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MONO代表・土田英生のブログです

2015年06月18日

自分の取り扱い方

 書いていたドラマ脚本が一段落し、再び『算段兄弟』の改訂をしている。
 台本の改訂は思った以上に厄介なのだ。
 一箇所変更すると、その影響で別の所も変えなければいけなくなる。
 するとまた別の所も……。
 新作の方が楽だとすら思うことがある。
 いや、さすがにそんなことはないね。
 
 こんな私でも、自分より経験の浅い劇作家の相談に乗ったりすることがある。
 そういう時、いつも悩む。
 アドバイスの仕方に悩むのだ。
 誰しも長所と短所があり、厄介なことに、その二つは相関関係にあったりする。
 短所を直すと長所まで死んでしまったりするのだ。
 
 最近、つくづく思う。
 三つ子の魂百までという諺ではないけれど、人の基本性格は変わらない。
 私でいえば、大人になった今でも落ち着きはない。
 台本を書いていても、ちょっとでも詰まるとすぐに嫌になってしまい、『魔法使いと黒猫のウィズ』を始めてしまったり、革で急に袋を作ったりする。
 昔から何かをじっと待つということに耐えられない。例えば、小さい時、プラモデルを作るのが大好きだったが、うまく作れた試しがなかった。なぜなら、接着剤が固まるのを待てず、すぐに次に進んでしまうからだ。当然のようにくっつけたはずの部分が取れ、最後はイライラして手で叩き割って壊し、それを見て泣くという生産性のない行為をくり返したりしていた。

 だから本来はレザークラフトなども不向きだし、仕事である台本書きだってあまり向いているとは思えない。

 どちらも一つ一つ、丁寧にやらなければいい結果に結びつかないからだ。

 なにが書きたいのかというと、肝心なことは、自分の手なずけ方というか、取り扱い方をどれだけ知るかが大事だということだ。

 台本を書いていて、どうしても前に進まない。
 ここでアイデアもないのに無理矢理進めると、不自然な台本になってしまう。
 こういう時、私は悪びれることなくレザークラフトを始める。
 革を切り出し、縫い目をボンドで貼り合わせる。
 ここで乾くのを待たなければいけない。
 慌ててやると汚くなってしまうからだ。

 台本に戻る。
 すると、休憩したせいで、新しいアイデアが浮かんだりして台本が進む。
 しばらく調子に乗って書くが、やがて詰まる。

 嫌になったところでレザークラフトに戻る。
 すると……すっかりボンドが乾いている。
 縫う為のした穴をあける。丁寧に開けていくと面倒になり、やがて疲れて嫌になってくる。
 
 そして仕事に戻る。
 
 こうすることで焦ってしまう自分の欠点をカバーできるし、しかもどちらもいい結果を生み出せたりする。
 ……そうか?
 自分で書いていて疑わしくなって来た。
 しかし、まあ、そんな感じで仕事をするとなかなかはかどるのだ。

 ということで、ドラマの脚本が完成した時……キーケースも完成した。
 
IMG_6308.jpg


 今は『算段兄弟』の書き直しに詰まり、『魔法使いと黒猫のウィズ』ではクリスタルを消費してしまって、このままだと課金してしまいそうなので、慌てて台本に戻ったのだが、そこでも詰まり、レザークラフトを始める元気はないので……これを更新している。
 そうなのだ。
 これを書くのもいい息抜きだ。

 そろそろ台本に戻ろう。
posted by 土田英生 at 06:04| 東京 🌁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする