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MONO代表・土田英生のブログです

2014年06月19日

性格は変わらない

 京都から東京に向かう最後の新幹線は21時34分発だ。
 それに乗って、今頃は下北沢でこれを書いているはずだった。
 しかし、まだ京都にいる。
 仕事部屋を片付け、色々していたら間に合わなくなっていた。

 ここにも書いたことがあるが、私は小さい時から落ち着きがない。
 何かをやりかけのまま、次のことをやり始める。
 それがいくつも重なって何をしているのか分からなくなることがしょっちゅうあった。

 小学校の二年生まで通知表はオール1に近かった。
 ちゃんとテストを受けられなかったからだ。
 最初の一問を書いたところで飽きてしまい、裏に絵を描き始める。それに飽きると立ち上がって走り回る。鉛筆を投げたり、奇声を発したりして皆に迷惑をかけていた。
 
 今は社会生活を送れているので問題はないのだが、そうした傾向は大人になった現在もある。
 
 今日もそうだった。

 東京に行く為に荷物を詰めていた。
 準備は後1時間ある。余裕だ。
 と、万年筆が目に入った。
 私は最近、筆記具は万年筆しか使わない。黒と赤を一本ずつ。
 「あ、そうだ、インクだ」と、思った。

 ここで万年筆の説明をしなければいけない。
 万年筆はインクが切れたら終わりだ。
 カートリッジ(プラスチック容器に入った使い切りのインク)を挿して使ってもいいのだが、私はコンバーターというものを使っている。インクがなくなったら、ペン先を瓶に突っ込み、吸い上げてインクを補充する。

 私が今使っている万年筆は、黒がパーカー製、赤はプラチナ製。

IMG_3667.jpg
 

 インクはメーカー毎のものを使わないと、詰まってしまったりする。
 なので、小分けにして持って歩いている。
 そのインクが少なくなっていたので補充した。

IMG_3664.jpg
 
 
 これで大丈夫だ。

 しかし、万年筆だけで意外と時間がかかってしまった。
 さらには手がインクだらけになってしまった。赤が指にべっとりついている。これで殺人現場にいたら、絶対に疑われる状態だ。

 洗面所に行って、手を丁寧に洗った。
 と……皮がめくれていることに気がついたので、ハンドクリームを塗って手のケアをした。
 クリームを塗っていると爪が気になったので、爪を切った。
 
 ああ、時間がなくなってきた。
 服をスーツケースに詰めよう。
 ジーンズなどを何本くらい持っていこうか……と、引き出しを開けた。
 
 と……痩せる前に買ったものが目に入った。
 もう、これ、はかないよな……。
 いや、どうなんだろう?
 ……引き出しにあるものを片っ端から出して、はいてみた。
 ブカブカのものと、今でもはけるものを選別しようと思ったらしい。
 今やらなくてもいいのだ。

 終わった時には出かける時間になっていた。
 まずい。これでは間に合わない。
 さっさと荷物を詰めよう。

 パソコンを切ろうと思った。いや、最後にメールのチェックをしよう。

 ……気がつけば、返信を書いていた。

 間に合わなかった。

 明日の朝早くに起きなければいけなくなった。
 
 もちろん、本当に行かなければダメな時は、ちゃんとやれる。
 大人だからだ。
 心のどっかで明日の朝でもいいやという気持ちがあったんだと思う。

 しかし……性格は変わらない。
 努力しているのに。

 落ち着いた大人になりたい。
posted by 土田英生 at 01:59| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする