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MONO代表・土田英生のブログです

2017年07月26日

28日から!

 28日から「きゅうりの花」が始まる。

 24日が最後の稽古だった。
 通し稽古を2回やり終えると、スタッフの皆が稽古場に組まれていた仮セットを壊して行く。
 
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 壁に貼ってあった衣装デザイン。
 スタッフには本当に頭が下がる。

 この作品の初演は1998年。
 それまでMONOは関西でのみ公演をしていた。しかし、この時、利賀のフェスティバルに呼んでもらい、大阪と利賀村の2箇所で上演した。利賀の工房をそのまま使って上演したので、大阪公演の時は、今はなき扇町ミュージアムスクエアに利賀の工房を再現した。そういえば、金替君がMONOのメンバーになったのもこの公演からだね。

 評判が良かったので2002年に再演。東京、大阪、名古屋、宮崎の4箇所で公演をした。この頃は劇団にも勢いがあり、東京ではお客さんが入りきらず、本番が始まってから追加公演を決めたりした。SNSもなかったのに、どうやってお客さんは追加公演に集まってくれてたんだろうね。
 
 あれから15年経ち、今回、土田英生セレクションとして上演することになった。
 当時、新しいと思ったことも、今ではなんでもないことだったりする。
 だからとにかく、記憶を消し、今回集まったメンバーだけを見ながら演出の仕方を探った。

 けれど、人って考えることはあまり変わらないんだね。
 新しく思いついてアイデアを出しても、制作からは「15年前も同じことしてましたよ」と言われたりする。
 しかもだ。
 役者さんたちも、具体的にこうしてくれと言ってなくても、やっぱり収まるべきところに収まってくる。だから途中からは何も意識せずに、ただ作品に向かおうと思って稽古した。

 けれどそれでも最初は正直言ってかなり困った。
 演出のとっかかりが見つからない。
 昔の作品なので、私自身もどういうつもりで書いたのかは明確に覚えていないのだ。だから他人の作品のつもりで、メッセージを読み取ろうとした……けど、やっぱりわからないのだ。

 だから、前半は役者さんたちの交通整理しかできなかった。
 すると段々わかってきた。
 「きゅうりの花」は人の有様を眺める作品なのだ。何を訴えるとかではなく、過疎の町に暮らす7人の有様をそのまま見せればいいのだ。これと比べると、どうも最近の作品はメッセージがはっきりし過ぎてるのかも知れないねえ。

 だからこそ、役者さんたちが乗ってやってくれることが何より重要だ。

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 今日は劇場に舞台のチェックだけしに行った。
 舞台は出来上がっていた。

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 明日は場当たりと稽古。
 まだ、本番までに2日あるのだ。
 頑張ろ。

 皆様、劇場でお待ちしております!
 公演サイト→
 直前予約もここでできます。→
 前売りは3800円。学生さんは2000円、高校生までは1000円です。

 「きゅうりの花」告知動画→
posted by 土田英生 at 01:32| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする