表紙に戻る
MONO代表・土田英生のブログです

2016年01月22日

悩みながら進む

チラシ.jpg


 MONO『裸に勾玉』の稽古が昨日から始まった。

IMG_0150.jpg


 特設サイトもよかったら見てくださいね→
 チケットの一般発売開始は1月23日(土)の10:00からです。特に週末の公演を希望される方は早めにお願いいたします!

 私にも個人的に色んな悩みがある。
 人生、そんなに簡単には進まないなあと思う。

 人は「自分なりの義」とでも呼ぶべきものを持っている。他人や周囲がどう考えようが、自分にとって正しいと信じている事柄、まあ、簡単に言えば信念だね。
 ただ、信念を貫くことがいいとも限らないし、本当に難しい。
 具体的に書くつもりはないけど、最近の芸能ニュースに対しても複雑な思いを抱いた。

 久しぶりに京都にいる。
 学生時代を過ごし、そのまま劇団を結成して活動を続けてきた場所だ。
 ただ、この二年くらいはほとんど東京で過ごしているので、京都を歩くと思わぬ感慨に襲われる。
 あの頃、想い描いていたように私はやっているのか、というような、センチメンタルなことすら考えたりもする。

 そういう意味でMONOの存在はやっぱり有り難い。ここは私の基盤であり、だからこそ常に前に進まなければいけないのだ。私たちの活動がうまく行っているのかどうか、そんなことは分からない。しかし、運良くずっと続けられているし、有り難いことにお客さんも付き合ってくれている。

 この前、下北沢で飲んでいて、MONOをよく見てくれているという人たちと偶然喋った。
 なぜか一週間の間に、同じ店で、違う人と話した。
 二人共がそれぞれに好きな所を伝えてくれた。
 とても嬉しかった。ただし……そのなにかを守り始めたらきっとそこで終わる。
 毎回、どんなものになるのか分からないまま、それでも、思ったことをやってみなければいけないんだと思う。

 今回の「裸に勾玉」は弥生時代が舞台になっている。
 これまでもファンタジーのような設定はあったので、その点では同じようなものだと思うけど、それでも歴史的な背景もあるし、今までと違った難しさも感じている。
 台詞も現代を設定とした会話とはやや違う。
 もちろん、完全に創作で、勝手なルールを作って喋ってもらっているだけだ。
 きっと言語学をやっている人とか、本当に弥生時代の研究をしている人たちから見れば、完全に穴だらけだ。

 演劇が難しく、そして面白い所はそこにある。
 リアルな芝居などと言う人がいるが、実際にリアルな芝居などあり得ない。
 大体、劇場でセットを組み、照明機材が吊るされている中でリアルもくそもないのだ。
 しかしだ。
 リアリティーは必要だ。
 舞台上で行われていることを、信じられるようにすること、それが舞台でのリアリティーだ。
 
 嘘でもいいけど、信じられる嘘を作るということだ。

 まだ、稽古は2日目。
 きっと、試行錯誤が続くんだと思う。
 その苦しさは幸せな苦しさだしね。それに、ちゃんと付き合ってくれる人たちがいる。
 本当に有り難い。

 今回、MONOの5人に加えて、4人の女優さんに出てもらっているが、全員が前回の『ぶた草の庭』に出てくれていた人たちだ。声をかけさせてもらったのは、ベースを共有した上で、一緒に次のステップを目指してくれるのではないかと考えたからだ。
 
 『どうしてうまく行かないんだろう』と、自分に対して苛立つことも多いけど、そこだけは諦めちゃダメだしね。後で合流する予定のもたいさんが写ってないけれど、皆で頑張る。

IMG_0138.jpg
 
posted by 土田英生 at 00:38| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする