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MONO代表・土田英生のブログです

2014年04月12日

カゴの中の鳥

 今日は部屋にこもっていた。一度も玄関から外に出ていない。
 いや、まだこもっている。
 仕方ないのだ。こもらなければいけないのだ。締切り前なのだ。
 私はカゴの中の鳥だ。
 ああ、カゴの中の鳥は、いつ出られるのか?
 夜明けの晩だ。夜明けなのか晩なのか? 一体、いつなのだ?

 今日、動かしているのは指だけではないか。
 せっかく痩せてアクティブになったというのに。
 
 ……周りから心配されて困る。
 昨日も、後輩劇作家の女子が私に近づいて来て、小声で言った。
 「……土田さん……健康が大事ですから……なんかあったら言って下さい」
 どうやら身体をこわしたと思ったらしい。
 この前はもっとひどかった。仲のいい女優から言われた。
 「痩せましたね。気持ち悪い」
 気持ち悪いって……おいおい。
 どうすればいいのだ?
 確かに……久しぶりに体重が60キロ代になった。
 ただ、それでも20代の時は今よりも10キロ以上も軽かったのだ。
 どんなだったんだ、私は?

 いや、こんなことを書いている場合ではない。
 仕事に戻らなければ。
 
 ……私はプロットを書くのがとても苦手だ。
 ドラマなどでも簡単な方向確認だけをしてから、いきなり初稿を書かせてもらうことが多い。
 書いてみてから、削るところは削り、膨らます部分を盛って行く。
 舞台でも同じだ。昔はかなり詳細なプロットを立てていたが、最近はほとんどやらない。
 ノートに20枚くらいは色々と書くけど、箱書きも作らずにいきなりパソコンに向かう。
 前回のMONO『のぞき穴、哀愁』だって、設定と着地点だけ決めてから、なにも考えずに書いた。だから一回、大きく詰まったんだとは思うけど。
 
 じゃあ、プロットは必要ないのかといえば、そうではない。
 話が展開して行く為には、土台部分だけはブレないように築いておかないといけない。
 慣れないうちは、最後まで見通せないので、やはりプロットを立てて、箱書きをして、この話が通るのかどうかを考える訓練は大事だと思う。
 慣れてくると、設定を思いついた時、最後までこれで行けるかどうかは分かるのだ。

 しかし、とにかく。
 今は、プロットを書かなければいけない……夜明けまでに。
 カゴの中の鳥は……明日は羽ばたいて……空を舞おう。
 
 
 
posted by 土田英生 at 02:46| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする