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MONO代表・土田英生のブログです

2015年04月07日

久しぶりですな

 前回ここを更新したのはMONO『ぶた草の庭』の大阪公演が始まる前だ。
 随分と久しぶりになってしまった。
 
 自慢ではないが私は人の前でとてもよく喋る。
 元気に喋る。
 ほとんどは自分の話をする。
 誰かが喋っている時はうなずきながら聞き、返答する振りをして自分の話に切り替える。
 そうなのだ。自分の話ばかりする。

 ただし、よく反省もする。
 自己嫌悪に陥る。

 そもそも、自己嫌悪というものは「自分に都合のいいシステム」だ。
 自分を誤摩化す為に自己嫌悪というものはあるのだ。

 例えば私の場合。
 まず、自分自身に対する理想像は現実とあまりにかけ離れている。
 「他人の話を静かに聞き、黙って微笑んでいる」……そんな人間でいたい。むしろそうあるべきだと思う。
 しかし実際の私は違う。
「他人の話を遮り、興奮して喋る」……これが私なのだ。そうしている時、自分の欲求が満たされる。
 
 でも、その欲求を満たし過ぎた場合……このまま満足していたのではまずい。それは、あるべき私ではないからだ。
 だから反省する。
 自己嫌悪になる。
 「本当の私は静かに他人の話を聞く人間なのに、ちょっと失敗して喋り過ぎたのだ」と思い込もうとする。
 まあ、自分に対しての言い訳みたいなもんだね。

 日々の自己嫌悪はしょっちゅうだけど、時々、大きな波がやってくる。
 今は結構なビックウェーブだ。
 サーファーだったら『五年に一度の波だぜ』と、喜ぶところなのに。
 
 去年の終りからドラマとMONOが重なり、本当に時間がなかった。
 よく無事に終わったと思う。
 で、MONOが終わった途端に……突然、時間ができた。
 いや、実際にはやることもあるんだけど、それでも全然違う。
 身体が突然止まれない感じだ。
 車で高速道路を走っていて、出口にそれてゆっくり走っているのに60キロ出てるみたいな感じだ。いやいや、うまく喩えたような雰囲気だが、あまりしっくり来ないね。

 悔しいことにドラマ『保育探偵25時』は視聴率が振るわなかった。
 3月の終りに脚本家チームの打ち上げがあった。リベンジを誓った。
 今回、初めて一緒に仕事をさせてもらったメンバーがほとんどだったが、とにかく皆、人がいい。彼らと知り合えたことは財産だ。大事にしよう。

 MONOの『ぶた草の庭』はお陰さまでお客さんも増え、無事に終了した。時間がない中、迷惑もかけながら、それでも、現在、自分が思うことを書き、やりたいことをやらせてもらったので悔いはない。
 
IMG_5746のコピー.jpg

 
 MONOのメンバーもよかったし、他のキャストもとても芝居に馴染んでいた。観に来た人からも「全員が劇団員だと思ったよ」と言われたりした。あれ、なんだろうねえ。嬉しいもんだよね。若手の役者も伸びたし。特に本番に入ってからどんどんよくなって行った。それを眺めているのは気持ちよかった。

 そして……今、私は引きこもっている。
 次に自分がどうして行くのか、それを考えている。
 これが結構な難題なんだけどね。
 どんどん窮屈になって行く社会の中で、なかなか光が見えて来ない。
 ああ、晴れた空に向かって思い切り伸びをしたい。

 こうしてじっとしているだけじゃダメなんだろうけど。
 もうすぐ発表になると思うけど、22日に下北沢でトークライブをします。
 知り合いの店で、入って30人という小さいスペースなんですが、皆さん、きて下さいね。
 
 そういえば『ぶた草の庭』のセットの窓からはこんな景色が見えていた。
 
 
その他青空.jpg


 シーンによって空は変わったりしてたんだけど。

 基本的には晴れてたんだよねえ。
 
posted by 土田英生 at 05:33| 東京 🌁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする