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MONO代表・土田英生のブログです

2014年12月27日

MONOの宣伝になってしまった

 今日も基本的には事務所にこもってパソコンの前に座り続けた。
 『保育探偵25時〜花咲慎一郎は眠れない!!』→番組サイトを年内にもう1話書く。
 キツいけど、後々のことを考えると書かなければいけないのだ。

 MONOの公演は毎年2月くらいが多い。
 1月クールのドラマだと、完全にかぶってしまうのだ。
 「斉藤さん」の時がそうだった。
 『なるべく派手な服を着る』というMONOの公演と完全に時期が重なっていた。

 あの時は1話から3話を書き、4話からしばらくは2人の脚本家の方に交代で書いてもらった。
 その間に私はMONOの台本を終わらせ、そして、9話から最終回までの3話分を再び書いた。
 それでも最後はキツかった。
 大阪公演の時は、劇場に待機してもらっていたプロデューサーと本番終了後、メイクも落とさずに打合せをしていた記憶もある。
 
 今回は……全部を自分で書く。
 手伝ってくれている人たちはいるが、それでもあの時より大変になるはずだ。
 私は計画的に物事を進めることがとても苦手だ。
 夏休みの宿題でも31日にやるタイプですらなく、9月10日頃にやっていた。
 アサガオの観察日記だって、記憶を頼りに描いていた。
 けど、そんな自分の性格を直して、とにかく今は計画的に書くのだ。
 8月中に宿題を終わらせて、後は自由研究だけという状態にしたい。
 ……なんの話だ?
 喩えというものは、文章を分かり易くする為にあるはずだ。
 夏休みの宿題の喩えはやめよう。

 今日は書いている途中、柿喰う客の大村わたる君が下北沢に来てくれた。
 三時間くらいお茶をしたが、これがとてもいい息抜きになった。

 彼は今年やった「俳優育成講座」に参加してくれていた俳優さんだ。とてもいい芝居をするが、少しだけ不思議な男だ。よく読めない部分がある。しかし、今日、色々と離してその謎が少しだけ解けた。

 あの講座をやってよかったと思う。
 夏も結構忙しかった。
 「なんでこんなことを企画してしまったんだろう」と途中で後悔したこともあったが、結果、私も演技を改めて考える契機になったし、色んな人で知り合えた。
 20代100人と出会うという予定だったが、結局出会ったのは80人。
 終わってからも、連絡をくれたりする子達がいて、何人かの相談に乗ったりしている。

 そうだ。

 MONO『ぶた草の庭』に出演予定の20代の3人は俳優講座の参加者。
 
 もちろん、それは計画的だ。
 アサガオの観察日記を毎日つけるくらい計画的なことなのだ。
 いや、この喩えはやめたんだった。

 とにかく……。
 何かを一緒に創る時に、やっぱりベースを共有していないといいものができない。
 MONOはそうやって創ってきた。
 個性が大事などというけれど、それぞれの役者が好き勝手やる芝居には全く興味がない。
 大体、個性なんて無理に出すものじゃないし。
 それぞれ容姿や声だって違うし、個性なんて最初からある。

 ギターとドラムは元々違うけど、同じリズムに沿って演奏するから音楽になる。
 役者だって演技を調和させるから、一つの虚構ができ上がる。
 世界ができ上がるからこそ、それぞれも光る。

 そして、そこからどうしても出てしまう不協和音。
 そこが演劇の面白いところだ。
 全く同じものを再生産させたいなら映像の方がいい。
 どれだけ稽古して、どれだけ合わせようが、本番で日々生まれる軋みが魅力だったりする。

 けど、最初からバラバラなものには魅力はない。
 
 「ぶた草の庭」ではそれを改めて意識しようと思っている。
 
 とにかく相容れないものを、一つの作品に詰め込みたい。
 完璧な調和と、出てしまう個性。
 悲惨な状況と、喜劇。
 そうしたものをまとめあげて、精密で馬鹿馬鹿しい舞台を創りたいね。

MONO42.jpg


 劇団の先行予約は28日までです。
 すでに予定毎数を終了した回もあるので、その場合は一般発売をお待ち下さい。
 →MONO公演情報
 ここからさらに「ぶた草の庭」特設サイトにもいけます。

 また、28日から1月3日まで、お正月の特別動画配信でMONO『きゅうりの花』を無料で観てもらえます。
 『ぶた草の庭』にも世界観がつながっていますので、お時間があればご覧下さい。
 
 あれ?
 書いていたら、知らない間にすっかりMONOの宣伝になってしまった……

 計画的じゃないからこうなるのだ。
posted by 土田英生 at 04:22| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする