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MONO代表・土田英生のブログです

2018年07月02日

「青い鳥たち、カゴから」稽古

 昨日は自分の中の暗いごちゃごちゃばかりを書いたので、今日は頑張って演劇のことを書く。
 今やっている「青い鳥たち、カゴから」の稽古についてだ。
 
 文章を書いていると、私は少しだけ落ち着くのだ。

 テアトル・エコーの役者さんと一緒に仕事をさせてもらうのは初めてなので、今はまだ読み合わせばかりしている。
 共通の文法をつくる為のすり合わせ作業。
 これをいい加減にやってしまうと、この先、共に創っている実感が持てなくなってしまうからだ。

 21歳から私より年上の役者さんまで幅広いけど、それは全く気にせず、フラットにやらせてもらっている。それぞれの癖を探り、合う方法を考える。嬉しいことに、皆、とても協力的に取り組んでくれている。

 昨日、ある役者さんに伝えたのは、「一回だけでいいから演出から言われた通りにやってみて」ということだった。

 役者は台本を読み、自分なりに内側で考えて演技をする。
 演出は外から眺めて考え、ダメ出しをする。
 最初、それは必ずと言っていい程ズレる。

 余裕のない役者さんは拒絶する。
 自分の考えていることと違うから「それは無理です」と言ったりする。こうなると、演出がダメ出しを諦めるか、もしくは高圧的に命令するしかなくなる。
 どっちにしてもいい結果は出ない。

 大事なのは結果だ。
 最終的に舞台でどう見えるかだ。
 役者が感じていることと、演出が外から見て判断したものが一致した時には最良の結果が出る。
 そういう幸福は時々しかないけど、日々、それを目指すしかない。
 
 その為にも一回は試してもらわないといけないのだ。
 役者さんの中で新しい発見があることもあれば、逆に演出が間違っていたと判明することもある。
 その繰り返しの中で、双方が満足し、一致した見解が生まれて行く。
 
 純粋に稽古のことを書いているつもりだが、結局、昨日書いていたことと重なって来た気がするのでこれ以上はやめよう。
 変なループに入るしね。
posted by 土田英生 at 04:16| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする