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MONO代表・土田英生のブログです

2014年12月22日

おかしな時間

 『保育探偵25時』第6話の書き直しは難航した。
 書けば書くほど崩れていってしまう。

 ドラマ脚本は時間軸が大事だ。
 舞台作品は時間を凝縮して書くことが大事だが、映像の場合はどう流れて行くかが大切だと思う。

 例二つのエピソードが並行して流れるとする。
 昼にこっちではアレが起き、その頃あっちではコレが起き、夜にはこっちはこう展開して、あっちではああ展開という風に時間軸に沿って話は進む。そして登場人物たちはそうほうのエピソードを行ったり来たりしながら交錯する。
 
 シーンの頭に書く『♯2 ◯◯家・居間』などという場所の設定を『柱』と呼んだりする。
 上の例だとしたら、シーン2は◯◯家の居間で展開するが、もし、その居間から登場人物の誰かが飛び出したりして、家の外で会話などが始まる時は、『♯3 同・玄関・外』など新しい柱を立てる。つまり別のシーンになる。“同”というのは“◯◯家”ということになる。

 で、あるシーンを削除したりすると……全てが崩れて行くのだ。
 6話はそれで苦しくなってしまった。
 締切りは土曜日の朝。
 この場合、朝というのは皆が動き出す前、つまり8時くらいまでだ。
 夜にはその脚本を元に打合せをすることになっていた。
 しかし……。
 
 ただでさえ時間がないのに、北海道戯曲賞の候補作を読み込んだり、MONO『ぶた草の庭』の構想を進めたりしていたのでかなり時間が不足してしまった。

 あ、そうだ。
 突然、話がそれるがMONOのことも書いておかなければいけない。

 MONO『ぶた草の庭』
 劇団で先行予約が始まっている。
 
 →

 こんなバタバタした中、ここ数年で一番しっかり台本の準備をしているのだ。
 とても哀しい設定だが、清々しい話にしようと思っている。
 演出や台本のトーンを抑え、だまし絵のような舞台を創りたい。
 
 MONOの5人に加え、常連である山本麻貴さん、いつか一緒にMONOにと話していたもたい陽子さん、そして昨年、私が全国でやった俳優育成講座の参加者の中から高阪勝之君、高橋明日香さん、松原由希子さんに出てもらう。この10人で絶妙なアンサンブルを見せたいと意気込んでいる。
 
 ということで皆さん、お早めの予約を!
 面白いですから。


 
 ちなみに特設サイトもあります。→

 ふう。

 で…… 話をドラマに戻そう。

 金曜の夜からは徹夜して必死で書いたものの、土曜日の8時……脚本はガタガタになっていた。
 どこをいじればいいのか分からない。
 しかも間に合っていない。
 打合せのスケジュールを皆に合わせてもらっているのに……。
 こういう時だ。
 どこかに消えてしまいたくなる。
 とにかく脚本をいじってみたが、昼の12時を過ぎた。
 ……どうしようもない。

 お願いをして一日延ばしてもらった。

 2時間くらい眠り、起きてからシャワーを浴び、掃除をして、カルディでコーヒー豆、ドライフルーツ、アーモンドを買い込み、腰の痛み軽減運動をしてから、心機一転。

 もう一度、最初の形に戻して書き直し始めた。

 結局、またしても徹夜になってしまったが、朝方……なんとか形になってきた。
 8時には提出。

 そこから3時間眠る。

 昼は年上の女性にお会いしてきた。
 樋田慶子さん。
 芸歴約60年のベテラン女優さんだ。
 レストランで喋ったのだが、会話に私にとっては歴史上の人物名が次々に出てくる。
 刺激的だった。とても面白い。

IMG_5204.jpg

 
 そして17時から打合せ。
 20分くらい前に到着したので、いつもの休憩場所で深呼吸を繰り返す。
 頭の中で、問題点を整理する。
 こういう時間はとても大事だ。

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 一日ずらしての打合せ。
 6話のさらなる改訂と、7話のストーリーラインを話し合う。

 終わったのは22時。

 電車に乗ったらさすがに眠気が襲ってきた。
 で、下北沢についてフラフラと事務所に向かう。
 しかし、ある店の中から知り合いが手を振っていた。
 つられて……店に入り込んでしまった。
 気がつけば話し込んでいた。
 こういうことをしているから寝不足が続くんだよなあと思うが、それでも人とかかわる時間は必要なのだ。

 1時にはベッドに入った。
 もうダメだ。頭も朦朧としている。
 今日はグッスリと眠ろう。
 しかし……。

 夢を見て飛び起きた。ああ、イヤな夢だった。
 あれは誰なんだ?
 いや、夢の中のことはおいておこう。

 時計を見ると4時。
 3時間しか眠っていない。
 しかしすっかり目が冴えてしまった。

 今日は『Re:(アール・イー)』の本番だ。

 →

 シブゲキ!!で15時と19時の二回。
 明日のペアは田中直樹さんと三倉茉奈ちゃん。
 相性も抜群だし、この二人は彦根で一度本番を終えているが、明日は会場が小さくなるので少しだけテンポを上げてもらおうと思っている。
 多分、この『Re:(アール・イー)』も今年で最後になりそうな気がする。
 皆さん、ぜひ、お越し下さい。

 私は明日のマチネが終わったら、そのまま羽田に直行して札幌へ移動しなければいけない。
 北海道戯曲賞の審査会があるのだ。
 
 そして……翌日に東京に戻るものの、6話の締切りは24日。
 クリスマスもなにもあったもんじゃない。

 ドラマのタイトルは『保育探偵25時〜花咲慎一郎は眠れない!!』
 →

 本当に私も眠れないね。

 結果、こんなおかしな時間にこれを書いているのだ。
 よし、少し眠ろう。
posted by 土田英生 at 05:13| 東京 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする