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MONO代表・土田英生のブログです

2014年01月09日

作品を創る!

 どうでもいいけど、自宅で時々、電話が圏外になる。
 これは……とても困る。
 考えなければ。
 
 MONO『のぞき穴、哀愁』。
 稽古が始まって3日。
 やる気になってきた。こうだこうだ。思い出した。
 そう言えば、作品を創る時はこういう気持ちになるんだった。
 
 やっと作品を創作する身体になった。
 いやいや、スポーツ選手ではないので、身体を作るとかじゃなく、気分の問題だけど。

 今、考えると昨年の後半からすっかり休養気分になってしまっていたんだと思う。
 前半はとにかく忙しかったし、秋までは『斉藤さん2』にかかりっきりだった。

 10月になって京都に戻り、ロンドンに遊びに行ったりしてリフレッシュした。
 そして、11月になり、そろそろ本格的にMONOに取りかかろうと思った。しかし……。

 作品を書く時は、どうしたって社会の動きに影響を受ける。
 基本的に私はエンターテイメントを創作したい。
 楽しく書きたい。
 しかし、表現するということは、自分が生きている社会に対するリアクションにならざるを得ない。
 特定秘密保護法案の成立など、一連のニュースで私は混乱した。
 気分はすっかり落ち込んだ。
 なにをどう書いたらいいのか、悩みが深まった。
 
 じっとしていた。
 ノートを広げ、書いてはみるのだが、なかなか気持ちが乗らない。
 やる気が失せかけた。

 気分を変えようと万年筆を買い、それを入れるペンケースを探し、なぜか自分で作ってみようと思い立ち、そしたらレザークラフトに凝ってしまい……悪循環だった。
 多分、逃避行動だったんだと思う。
 黙って革を縫っていると、このまま、どこかへ引きこもりたくなった。

 そして年が明けた。
 稽古開始が近づく。
 ……書くしかない。逃げていても仕方ない。
 
 で、書き始めたら……自分なりの回答が見えて来た。
 ここ数日は全く革を触ろうともしていない。
 やっと芝居に頭が切り替わった。
 ちなみに最後に作ったのはタバコケース。

IMG_2789.jpg

 どうでもいいけど、レザークラフトなどをやっている人が、ブログに写真を載せる気持ち解るね。
 どうしても載せたくなるもんね。
 しかし、これが最後だ。
 危なかった。危うく『土田頁』が『土田レザークラフト趣味頁』になるところだった。
 私が創るのは舞台だ。
 タバコケースではない。

 それにしても、これがMONOの公演でよかった。
 年に一回、皆と集まって作品を創る。
 色んな嫌なことがあっても、こうして理解あるメンバーやスタッフと作品創作ができる幸せは何事にも代え難い。

 なにが起ころうが、この環境だけは死守してやるからな。

 ということで、稽古に行かなければ。
 今日も頑張ろう。
 舞台を創る時だけは、絶対に前を向こう。
 だから皆さん、劇場で会いましょうね。楽しい作品を創りますから。まあ、ちょっと哀愁もあるけど。
posted by 土田英生 at 16:50| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする