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2012年03月03日

北九州公演!

 東京公演が終了して、名古屋公演も終わり、そして北九州にやって来た。
 
 しかし私の記憶では、本番の観客席とパソコン画面しか記憶がない。

 吉祥寺に空はあったのか?
 智恵子は東京には空はないという。
 私にもなかった。

 名古屋に移動しても同じだ。
 高校の時から好きだったはずの栄の広い空を見上げた記憶がない。
 女子大小路のネオンにも縁がなかった。
 劇場では楽屋に、終わればホテルにこもって台本と格闘していたからだ。
 
 大阪に寄って映画『初夜と蓮根』の撮影に顔を出したかったんだが、それもかなわず……。
 
 北九州でも一昨日にチェックインしてからご飯を食べる以外は、ずっとホテルの部屋にこもっていた。
 途中で金替がホットドックの差し入れを持って来てくれた。
 優しい男だ。
 私は涙目でホットドックをかじりながら、とにかくキーを打っていた。
 もう不健康極まりない。
 
IMG_0447.jpg
 
 そして今日の朝。
 なんとか終わりまで書いた。
 3時間はぐっすり眠った。


 今日、北九州公演。
 タイトルは「少しはみ出て殴られた」。

 昨年『空と私のあいだ』に出演してくれた、女優の吉川莉早ちゃん。
 彼女は現在東京にいるので、吉祥寺に観に来てくれたのだが、その前にくれたメール。
 
 「殴ったと思ったら殴られてた」楽しみにしています!

 大きく間違っている。
 ま、これはこれで悪くないタイトルだ。
 なんだろ? すごく駄目なボクサーかなんかの話だろうか?
 だって、ジャブ、ジャブ、ストレート、はははは、殴ってやったぜ。
 え? うそ、殴られてたのは俺?
 いつかそんな話も考えてみよう。

 私のつけるタイトルはどうも間違えられるのだ。

 その筆頭は『その鉄塔に男たちはいるという』だ。
 大体は「あの鉄塔」になったり、「男たちがいた」と断定的になったりする。
 
 長いので仕方ない
 そういう意味では吉川莉早を誰も責められない。
 『なるべく派手な服を着る』も、控え目さがなくなって『すごく派手な服を着る』と間違われたりしたし。

 しかし長さだけが原因ではない。

 『約三十の嘘』も「約十三の瞳』と書かれたことがある。
 どうも二十四の瞳とくっついたようだ。
 しかも「約」というわりに「十三」って、全然アバウトじゃない気がするんだけど。

 『京都11区』も『京都23区』とよく言われるし、 『きゅうりの花』を『なすの花』と言われたこともあった。
 
 ……脱線が長くなった。
 
 目覚めてすぐにホテルの部屋のカーテンをあけた。
 ああ、いかにも北九州の空という感じだけどね。
 
IMG_0448.jpg

 久しぶりに空を見た気がする。
 晴れとるっちゃねえ。
posted by 土田英生 at 09:40| 福岡 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
京都に本拠地を置く劇団、MONO代表によるブログ