福岡のホテルにいる。
移動ばかりしている。
今日の朝、大分のホテルを出る時に机の上にあったパンフレットに目をやった。
ずっとあったのに気にもとめてなかった。
何かなと思って見てみると、表紙には大きな字で『旅人よ』と書かれていた。しかも迫力のある毛筆体で。そんな大上段から振りかぶって呼びかけられてもなあと困惑した。
思わず「……ええ、まあ」と返事をした。そんな大げさな者ではございませんけど……強いて言えば今は旅人ですかね、と小さな声で呟いた。
しばらくするとどういう訳か、「旅人よ、そばにいて」というフレーズが頭の中を巡っていることに気がついた。
矛盾だ。
旅人がそばにいるのは無理だ。そばにいて欲しいなら、あなたも旅人になって一緒に旅をするしかない。
気づいた。違う。「恋人よ、そばにいて」だ。
どうやら、昔流行った五輪真由美の『恋人よ』という曲を無意識に連想していたようだ。あの歌の歌詞の中にそんなフレーズがあった。
……何を書いているのか分からない。
仮眠をとっていたので、まだ寝ぼけているらしい。
この文章をまとめる気力もない。
2009年11月09日


