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MONO代表・土田英生のブログです

2017年10月08日

アンパンマン気分

 今は香川の坂出にいる。
 前回の更新の時は京都にいたらしい。
 書くのも久しぶりだしね。

 あれから広島へ行き、広島からは東京に向かった。
 東京から香川にやってきた。このあとは京都に行き、広島に行き、そして再び東京だ。
 
 詳細は書けないがドラマ脚本に取り組んでいる。
 環境はよく、とても気持ちよくやらせてもらっている。
 だから、きちんと書かないと申し訳ない。
 気力だけは充分なのだが、いかんせん時間が不足している。

 ここにも何度も書いたけど、基本的に同時に色々なことができないので、かなり混乱してる。
 
 MONO特別企画「怠惰なマネキン」の稽古も始まった。まだ台本は3分の1。
 昔、MONOで上演した「なにもしない冬」と同じモチーフで書いているが、それは自分の中での話で、実際はまったく別の作品だ。新宿眼科画廊のスペースOという、とても小さなスペースでの上演になるので、それに合わせたものにしている。舞台と客席も分けず、そのスペースで行われる人々の会話や行動を、一緒に体験してもらおうと思っている。→「怠惰なマネキン」サイト

 それに合わせて観劇三昧でイベントも行わせてもらうので、ぜひ、みなさん来てください。
  公演直前のiakuの横山君と「こんな俳優(特に若手)と仕事がしたい」というタイトルで喋ります!
 
 『月一観劇三昧/下北沢 土田英生と横山拓也の「こんな俳優(特に若手)と仕事がしたい』
 
 まあ、この告知の為にこれを更新しているんだね、きっと。
 これ、もう10日もないし。
 「きゅうりの花」のトークイベントをした時、告知が遅く、あまりにアットホームすぎる環境になった。一緒に喋ってもらった諏訪君にも申し訳なく思った。今回も急に横山君にお願いした。だから……なんとかみなさんに来てもらわないとと願っている。
 ああ、心配だ。
 観劇三昧さんでは小説に関するトークイベントもさせてもらったことがある。
 あの時はそこそこお客さんは集まってくれたけれど、それでも台風が来ていて予定人数より少なかった記憶がある。いや……私に皆を集める力がないだけだけね。

 ああ、本当に頭の中がぐちゃぐちゃだ。

 今日は坂出でワークショップ初日。
 明後日、発表があるので作品の形にしないといけない。明日は演技の講座のあと、別枠で戯曲の講座も入っている。15日には広島でアステールプラザの演劇学校の試演会もある。
 東京に戻ってMONO特別企画もある。
 ドラマの脚本もある。
 本当は小説も書き終わっている予定だった。
 来年のMONOの公演の台本もある。

 ……その上だ。

 とにかく日々のニュースや社会の動きに、恐怖心を感じながら過ごしている。
 衆議院解散からの一連の動きは……不条理劇を見ているようだった。
 目の前で起きていることが信じられなかった。
 解散理由を本当のところ誰も信じていないにもかかわらず、それをあたかも前提として選挙に突入していくこの流れについていけない。土台がないところに家が建って行くのを眺めるような感覚だ。さらに不条理劇は続いた。民進党のゴタゴタもそうだしね。次々と柱が倒れていく。

 台本を書く時だって、まずは設定が大事で、その設定にリアリティーを与えられなければ、そこから話を組み立てられない。だから私はいつも最初のシーンを何度も書き直すのだ。土台があるから、ずらしたりすることで笑いやドラマが生まれたりする。

 けれど、もう、何を基準にしていいのかわからないね。

 本当、ここ数年、発する言葉の価値低下は凄まじく、それが一気に加速している感じだ。
 みんなどんな気持ちでセリフを書き、どんな顔で稽古場でダメ出ししてるんだろう?
 まあ、私もやってはいるんだけど。
 頭の中に雑音が響くよね。
 
 イエローモンキーの『JAM』は、価値観を保てなくなった状態の人が、信用できる存在である『君』に会いたくて、明日を待ってるというような歌だ。……と思う。

 あんな気分だ。

 一生懸命、そういう身近な人の顔を思い浮かべ、手を伸ばしてみる。
 まあ、それだって思い通りに行かないけどね。
 こっちが求めているようには、他人は与えてくれないし。
 まあ、孤独としっかり向き合い、自分を補強して踏ん張り続けるしかないんだとは思うんだけど。けど、手綱くらいは欲しくなっちゃうんだよね、どうしても。
 
 観劇三昧でのイベントを告知しようと思って書き出したのに。
 これじゃ、ダメだ。
 
 私は人の前に出ると、自動的に元気100倍アンパンマンみたいになるので……ま、一生懸命喋るんだけどね。
 
 けどさあ、アンパンマンも大変だよねえ。
 だって、自分の顔すら新しいものに変わっちゃうんだから。
 きっと不安だと思う。この頰すら、この目すら、自分のものだと思えないんだから。
 アイデンティティーとかどうやって保ってるんだろ?
 だから「愛と勇気だけが友達」なんだよね。そう思ってないと、きっと存在できないんだと思う。
 
 ああ、そういう意味でもアンパンマン気分だ。
 
 わからないまま終わる、そんなのは嫌だ!
posted by 土田英生 at 05:36| 香川 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする