表紙に戻る
MONO代表・土田英生のブログです

2015年01月03日

新年早々、ストレス。

 正月気分など全くなく、私は焦っている。
 もう3日ではないか。

 28日に『Re:』が終り、29日の朝から12月30日の午後までは徹夜で「保育探偵」の脚本を書いた。
 提出したのは午後2時。夜には打合せが決まっていた。
 プロデューサーたちが読み込む時間が必要なので、本当は早朝までに出すと約束していたのに。
 最近はメールの件名も『遅くなってしまい申し訳ありません』ばかりになってしまっている。
 文章登録しておこうかとすら思う。
 しかもだ。
 このパターンが完全にバレてしまっている。
 結構、大幅に書き直すことになり、次の打合せは7日の午後に決まった。
 私は聞いた。

『7日の早朝までに提出ですね』

 すると、プロデューサーのAさんが言った。

『でも、そうなると……多分、土田さんは昼くらいに送ってくるから、読む時間ありませんねえ』

 失礼な。
 その通りではないか。
 ……締切りを6日の夜にしてもらった。
 
 これでも時間は足りないのだ。
 1月8日からMONO『ぶた草の庭』の稽古が始まってしまう。
 私は決めた。
 4日から脚本の直しに取りかかろう。
 それまでは放置して『ぶた草の庭』に集中する。

 31日の昼間に事務所を掃除して、荷物をまとめて京都に戻った。
 家に到着したのは22時過ぎ。
 自分の仕事部屋の掃除をして……なんとか京都で年を越せたが、そのままMONOの台本。
 翌日は愛知県の実家に帰って、その夜もノートの前にいた。

IMG_5296.jpg


 しかし……やっと形が見えてきた。
 人物や背景が決まった。
 ここまでがキツい。
 バックボーンが完全に固まれば、後は登場人物を配置するだけだ。
 そうすれば勝手に台詞は出てくる……はずだ。
 これだけしっかり準備をしたのも久しぶりだ。
 最近は結構、勢いで書いてしまっていたしね。
 
 それにしても……2015年は1日からいきなり徹夜してしまった。
 カーテンを開けて窓から外を見ると、こんな景色になっていた。

IMG_5299.jpg


 2日、毎年大須に行くことにしているのだが、今年は時間がない。
 だから京都に戻る前、名古屋駅周辺で買い物をした。
 ブルゾン、腕時計、万年筆、リュック。

 私はストレスがたまると買物をしてしまう。
 周りからは『外見は色黒男、内面は女子』ともっぱら評判のアンバランスな男だ。
 外ではタイ料理ばかり食べ、家ではドライフルーツとアーモンドばかり食べる。
 すぐにカルディに立ち寄る。まあ、これはコーヒー豆を買いに行くからだけど。
 アロマなども好きだし、常にリップを塗るし、風呂上がりにはやたら爪を切る。

 なんだ、このアンバランスさは。
 
 で、今日は一日中、MONOの台本を進めた。
 本当は水沼君たちがやっている落語に行きたかったのだが、どう考えても時間がない。
 明日からはドラマに戻る。
 今からまだまだ頑張らなくてはいけない。

 新年早々、ストレスはマックスだ。
posted by 土田英生 at 19:36| 京都 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日

感謝。

 1月3日から更新が途絶えているね。

 3日までMONOを書き、4日に東京に移動してドラマ脚本の改訂に取りかかった。
 5日も一日中パソコンの前に座り、結局は徹夜で書き直した。
 6日朝の10時過ぎに脱稿。
 終わった時、いけるかいけないかが手応えとして分かるのだが、今回はどうにも分からない。
 書けたような気もするし、全然ダメだった気もするし。

 午後からその原稿を元にした打合せがあった。
 
 自分で行けたと思っている時、プロデューサー達もほぼ機嫌がいい。
 大体、意見は一致するもんだ。
 そういう意味では今回のプロデューサー達はとても信頼できる。

 だから書けた時は、会議室に入るとすぐに、冗談を言い合い、笑いながらそのまま打合せに入れる。
 しかし自分でダメだと思っている時は……やはり向こうも渋い顔をしている。
 そういう時は私だって申し訳ないという態度で臨む。
 
 ただ、今回は自分でも分からないのだ。
 書けたのか書けてないのか。
 しかも仮眠をとったら寝過ごしてしまい、三十分遅刻してしまった。取り敢えず、それだけはきちんと謝らなければと思いながら会議室に入り、すぐに周りの表情をうかがった。

 ……瞬時に理解してしまった。
 書き直しはダメだったのだ。
 テレビドラマなどをやり出してからも随分と経つ。知らない間に、そういうことを察知する能力が備わってしまっている。
 
 意見を聞いているうちに、ダメだった点が分かり始め、やがて意気消沈した。
 そうだ。
 全然ダメなのだ。
 しかも、いつもなら話していれば解決策が出て来るのに、どこが問題かすら明確にならない。
 迷路に入り込んでしまった。
 話がシンプルに通っていないのだ。

 落ち込んだ状態で局を出た。
 調子が悪いせいか、コンビニで買ったツナマヨのおにぎりも、包装紙がキレイに取れない。
 強く引っ張り過ぎて、半分に割れてしまったりする。
 ご飯がボロボロ落ちるのを見たていたら哀しくなって来た。
 ダメだ。
 私はダメなのだ。

 下北沢で待ち合わせて、まだ20代である女友達からの相談を一時間半だけ聞いた。
 みんな、それぞれの場所で、様々なことに悩んでいる。
 頑張ろうと思い直した。

 事務所に戻る。
 京都に戻る為に荷物を段ボールに詰め、宅配便で送る。

 そして……夜。
 本当は眠りたい。
 しかし、ドラマを直さないといけない。
 いやいや、その前にMONO『ぶた草の庭』の台本だ。
 次の日が稽古初日なのだ。
 
 結局、再び徹夜だ。
 まぶたの痙攣が止まらない。
 ある程度は台本もあるし、このまま諦めて眠ろうかと思った。
 と……今回のMONOに出演する役者さんから、違う用件だったけどLINEが来た。

 いや、書かなければ。

 翌日の午前中……なんとか全員が登場する場面まで書き終わった。
 新幹線の中で眠り、名古屋の手前で起き、再び台本を直す。
 京都芸術センターに急ぎ、台本のデータを渡す。
 間に合った……と、いうことにする。

 顔合わせをして、本読み。

 それにしても……。
 やっぱり劇団の稽古はいいね。

 25年続けていても、変わらず真剣に取り組める。
 こんな環境があることに感謝だ。
 集団で作品を創作する時、やたら厳しくなって抑えつけてしまうのも、解放しすぎてだらけてしまうのも、そのどちらもダメだと思う。個々が自然体で存在しながら、それでいて集団のモチベーションを維持することはとても難しいのだ。
 そのバランスを保つには、メンバー全員の協力が必要だ。

 稽古初日、説明した私の言葉はグダグダだった。
 伝えたいことはあるのだが、自分でもどうすればいいのか見えていないのだ。
 ただ、今のままではダメだという思いだけが先行してしまい、私が言っていることは相当分かりにくかったと思う。それでも休憩中に意見をくれたりして、逆に私が何をしたいのか気づかせてくれた。
 
 出てもらっている他の役者さん達も同じだ。
 思いを共有してくれる人だと判断して声をかけさせてもらっている。
 妙なプライドや、力の見せ合いをする現場がとても嫌いだ。

 真面目にああだこうだと言い合い、笑いながら真摯に作品を創りたい。

 今日は稽古三日目。
 もたい陽子さんも東京から合流し、やっと全員揃った。

15.1.10.jpg


 絶対に面白い作品にしてやる。
 だから1mmだって手を抜かない。
 
 まぶたの痙攣や腰の痛みくらいなんでもないね。

 『ぶた草の庭』の特設サイトがリニューアルされています。
 トップページで動いている文字をクリックすると、様々な情報が見られます。
 ちなみに私は最初それが分からず、字が動くデザインだと思い込んでいました。
 →特設サイトへ

 ……さてと、ドラマの書き直しをしよう。
 そして、明日も稽古を頑張る。
posted by 土田英生 at 03:51| 京都 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月14日

リサイクル

 昨日は週一回の稽古休み……しかし私は難航しているドラマの脚本書き。
 前の日から徹夜して、夕方に提出。
 東京へ移動した。しかし新幹線の中では一睡もできなかった。
 ただ、じっとしてたのではもったいない。
 どうせなら有効利用しようと、車内でずっとMONOの台本を書く。
 なんてエコなんだ。

 私は分別もきちんとするし、空き箱や段ボールですぐに何かを作る癖もある。
 そうだ。リサイクル脚本家として売り出していこう。早速、再生紙を利用して名刺を作らなければ。

 そして今日の朝からドラマの打合せ。
 まだ書き直しはあるが、やっとトンネルを抜けたと感じられた。次で準備稿にしなければ。
 だって、次はすでに第四稿だし。
 時間がかかり過ぎている。

 脚本は最初にまず書いたものを『初稿』として提出する。
 そのままオッケーということはあり得ない。
 自分自身でも不備を感じることが多いし、書いてみて分かることもあるので、まあ普通は書き直す。

 それを『第二稿』として提出する。
 ここからは出来が良ければ、細かい直しをして『準備稿』になる。
 一度製本されるのだ。『白本』と呼ばれる状態で、表紙は白いままだ。これが関係者に配られる。
 そして問題点があれば、細かく直す。

 ただ、出来が悪ければいつまで経っても準備稿にはならない。
 第三稿、第四稿、第五稿……と、延々と書き直しは続いてしまう。
 ちなみに私は最高で第二十一稿まで書いたことがある。
 あの時は……もう何をしているのか全く自分でも分からなくなってしまった。
 
 そういう意味では準備稿まで行くと、その先はすぐなのだ。
 そこから細かく直した脚本が、今度は表紙付きで製本される。

 ふふふ。
 これが『決定稿』だ。
 まあ、間に『決定準備稿』という曖昧なものが挟まることもあるけど。
 とにかく『決定稿』で終りなのだ。

 いやあ、いい響きだね。決定稿。
 決定だしね。もう覆らない訳だしね。
 脚本を書いていてホッとするのは製本された脚本を渡してもらった時だ。
 表紙にはちゃんと決定稿と書かれていたりする。
 いい言葉だ。決定稿。
 これからは座右の銘を聞かれたら『決定稿』と答えよう。
 再生紙で作った名刺、名前の横にこの言葉を書き添えておいてもいいね。

 連ドラをやっていると、段々と製本された本が増えていく。
 これもちょっとだけ嬉しいのだ。
 仕事部屋の本棚。

IMG_5376.jpg

 
 今、書いている本だってここに並ぶはずなのだ。

 そんな『保育探偵25時〜花咲慎一郎は眠れない!!』はいよいよ今週の金曜日からスタートです。
 番組HP→
 
 始まるのは嬉しいけど……。
 気にしないでおこうと思いつつも、毎回出る視聴率が嫌なんだよね。
 ま、そんなものは結果だし。私は頑張って脚本を進めるだけだ。
 大好きな決定稿に向けて頑張るだけだ。
 
 で、今日の打合せ。
 いや、その前に。
 どうでもいいけど、脚本のプロットなどを手伝ってくれている政池君と根津君も毎回打合せにはやってくる。
 今日、始まる前に撮った写真。

IMG_5365.jpg


 二人ともとても優秀で、私は助かっている。
 いる、いるのだが……なんで無意味にいかついんだろう?
 まずは髪の毛を伸ばしなさいと言いたくなる。
 三人で歩いていたりすると、私は柔道部の顧問かと錯覚する。
 もしくはSPに守られている要人になった気分になってしまう。
 そのくせ、プロデューサーの阿部さんから、私が毒舌を浴びせられていても笑っているだけだ。
 守ってくれない。
 まあ、SPではないので仕方ないのだが。
 ちなみに阿部さんも……優しい。
 
 知らない間に時間は経つ。
 打ち合わせをしていて、ふと時計を見たら14時過ぎている。
 15時には新幹線に乗らなければ、MONOの稽古に間に合わないのだ。
 
 書き直しを約束して、そのまま京都の稽古場に移動。
 新幹線の中では熟睡。
 リサイクルはできなかった。
 到着したのが開始10分前。

 ……有り難いことにすでに仮の舞台セットができていた。
 まだ本を持った状態のままだが、最初の部分を動いてもらいながら形にしていく。
 細かく作っていくのはもちろん完全に台詞が入ってからだ。
 ただ、やってみて、おかしいところは台本も変えていく。
 役者さんからの質問やアドバイスで、新たなものが見えたりする。

 しかし……フフフ。
 今回は面白くなるね。
 チケットも発売中なので、皆さん、よろしくお願いします。
 軽いタッチですが、切ないお話です。

 特設サイトはこちら

tokusetsu.jpg
 


 どうも最近、内容にちょこちょこ宣伝が入ってしまうね。

 なので最後にもう一つ。

 今年の秋、『少しはみ出て殴られた』がソウルで上演される。
 2012年にMONOで初演した作品だ。
 これまでソウルではパク・ヘソン演出で『悔しい女』や『ウェルズロード12番地』などを上演してもらっているが、今回はキム・ガンボ演出。
 劇場はLGアートセンター。1000人規模の会場だ。
 こちらは現在公開されている情報。→
 
 ……今日は早くにベッドに入った。
 しかし、なぜか目が覚めてしまい、なかなか寝られなかった。
 なのでこれを更新した。

 エコだ。
 さて、寝る前にペットボトルを潰して、キャップでもまとめよう。
posted by 土田英生 at 05:24| 京都 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月20日

切り替え。

 昨日は京都で起きて、大阪で打合せをして、東京で寝た。
 おかしな感じだ。

 大阪では劇作家協会関西支部のミーティング。
 私は久しぶりの出席だ。

IMG_5434.jpg


 終わってから、皆でご飯を食べた。
 新幹線の時間まではまだ少しあったのでよっこんとお茶を飲む。
 MONOの台本について「的」になってもらった。
 的については前に書いたことがあるが、これをしてもらうと問題点がクリアになる。
 しかも横山拓也君は……「的」がうまいのだ。
 
IMG_5436.jpg
 

 今日は朝から本打ち。
 終わって今から京都に戻る。
 15時には稽古場に行かなければいけない。

 まあ、ちょっと、色々と……辛いこともあるんだけど、気持ちを切り替えないとね。
posted by 土田英生 at 11:42| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする