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MONO代表・土田英生のブログです

2016年08月21日

行き当たりばったり

 昨日、ゆっくり自分について考えるとか書いていたくせに、私の行動はどうも行き当たりばったりだ。
 まあ、これは子供の頃からそうだから仕方ない。

 朝ごはんを食べてすぐ、私はノートなど一式を小脇に抱えて颯爽とホテルを出た。
 他の仕事もしないといけないのでパソコンも持った。
 迷うことなく歩いた。
 初日から何度も使わせてもらっているカフェで書こうと前もって決めていたからだ。
 あそこならフリーのwifiもあるし電源もある。

 
IMG_9100.jpg


 橘通り。
 何度も往復している道だ。
 ここをまっすぐ歩けばいいのだ。
 けれど、ちょっとだけ脇道に入りたくなった。この道を通ることに飽きてしまった。
 で、入って歩いていたら、ごくごく普通の喫茶店があった。
 考えもせずに店に入ってしまった。
 行き当たりばったりだ。

 しかし、ここはよかった。
 テーブルは広い。
 コーヒーは安い。
 そして喫煙もできる。
 さらには他に誰もお客さんがいなかった。

 ノートを広げて書き出した。
 なぜか次々のアイデアが浮かぶ。そして話がつながってくる。
 書いているとこういう時がある。
 ふと思いついたことが、前にあったアイデアとリンクして行くのだ。

 背景をもう一度詰めて、人物の相関図を書き、そして箱書きをする。
 まあ、台本の元になる流れのようなものだ。
 1時間もすると箱書きが終わった。
 私はとても満足した。
 休憩を挟みながらさらに書いた。
 落ち着いたので、今度はパソコンを出した。
 もってきていた他の原稿を直そうと思ったのだ。
 電源がない。wifiもない。
 そうか、それを忘れていた。

 私は店を出た。
 そういえば目指していたのはこの店ではなかったのだ。
 まあ、進んだからいいものの、計画とは違う。
 あそこへ行こう。

 歩いているとトイレに行きたくなった。
 店でいけばいい。
 ああ、暑い。
 すぐに汗が滲む。
 髪の毛が気になる。

 ……どういうことだろう?
 気がついたら私は美容院に入ってしまった。

「いらっしゃいませ。ご予約は?」
「いや、えっと……してません」

 行き当たりばったりだ。
 1時間後、髪の毛を切りシャップーしてもらってすっきりした私がいた。

 今度こそ店を目指そう。

 気がつくと私はダイソーにいた。
 一直線でカフェを目指すつもりだったので、カバンも持たず、パソコンや書類を脇に抱えていて歩きにくかったのだ。そこでブリーフケースを買う。
 書類などをそこに詰め込み、今度こそカフェに向かった。
 お腹が空いてきたが、そこでサンドウィッチでも食べればいいのだ。

 ……宮崎牛を使ったハラミ丼はとても美味しかった。
 なぜだろう?
 カフェまであと少しの距離だったのに。
 焼き肉屋さんに入ってしまったのだ。
 
 そしてカフェに向かった。
 混雑していたので諦めた。

 結局、そのままホテルに戻り、部屋でパソコンを打った。

 行き当たりばったりだが、台本は進み、髪を切り、ハラミ丼も食べ、他の仕事も進んだ。
 だから……まあいい。
 これまでもずっとそうだった。
 思いつきで大学を中退し、思いつきで東京に行き、思いつきで京都に戻って劇団をつくり……しかし、正直な気持ちで動いていればちゃんとつながってくるのだ。

 けれど、計画も必要だ。
 明日は、あのカフェに一直線に向かって台本の続きを書こう。
 
posted by 土田英生 at 02:45| 宮崎 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする