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MONO代表・土田英生のブログです

2016年01月16日

ダフレはいない

 自分でも不思議だ。
 私はどういう基準で生活を送っているのか。
 これまで一度も会社勤めなどをしたことがない。
 学生時代からあまり変わらない生活をずっと続けている気がする。
 
 芝居の稽古中や連続ドラマをやっている時などは比較的はっきりしている。
 稽古は毎日決まった時間にあるし、ドラマなどは締切りと打合せの連続なので、そうした時間を基準に生活を送ることができる。

 厄介なのは執筆期間だ。
 この一週間は書こうと決める。
 するとその間は時間に区切りがない。
 そして……なにを甘いことを書いているのかと思われるかも知れないが、書くのはとても辛い。
 すぐに逃げ出したくなってしまう。
 そして、困ったことに、逃げようとすればいくらでも逃げられてしまうのだ。

 そんなもやっとした時間を過ごしている。
 すると時間や日にちの感覚がなくなってくる。
 まずは一昨日だ。
 病院に行く予定だったのに、すっかり忘れていた。
 その後、25日にやるトークライブの打合せだったが、それだけは覚えていた。
 
 そして昨日。
 朝早く起きて台本を書いていた。
 すると……知らない間に眠ってしまった。
 電話の音で目覚めると16時20分。
 何が起こったのか最初は分からなかった。
 電話はマネージャーのAさんからだった。
 その瞬間に全てを悟った。
 
「ああ、どうしましょう、やってしまいましたやってしまいました!」と騒いだ。
 
 16時からドラマの打合せだったのだ。
 前々から少しずつ進めてきた企画で、久しぶりに打合せをすることになっていた。
 タクシーに飛び乗って向かった。
 車の中で久しぶりに泣いた。
 45分の遅刻。
 おまけにプリントアウトした台本も持たずに行ってしまった。
 慌て過ぎたせいだ。
 台本は入れ忘れたくせに、なぜか三角定規をカバンに入れていた。2Bの鉛筆も入っていた。
 何をしようというのだ。
 写生大会にでも向かうつもだったのだろうか?

 打合せから戻り、台本に戻った。
 と、最近仲良くなった友達からLINEが来た。
 LINEで話す友達なのでラフレと呼ばせてもらおう。
 ラフレが書いてくることは面白い。
 なので私もそれに返信をしていた。
 チャットのようにやり取りは続いた。
 いきなりラフレから返信がなくなった。
 今日の朝、眠ってしまっていましたというメッセージが来ていた。

 と、同時に……いつもの「寝ている間に素直な行動をする」癖も出ていたらしく、別の友人にもLINEのメッセージを送っていた。いや、記憶はあるのだ。だから完全に寝ぼけていただけではない。しかし、やや寝ぼけてメールを送った相手なのでネフレと呼ぼう。

 そして今日はカンフェティで取材をしてもらった。
 MONO『裸に勾玉』について。
 ありがたい。
 会社に伺い、とても楽しく話させてもらった。遅刻しなかったので、若干、強気になっていた。

 会社が飯田橋にあったので、帰りにそのまま総武線に乗って浅草橋へ。
 そうなのだ。レザークラフトをやっている人なら知っている、革材料の聖地とでも呼べる場所だ。
 前から連れて行って欲しいと頼まれていた友達と待ち合わせる。
 レザー友達なので、レフレと呼ぼう。
 レフレは初めての浅草橋らしくとても興奮していた。
 私はいい感じのヌメ革を買った。これでブックマークを作るつもりなのだ。
 MONOのお客さんにプレゼントする為に作成するヤツだ。

 で、買物が終わってからレフレとご飯を食べた。
 結構、長い時間喋った。
 で、レフレと別れて帰ってきて、パソコンに向かった頃、ラフレからLINEが来た。
 またしてもラフレは興味深い話題を振ってきた。
 返信をしていると、またしても突然、なにも書いてこなくなった。
 どうやら眠ったらしい。
 子守り唄のような存在になってしまっているらしい。
 だから私にとってはラフレだが、向こうにとっては私はコフレだ。子守り唄フレンドだ。
 
 コフレは眠ったので、今は台本を書いている。
 孤独だ。
 そしてやはり辛い。

 設定が弥生時代なので、MONOのメンバーには髪を切らないでくれと頼んである。
 私も切らずにいるのだが、私はストレスがあると前髪を引っ張る。
 台本を書いている時は、ものすごく引っ張る。
 なので……前髪だけ伸びない。
 どんどんおかしな髪型になって行く。

 本当なら台本を手伝ってくれるような友達、つまりダフレでも欲しいところだが、そんな人はいない。
 
posted by 土田英生 at 03:30| 東京 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする