を描いてくれた。

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 似てる気もする……けど、どうなんだ?

 あ。
 下に載せたこの写真は、知り合いから「痩せたって聞きましたけど、どれくらいですか?」というようなメールをもらったので撮ったのだ。一応、説明しておかないと、自分撮りが趣味だと思われてしまう。いや、自意識過剰か。

 で、最後に。
 私は病気ではありません。
posted by 土田英生 at 06:20| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

意味不明な理屈を思いついた挙げ句、アーモンドとジェルを持って歩く。

 昨日というか、今日というか、このページを更新して時計を見たら朝の6時半だった。
 さて寝ようと思ったが、どうせ夜には京都に戻るのだ。
 今日の打合せはない……と、思う。
 あるのは締切りだけだ。脚本の書き直しだが、原稿はほぼできている。
 後、三時間くらいやれば終わる。
 きっと提出は二日後くらい。

 大丈夫だ。

 このまま京都に移動して、自宅で寝ればいいということに気づいた。
 朝の新幹線に乗った。なぜか車内では眠れなかった。

 iPhoneで「アーモンドでダイエット」という記事を読んでしまった。
 最近、東京でも私はよくアーモンドを食べる。
 なるほど、そんなにいいのか。
 これからはアーモンドを私のお供に加えよう。もうあんパンとはさよならだ。
 これまでありがとう、あんパン。これからよろしくアーモンドだ。
 
 家に着いたのは10時半。
 徹夜だというのに眠くない。
 どうしよう。もちろん、仕事だ。原稿を仕上げるべきだ。

 しかし……ちょっとだけ、関係ないことをしたい。
 
 ……そう言えば、自作のペンケースが気に入らない。
 作り直したいなあと思っていた。

 まてまて、そんなことをしている時間はない。
 
 革のハギレを少しだけ見てみる。
 ペンケースをつくるくらいはある。
 型だけ書いてみよう。
 そう思って、革に線を引いた。
 線を引くと、順番からすれば切らなければいけない。
 ……気がついたら革を切っていた。
 切ったら縫わなければいけない。
 そして……縫い始めていた。

 ダメだ。このままでは作ってしまうではないか。
 寝よう。
 寝て、夜に仕事をしなければ。
 明日はワークショップだし、他にもやらなければいけないことは山積しているのだ。

 ベッドに入った。
 しかし眠れない。

 寝転びながら、髪も切りにいかないとなあと思った。
 京都の美容室……10年以上通っているが、半年くらい行けていないのだ。
 東京で済ましてしまっている。
 あ、そうか。歯医者にも行かないといけない。

 ベッドから飛び起きて電話をした。
 まずは美容室。
 と……知らない女性が電話に出た。
 普段ならSさんが出て、「あ、こんにちは」などと挨拶してくれるはずなのに。
 もしかしてやめちゃったのか?
 とにかく夕方に予約を入れる。
 次は歯医者だ……。
 と……その時、マネージャーから電話があった。
 
『京都に戻ってるんですね。で、原稿はどうですか?』

 私は張り切って答えた。

『ほぼ終わっています』
『だったら、それを送ってもらえますか?』
『今ですか?』
『ですねえ』

 そうか。
 そう来たか。
 これはまずい。
 まだ、三時間くらいはかかる気がする。
 美容室と歯医者に行きたいことなども伝え、夜まで待ってもらうことにした。

 よし。
 取り敢えず眠るのはやめてパソコンに向かった。
 仕事を先にやろう。
 しかし……乗らない。
 縫いかけのペンケースが気にかかる。チラチラと視界に入る。
 いや、絶対にダメだ。

 ……ああいう時の奇妙な理屈はなんなのか?

 まず、私は歯医者に行くのをやめることにした。
 で、歯医者に行くとしたら三時間はかかると計算し、だったらその三時間は仕事をしなくてもいいという、不思議な理屈に辿り着いた。

 で、ペンケースを縫い始めた。
 完成してしまった。

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 そして……美容室に行った。

 行ってみると、私の髪を切ってくれている店長のKさんも、派手な顔立ちのSさんもいて安心した。
 久しぶりにベラベラと喋った。
 相変わらずSさんのシャンプーは気持ちいい。
 本当にこの人は上手なのだ。変な意味ではなく、指の動きが妙に官能的なのだ。
 Kさんも、痩せた私に似合う髪型を一生懸命考えてくれた。
 カットが終わると、『ワックスじゃなくて、ジェルなんかで立てもらった方がいいですよ』などと、スタイリングをしながら事細かに教えてくれる。

 髪を切り終わって、さっぱりした。
 私は家まで歩くことにした。
 30分くらいはかかるが、いい運動だ。

 途中の薬局でさっそくジェルを買った。
 ……失敗した。
 レジで「袋はいりません」と言ってしまったのだ。
 私が今日、肩からかけていたカバンはとても小さい。
 財布、タバコケース、iPhone、キーホルダー、それだけでパンパンなのだ。
 店を出て、なんとか工夫をするが、どうしてもジェルが入らない。
 隙間を詰めたりして試してみるが、ジェルを無理矢理入れると、カバンがしまらない。

 仕方ないので片手にジェルを持って歩いた。
 まるでリレー選手だ。
 タスキの代わりにカバン。
 バトンの代わりにジェルだ。

 スーパーがあった。
 私はひらめいた。
 ここでアーモンドを買おう!
 これからの私のお供なのだ。よろしくアーモンドなのだ。

 並みの男なら、『ジェルですらカバンに入らないというのに、アーモンドまで買うのか? どうしてだ? お前はなんて向こう見ずなんだ?』と、情けない声で私に語りかけるだろう。
 ふふふ。そこが修羅場をくぐり抜けてきた、私との違いだ。
 私には考えがあるのだ。
 わざわざ……大きな袋にたっぷりとアーモンドが入ったものを買った。
 このアーモンドを入れる為には、そこそこなレジ袋が必要だろう。
 そうなのだ。
 それをもらい、ジェルもそこに収納すればいい。

 なのに……。
 レジの女性は非情な女だった。あんな冷たい女は……修羅場をぐぐった私でも初めてだ。
 私の計画も知らずに、笑顔で言ったのだ。

『シールでよろしいですか?』
 
 『もちろん、大丈夫です』と、思わず答えてしまったではないか。

 ……店を出て困った。
 こんな混乱は久しぶりだ。
 アーモンドの袋は……あああああ……私のカバンよりも大きいのだ。

 右手にジェル、左手にアーモンドの袋を持って私は歩いた。
 アーモンドが重いので、何度も持ち替えた。

 すれ違う高校生がチラリと見て行く。
 あのな、大人の男というものはな、こういうものなんだよ。
 昔、沢田研二さんの歌にこういう歌詞があったのをお前たちは知らないだろう。
 『片手にピストル、心に花束……』
 私の場合は『片手にジェル、もう片方の手にアーモンドの袋……』だ。
 
 桂川沿いは歩いていても気持ちいい。

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 アーモンドとジェルがなければもっと気持ちよく歩けたと思う。

 そんなこんなで、家に戻り、仕事をした。
 さっき原稿も送った。
 寝よう。

 明日は起きたらアーモンドを食べ、ジェルで髪を立て、ワークショップに向かおう。
posted by 土田英生 at 02:42| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

一つだけ言えること

 今日は「京都学生演劇祭」のワークショップだった。
 寝不足で限界はずなのに、身体は割と軽かった。
 昨日も一旦は寝ようとしたのだが、外から「キュルルルル」というおかしな鳴き声が聞こえてきて……窓から見ると仔狸が三匹、道を歩いていて……その光景ですっかり目が覚めてしまったのだ。
 嵐山はなんなんだ?
 蛍は飛んでいるし、鹿はいるし、猿はいるし、三匹の狸まで。
 
 とにかく二日間、ほとんど寝ていないことになる。
 しかし元気なのだ。
 どうなっているんだろうか?

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 18歳から22歳までの20人を対象にワークショップ。
 これまで散々やってきた『間と呼吸』に、最近考えていることをプラスして13時から16時まで。
 それにしても……不思議だね。
 吸収力のいい人は、3時間の中でもグングン変化する。

 16時からは交流会。
 いやあ、みんな、可愛い。
 微妙な感じで囲んでくれたりして。
 私も久しぶりに調子に乗って喋ってしまった。
 交流会が終わり、建物を出てからも数人と立ち話をした。

 演劇を続けたいという人が多く、色々な質問を受けた。
 ただ、私のやってきていることが正しい訳でもないし、無責任なことは言えない。
「僕はこうやろうと思ってるんですけど、どう思います?」というような質問にも、「分からない」と答えてしまった。

 ただ、帰り道にふと思った。
 一つだけ言えることがあったなあと。
 
 演劇などをやっていると、生活は不安定だし、将来も心配になる。
 で、焦る。
 焦ると、とにかく何かをやらなければという気持ちになり、やることをどんどん増やす。
 スケジュール帳を埋める。
 そして忙しさの中で、充実していると思ったりする。

 これは割と落とし穴なんだと思う。

 語弊のある言い方になるが、くだらない舞台をいくらやっていてもプラスにならない。人脈を広げられるというが、ただ知り合いを増やしたところで意味はない。芝居のお誘いメールが増えるだけだ。

 やっぱり語弊あるな。

 この場合、くだらないというのは……やりたくもないこと、ただ時間と労力を取られるだけの、という意味だ。
 やりたいこと、好きなことであれば、それがどんなものであろうと、やればいい。
 そうじゃないなら、バイトしてお金を稼ぐか、家でゴロゴロしている方がよっぽど為になるということだ。

 変な芝居に出て、おかしな癖がついてしまう方が、よっぽど問題なのだ。

 ……そういう人をたくさん見てきた。
 この人いいなあと思っていても、(私が)やめた方がいいのにと思うような芝居に次々出て、中途半端な役者になって行く。
 何年か後には一緒にやりたいと思えない役者になってしまう。
 もちろん、これは私から見たわがままな思いに過ぎない。
 他の人から見れば、MONOなどに出る人を「ああ、あんなところに出て」と、感じているかも知れないし。
 だれど、辛い。

 長い間、続けて来られている人たちには……どうも怠け者が多い気がする。
 本当になにもしないのではない。
 自分の興味に真っすぐなんだと思う。
 やりたいことができるチャンスがあれば、それは必死でやる。
 しかし、やりたいことがない時は、やらない。
 お金を稼ぐか、ブラブラしながら自分を磨く。
 部屋に転がって、好きな本を読んでいるだけでもいいのだ。大体、考える時間がないと人はダメになるしね。
 
 まあ、とにかく焦るんだよね。
 それでどんどん自分がなにをしたかったのか、分からなくなっていく。
 今日もある劇団の芝居が好きだという子がいたのだ。
 その気持ちをとにかく大事にしてと言えばよかった。

 いやいや、そんなこと分かってるよね。
 大きなお世話だ。

 とにかく、私も大学生の皆と一緒に楽しめた。

 帰りの電車で、車掌さんに肩を叩かれた。
 嵐山についていた。
 私はすっかり眠ってしまったようだ。さすがに寝不足がきいてきた。
 家に帰ってきても、ソファーに座ったまま眠ってしまった。
 逆に安心した。二日間眠ってないのだ。寝て当然だ。
 
 起きてから……ちょっとだけ、革細工をしてしまった。
 まずい。
 さっきは「焦るな」と書いたけど、「少し焦れ」と自分に言いたい。
 「好きなことをしろ」と書いたけど、「好きなことだけしていちゃダメだ」と自分に言いたい。

 けど、なんでこんな革が好きなんだろ?
 カバンの中のものを出してみたら……買ったもの、つくったもの、つくってもらったもの……とにかく革で溢れていた。

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 芝居よりも革細工が好きになったらどうしよう?
 その時は革の道に進めばいいだけの話だ。
 自分でそう書いたではないか。
 
 ただ。
 演劇は……やっぱり好きなんだよねえ。
 楽しいもんね。
 まだまだ書きたい芝居もあるし。
posted by 土田英生 at 02:58| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月30日

kitt

 私はMONOの代表だ。
 そして、コントユニットであるGOVERNMENT OF DOGSのメンバー。
 私がメンバーになっているユニットはもう一つある。

 kitt(キット)。

 結成の経緯は、むかしむかしに書いた。→
 
 メンバーは男肉 du soleilの高阪勝之、岩田奈々、高橋明日香、そして私の4人だ。

 第1回公演は2012年。伊丹のAI・HALLで『梢をタコと読むなよ』を上演した。
 そして昨年の7月、駅前劇場で『ウィンカーを、美ヶ原へ』を上演。
 第1回が関西のみで、第2回が東京のみという、野望がよく分からないユニットで、さらには制作体制もグダグダだ。だから、公演をする時は、MONOがつくった制作会社であるキューカンバーにおんぶにだっこだ。しかも知り合いのスタッフにも相当な無理を頼んでいる。
 高阪は京都に住み、岩田は大阪、高橋明日香は東京、私は東京と京都を行ったり来たり。
 なかなか集まる機会もない。
 高阪×岩田は、時々、自主稽古をしているが→、まあ、簡単にいえば、活動がとても停滞しているユニットだ。

 先日、岩田奈々と電話で喋った。
 そして、今日は彼女が京都に来るというので会った。
 一緒に豚カツを食べて、ブラブラ歩きながら話した。
 そして、どうせならと高阪君も呼び出した。
 
 高阪、岩田、それぞれの近況などを喋り、そこにいない高橋についても喋り、関係のない私の失敗談も喋った。
 それからは、私の愚痴や、私のダイエットの状況や、皆が聞き飽きているであろうこれまでのエピソードも披露した。つまり、私がずっと喋っていた。

 ただ……喋りながら……。
 私にとってこの三人はなんだろうと考えていた。
 なぜ、kittというユニットを組んでいるんだろう?
 不思議な感じがした。

 しかし、そんなことを言い出したら、MONOだって同じだ。
 それぞれのきっかけで出会い、活動を共にしている間に関わりが深まり、気がつけば今も一緒に活動をしている。いつの間にやら、自分を説明する時に抜き難いものになってしまっている。
 
 高校時代に何度も読み返した、柴田翔の「されど我らが日々」の中にこんな台詞が出てくる。

「(略)そいつと自分が関わりあっているってことを、認めること─。自分が事実そういう事態にいるんだから、生きるってことは、結局その事態を認めるってことになるんだよ」

 どうでもいいが、岩田奈々はとても写真を撮られることが苦手だ。
 高阪君とのツーショットを撮ったらおかしな表情になっていたし、みなで撮ったら1人だけ暗い中にいたし、一人で撮ったら白目を剥いていた。明治時代の人だって、もっと上手に写真を撮られたと思う。夕方、豚カツを食べたときのものが一番自然だ。
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 この高阪勝之も無表情だが、仕方ない。
 普段はもっといい男だと思う。
 しかし、ツーショットは載せられないのだ。岩田奈々がおかしな状態で写っているからだ。だからこれで我慢してもらおう。
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 高橋明日香はいなかったので写真はない。私の手元にある一番最近のものは、B.LET'Sを観に行った時のものだ。……右端にその時の出演者である江間みずきさんが写っている。彼女はkittとはなんの関係もない。まさか、彼女もこんな流れで登場するとは思ってもいないはずだ。
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 とにかく、kitt。
 「縁」で片付けてしまうのは違う気がするが、彼らと関わりあっているってことを認めざる得ないね。
 
posted by 土田英生 at 03:38| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする