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MONO代表・土田英生のブログです

2008年09月24日

ヒロと魔法の絵本

 ブログを始めたと聞いて、時々覗いていた“ヒロ”こと後藤ひろひと(通称/大王)→のブログ『ひろぐ』にまるで私が嘘つきであるかのようなことが書かれていた。→
  
 確かに私は喋っていると『それ嘘でしょ?』と頻繁に言われる。
 とても心外だ。
 最近は打合せなどの最中でも『そう言えばこの前ですね……』と喋り出した途端に『作り話はいいですから』と冷たく言われることもある。
 本当にとても心外だ。
 
 それもこれも、ああして私が嘘つきだと触れ回る人間がいるせいだ。“ヒロ”が私のバセドウ氏病の話を書いていたので、私もそれにまつわる話を書いておく。

 これは本当の話だ。

 私が京都の病院に入院していた時、彼はお見舞いに来てくれた……らしい。
 らしい、というのは、その日、私は入院以来初めての『外出許可』をもらって大阪へ芝居を観に行っていたからだ。そして外出から帰って来るとナースセンターから看護婦さんが駆け出して来た。

『土田さんがいない間に……変な人が……変な髭の人が来ましたよ!』

 救急患者なども多数見て来て、ちょっとのことでは驚かないはずの彼女が興奮している。彼女は繰り返す。

『本当に変な髭なんです。こう、こう、ぴよーんとなってて……』

 私は自分の病室に走った。
 そこには以下のようなメモが置いてあった。

『せっかく来たのにあなたがいなくてとてもイヤな気持ちになりました』

 名前が書いてない。
 誰だろうか?
 すると隣のベッドに入院していたT君も顔を強ばらせながら言った。
『変な髭の男が……それ書いとったで』
 前のベッドに寝ていておき上がってはいけないSさんまでもが、身体を起こして同調する。
『そや。両端の髭が上に向いててなあ。あれ……占い師さん?』 

 私は誰が来たのかを理解した。

 Sさんは呟いた。
『……占い師やない……あれは……まるで魔法使いやった……』

 彼が原作の映画『パコと魔法の絵本』が現在公開中だ。
 私も『ヒロと魔法の絵本』という映画を公開したい。
posted by 土田英生 at 01:22| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする