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MONO代表・土田英生のブログです

2014年03月01日

好きに表現すること。

 小学校の頃、父親とお風呂で話していた。
 好きなことを言えない環境だったという話を聞いた時、理解はできても、実感としては分からなかった。
 他の皆と同じように、どういうプロセスでそうなるのかが分からなかったのだ。
 
 今になって分かる。
 社会はいきなり変わるわけじゃない。
 ゆっくりと素地ができて、やがて基準が変わって行く。
 その基準に従って皆が監視し合い、段々と窮屈になって行く。
 内輪では話しながらも、「そんなこと外で喋るとまずいよ」という空気になっていく。
 タブーができる。
 やがてそれが常識になる。
 それでも皆、自分は分かってるつもりなのだ。
 正常なつもりなのだ。
 しかし……徐々にその基準は変わり、次第に順応して行ってしまう。
 
 政治的な文脈や各々の思想に基づいて物事を語っているだけではダメなんだと思う。
 それだけだと、意見の相違によって人々が分断されるだけだ。
 私たちが獲得しなければいけないことは、どんな意見も表明できる環境だ。
 区別をし出した途端、人は争い、憎しみ合う。
 いいじゃないの。
 色んな人がいて。

 だからこそ、そこに表現活動があるんだと思う。

 明日は北九州公演。
 昼と夜の二回。
 呑気な作品ですが、観て欲しいです。
 みなさん、劇場でお会いしましょう。

 MONO「のぞき穴、哀愁」サイト → 
posted by 土田英生 at 01:00| 福岡 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする