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MONO代表・土田英生のブログです

2014年02月14日

好きなことをしていたい。

 私はMONO『のぞき穴、哀愁』の本番前で焦ったりしているが、そうしている間にも確実に社会は窮屈になっている。もうこれは錯覚などではないね。考える度に気持ちが沈む。

 確実に基準が変わった。一昔前だったら発することがためらわれた言葉も平気で皆が口にする。とにかく一つになろうという同調圧力がすごい。そこからはみ出す人たちを監視し合う。

 「楽しい舞台さえやれればいい」などと浮かれているキリギリスな私にも、この波は現実問題となって返ってくるだろうね。そのうち演劇でも「あんな舞台をしていてけしからん」という流れになるのは目に見えている。政治問題でもなんでもなく、好きなことをできなくなる社会にだけはしたくない。ダラダラと楽しく芝居を創っていたい。

 問題は、基準が変わって行く時、それは何かの問題への対処として始めは出てくることだ。

 これは仕方ないね、と思わされてしまう一つ一つが、やがて波となって私たちを吞み込んでしまう。
 その空気を皆で支え合って、どんどん窮屈な世界にして行ってしまう。実際にそうなってきてるしね。
 はっきりとした規制などではなくても、「こんな時に、好きなことをやっているなんて」と皆から責められれば、人は萎縮していってしまうのだ。

 MONO『のぞき穴、哀愁』。
 明日が東京の初日。
 写真は稽古場を撤収した後の解散前。

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 笑顔だ。
 いつまでも楽しくやろう。好きなように。
 それを皆に観てもらって、ああ、楽しいねと言ってもらいたい。
 私は、そんな、慎ましい願いを持ってるだけだ。

 劇場でお待ちしています!!
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posted by 土田英生 at 11:24| 京都 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする