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MONO代表・土田英生のブログです

2019年04月23日

更新する

そういえば全く更新していない。

昨年の秋、ゴドーがどうしたという台詞をツラツラ書いた辺りからだね。
ピタリと止まってしまっていた。

今年に入って、MONO「はなにら」の告知をしなければと初日前に一回だけ更新したものの、すでに習慣ではなくなってしまったようでそれから2ヶ月は再び放置だった。

で……。

最近、連続して何人かから「更新しないんですか」と聞かれた。

しかし間が空きすぎた。
何を書いていいのかすらわからない。

昨年の後半は福岡で戯曲講座をさせてもらったり、出雲で戯曲講座をさせてもらったり、東京で戯曲講座をさせてもらったり……おいおい、戯曲講座ばっかりやってるな。
なんなんだろう?

他にもいろんなことはやっていた。けど……まあいいや。とにかく年を越し、今年に入ってからはMONOの執筆と稽古。
東京、豊橋、京都、広島と公演をして4月に終了。

いい舞台になったんじゃないかと自分では思う。手応えもあったしね。
9人体制になって初の公演ということもあり、これからの劇団のことを考えながら創った。
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撮影・谷古宇正彦


もっとくだらないことを書いた方が楽だな。
演劇や仕事から離れてみよう。

そうだ。
昨年末は久しぶりに京都の自宅で過ごしていたので内装をちょこちょこいじった。

私はDIYが好きなのだが、東京にいる時間が長くて欲求不満がたまっていたのだ。
この欲は厄介なほど高まっていて、どうにかしないとまずいと思っていた。けれど台本を書かなければいけなかったし、あまり大掛かりなことはできない。なので100均で買った材料などを使って、ちょっとした工夫をすることで欲を抑えようとした。
→『出かける前』10月27日で書いていた窓は結局こうなっている。
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まだ欲はおさまらなかった。だからついでにトイレの窓もやってみた。
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ダメだ。
こんなことでは全く欲求はおさまらない。
しかし大掛かりなことをしている余裕はないのだ。
だからむき出しだったインターホンにカバーを作ってみた。
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……。
ダメだった。
おさまらないのだ。

こうなったら一番気になっていることをやってしまおう。
前からキッチンのシンク前の壁が気になっていた。真っ白だしテカテカだし。
それにレンジフードもクリーム色の鉄板で味気ない。
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欲求を解消するには、この最も気になっていることをやるしかないのだと腹を括った。
まずレンジフードには板を貼って装飾をした。

そして壁だ。

ブリックレンガをネットで四箱購入し、まずは木枠を作り、内側にそれを貼り始めた。
これは結構大変だった。
ブリックを切るのがキツイ。しかも家中が粉だらけになった。
二日間で完成。
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ふう。
これでDIY欲はおさまった。
テーブルに座ってコーヒーを飲んだ。
シンク前にあるカウンターが気になる。
コーヒーメーカーなどが見えてどうも落ち着かない。

私は一回気になると、それが解消されるまでどうにもならない。
おさまったと思ったのは錯覚だったようだ。

なので目隠しになるような棚を作ってみた。
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これでテーブルでコーヒーを飲んでいても無駄なものは見えない。
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内側はこうなっている。
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よし。
マグカップも私の気持ちもおさまった。
これで静かに過ごせる。

そう思って二階の仕事部屋に向かった。
すると……。
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DVDやレザークラフトの道具などを置いている部屋。
ここにはドアがなかった。なのでカーテンをぶら下げてごまかしていた。

気になり始めたが、もうやらないと決めた。
台本を書かなければいけないのだ。

けれど通るたびに気になる度合いが上がっていく。

……正月に実家に戻った時にドアを作った。
実家には木工場があるのだ。
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そしてそれを京都に郵送してもらい(これは送料が大変だった!)、塗装して取り付けた。
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今の所、DIYにたいする欲はおさまっている。

ん?

待て待て。
これでは趣味ブログだ。
ま、いいや。
これからまた更新して行こう。


posted by 土田英生 at 21:07| 兵庫 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

迷宮入り

こんなことを書いている暇はあるのかと自問しているけど、この前、「更新する」と宣言したので少しでも書こう。
今やっている仕事のことは……改めて書く。

今日中に脚本を書き上げる。
「どうせ終わらないんだよ」と頭の中では不愉快な声が響いているけれど、終わらせる意志だけは揺るがず持っていよう。
毎回、どっかで書き上がる瞬間は来てるんだし。
終わる終わる終わる!

長い間やっていると自分の中でパターンが出来上がる。
いい面もあるけど、「結局はこうなるだけだし」という悲観的な考えも定着したりする。
けれど、私はそれに関しては「狼少年」でいいんだと思う。前向きな気持ちでいたらいい。

これまでだってそうだった。

20代の後半、アルバイトも続かず、常にお金がなかった。劇団の公演は年2回やっていたけれど、お客さんが増える訳でもなく赤字が積み重なって行くばかりだった。持ち出しばかりで借金がかさみ、かといって具体的な展望があるわけでもなかった。

事あるごとに親から「いい加減に諦めたら」と言われていて、その度に「来年にはちょっと変わりそうなんだよね」と全く根拠のない答えを繰り返していたのを覚えている。

よくあんな状態で希望を持ち続けられていたなと驚く。

電気はもちろん、電話やガスも止まってたし、家賃を9ヶ月払わずに、大家さんからも「占い師のところに連れて行ってあげる。それでいい占いが出ないなら諦めなさい」と怒られたこともある。

話はそれるけど……あの大家さんは素晴らしくいい人だったよね。本来なら占い師がとか言ってる場合じゃないのにね。

東京に一ヶ月滞在して猛烈に肉体労働をして50万円稼ぎ、たまっていた家賃を払った時は『祝』とかかれたビールが1ケース届いたりしたしね。本当に懐の大きな人だった。けど、なんの祝いだろ?

あのアパートは私のような人ばかり住んでいた。

隣のバンドマンとはよく話しをしていたけど、彼も家賃たまってるって言ってたしね。まあ、彼はきちんと見切りをつけたけど。ある時、いきなり「俺は諦める。お前は頑張れ」と言って彼は田舎に帰って行った。彼が失恋した時、一晩中自作の曲を歌ってたことがあり、壁越しに聞きながら……売れないだろうなとは思ってたけどね。用事があるときはドアにメモを挟んで行くんだけど、いつも「MR.隣人」と書かれていて、そのセンスもちょっとやばいなあとは思ってたし。

とにかく、あの大家さんは仏だった。

自分の話に戻すと、私は隣のバンドマンよりひどかった。さすがに彼は2ヶ月払ってないくらいだったと思う。こっちは9ヶ月だからね。何かある度に母親に電話をしてお金を借りてた。
劇作家協会ができた時も入会金が払えずに母親に頼よった。けど、自分のキャッシュカードで振り込んでしまったらしく、

「どうしよう? お母さんが劇作家協会に入っちゃったがね」と連絡があった。

そうなのだ。息子よりも先に母親が入会してしまったのだ。もちろん、後日、事務局に連絡をして私の名前にしてもらったけど。

とにかく全く先は見えず、常にモヤモヤした毎日だった。いつそこから抜け出したんだろ?

「どこからやっていけるようになったんですか」と聞かれるけど、私にもはっきりとは覚えがない。「そういえば半年くらいアルバイトしてないな」と思ったことは鮮明に覚えている。

それからは今までなんとかやらせてもらっている。


これから先だってどうなるかわからないし、もちろん私にも将来の不安は満載だけど、大事なことは自分が今やりたいことをやり続けることだなと思う。

だから今は脚本を書かないといけない。
やっぱりここを更新している場合じゃないのだ。
やる。
ちゃんとやる。
ま、だけど休憩は必要だしね。

くだらないことを書いて終わろう。

最近は休憩の時にパソコンの中を整理している。
新しいMacを買ったのを機に、ごちゃごちゃだった書類や写真をちゃんとしようと思ったのだ。

半年くらい前に外付けのHDDがクラッシュして、その時にほとんどのデータが飛んだ。アプリを使って材料だけは抜き出したけど、もう何がなんだかわからない状態だった。写真の日付なんかも変わってしまい、MONOの昔の写真などが「2040年」になってたり、一昨年の公演写真が「1970年」になってたりする。月日だけあってたり、中には全くデータの壊れていない写真も混ざっている。

で、暇を見つけてはそれを整理しているのだ。
グーグルカレンダーでスケジュール管理しているので、それを参考にしながら「あ、この写真はこの時のものだ」など日付を正す。面倒な作業だ。


「2096年」の日付がついたこんな写真があった。

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写っているのは私と七味まゆ味、高橋明日香に大村わたる。

かすかに記憶がある。
アゴラ劇場に芝居を観に行った時だ。

この写真を七味さんに送って「覚えてる?」と聞いてみた。
すると2017年4月ですよ、という答えが返ってきた。

写真アプリを開き、2017年4月のところを見ている。
と、そこにはこんな写真があった。

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思い出してきた。
大村わたるが出ている舞台を観に行き、そのあと近くのインド料理屋さんでご飯を食べた。
記憶が蘇ってくる。
最初、三人でカレーを食べていて、後から片付けを終えたわたるが合流してきたんだ。
このツーショットはわたるが来る前に私が撮ったんだね、きっと。

ということは、さっきの写真はこの後に続くんだな。
駒場東大前の駅だ。

おおお。
辻褄があった。
そしてこのストーリーは完結を迎える寸前だった。
なぜなら、その後にはこんな写真があったからだ。

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駒場東大前から下北沢まで一緒に井の頭線に乗ったんだな。

写真では電車に七味さんと大村わたるが乗っている。
ドアが閉まっているので、どう考えても私は乗っていない。

バイバイと言いながらホームから写真を撮ったんだと思う。
ああ、すっきりした。

いや、いやいやいや。

私を推理を迷宮に導いたのは、その後に続いて見つかった写真だ。

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大村わたる。

背景は私がいる下北沢の事務所だ。
そして時間は深夜0時過ぎになっている。

……どういうことだろう?
わかれたはずの彼がなぜいるんだろう?

彼は後で戻って来たとでもいうのだろうか?

そろそろ休憩は終わりだ。
この問題はまた考えよう。
posted by 土田英生 at 06:25| 兵庫 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする