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MONO代表・土田英生のブログです

2016年03月03日

大騒ぎして東京へ移動。

 今日から劇場入り。
 スタッフは昨日の夜に東京へ移動。
 そして朝から舞台セットをたてたり、照明機材を吊ったり、音響のセッティングなどをする。
 舞台関係者は皆、これを「仕込み」と呼ぶ。
 あまりに当たり前に使っている言葉だけど、本当に妥当な言葉なのかどうかは分からないね。
 飲食店などでの営業準備を仕込みというのはしっくりくるんだけど、舞台を設営したりすることを仕込みというのはどうも変な感じがする。

 とにかく今日は「裸に勾玉」の仕込み日。
 キャストはお休み。
 そして、私はいつものように17時には劇場に顔を出すことになっていた。
 それくらいの時間には舞台セットができ上がるので、それをチェックするのだ。
 そしてあそこの色を少し変えて欲しいとか、ここはこうならないかとか、まあ、そんなことを相談する。

 京都の稽古期間中、私は稽古場近くにマンスリーマンションを借りていた。
 歩いて5分の距離だったので、とても助かった。
 いつものように台本が遅れていたのだが、往復に時間を取られないのでギリギリまで書ける。
 
 ただ、問題は、私はすぐに巣づくりをしてしまうことだ。
 少しでも快適にしようと、あれやこれやを持ち込んでしまう。
 一ヶ月半いたので、かなりの量になっていた。
 Amazonでした買物もマンスリーマンションに届けてもらっていたりした。

 それを今日の朝、片付け、段ボールに詰め、そして送り、東京に移動し、劇場で舞台チェックする……そういう予定だったのだ。

 朝、予定通りに起床。
 シャワーを浴びて、そして片付け始める。
 しかし……しかし……全く片付かない。

 途中で段ボールを調達しようと、近くのコンビニに行った。
 気の弱い私はちゃんと買物をした。
 そしてレジで……お金を払いながら「あ、そうだ……段ボールありますかね?」と、聞いてみた。
 レジの男性は淡々と言った。
 「さっき、業者さんが全部もって行きました」

 仕方ないので私は別のコンビニまで歩いた。
 そしてまたしても買物をした。そしてレジでお金を(以下略)
 レジの女性は申し訳なさそうに言った。
 「早朝に回収されちゃうんですよ。ですから夜中なら」

 私は意味のない買物を済ませて部屋に戻った。
 段ボールは後にしようと片付けを続けた。
 かなりの量だということが判明してきた。

 私は今度、スーパーに向かった。
 そこで今度は買物をせずいきなりお願いをした。
 あっさり分けてくれた。
 大きめの段ボールを二つ持ち、部屋に帰って詰め始める。
 ……いっぱいになったのに、まだまだ荷物はあった。一番かさばりそうな服は来て行くことにして、小さくなりそうな服をギューギューに詰めて行く。
 部屋にあったAmazonの空き箱や、大きめのカバンにも詰めた。
 全部で荷物は四つになってしまった。

 それでもまだ荷物は残った。

 これは東京に持って行こう。
 スーツケース、大きめのリュック、そして肩からかけるカバンに残りの荷物を詰めた。
 かさばる服を来ているし、荷物だらけの私はまるで夜逃げするみたいだ。
 これは移動が大変だと思ったけど、まあ、仕方ない。

 時計を見る。
 13時。
 予定通りだ。後は荷物を郵送し、そして移動する。
 14時の新幹線に乗れば17時にシアタートラムには顔を出せる。

 ……それから15分後。
 そうだ。
 早く出て、どっかでお蕎麦でも食べようと思った。
 なので部屋を早く出ることにした。
 部屋を見回す。

 マンスリーマンションの会社の人から言われた通り、曜日の関係で捨てられないゴミはちゃんと分別して袋に入れて、部屋の真ん中に置いてある。
 よし、行こう。
 しかし、テーブルの上にクリップやUSBメモリ、洗面所に残っていたタオルやヘアワックスを発見しそれらをパンパンになったリュックに詰め込み、そしてマンスリーを後にした。
 
 京都駅までは地下鉄で15分。
  
 京都駅でお蕎麦といえばどこの店が……。
 しかし、私の頭の隅にはなにかを忘れているという思いが残っていた。
 冷静に考えてみる。

 ……あ。

 私は郵送するつもりだった梱包済みの段ボールを部屋にそのまま置いて来たことに気がついた。
 嘘だろ……。
 これ以上、面倒なことはないという気分だった。
 もう、そのまま東京に行ってしまおうとすら思った。
 いやいやいや。

 私は再びマンスリーマンションに戻った。
 カギを言われたボックスに入れて返却してしまっていたので、そこに指を突っ込んで必死で引き出す。
 まるで泥棒気分だ。

 そして部屋に戻ったものの、荷物は四つ。
 二つ抱えてコンビ二に行く。重い……。
 荷物を置かせてもらい、もう一往復する。
 汗だくだ。

 荷物を出して、京都駅に戻り、そして新幹線に飛び乗ったが……一時間遅刻してしまった。

 劇場に入る。
 弥生時代の建物がトラムの舞台上には建っていた。
 スタッフと打合せをして……夜には久しぶりに下北沢の事務所に。

 やっと落ち着いた。
 明日は衣装をつけ、照明や音響ときっかけを合わせる。
 明後日はいよいよ初日なのだ。

 ああ、緊張。

 皆さん、観に来て下さい!
 →特設サイト
 
 
 
posted by 土田英生 at 23:52| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする