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MONO代表・土田英生のブログです

2016年11月12日

とりあえず眠る

 昨日、久しぶりに出掛ける用事がなかった。
 出さなければいけないものはあったし、書かないといけないものもたまっている。
 なのでじっくりそれらを書くつもりだった。
 けれど、どうもペースが掴めない。
 今月も移動が多いので、生活のパターンが定まらない。
 京都に寄って、奈良に行き、そこから宮崎に向かった。
 宮崎では取材や対談などを行った。来年に上演する予定の台本を書いているのだ。
 まだ……半分くらいしか書けていない。
 宮崎では……美味しかったけどね、いろいろ。
 これは「お通」の雑炊。

IMG_9583.jpg


 宮崎から東京に戻り……その翌日が昨日。
 しかも風邪をひいてしまい、しっかりと眠ってしまった。
 少しはましになった気がするけど、まだ本調子ではない。
 身体もだるい。
 そして身体がだるいと、やっぱり心も傾く。
 
 疲れが出ているんだろうねえ……。
 けれど、やらないといけないことは多いし、今月はまだこれからも兵庫に行き、東京に戻り、大阪に行き、京都に寄ってから東京に戻る。
 
 その間に宮崎の台本を書き上げないといけないし、戯曲もたくさん読まないといけないし、MONOも書かないといけないし。……いや、まだあった。

 今日、編集の人と打ち合わせをした。小説の校正が戻ってきたのだ。
 話している内に少し書き足そうという話になった。

 書いていた内容と現実があまりに近くなってきてしまっているので、それに対しての修正をしようという話になったのだ。

 ああ……。
 世界は閉じよう閉じようとしている。
 開きすぎると人は不安になる。
 個人でいることはとても苦しい。
 だから、確実なアイデンティティーを求めて、狭い所に身を置こうとする。
 出自とか、民族とか、宗教とか、ナショナリティーとか、思想とか。
 そして他者を攻撃することで、自らの正当性を守ろうとする。
 
 身近な人が閉じていく様を見るのは辛い。
 なんだかこっちまで負けそうになる。
 私の中にもそうした気持ちは存在するからだ。
 閉じることは、とても分かりやすくて楽だ。だけど、そこに身を任せてしまったら、世の中は闇だ。
 憎悪や悪意の中で暮らしたくはない。

 それぞれに理由もあるんだと思うけど、イギリスのEU 離脱やトランプが当選したのだって、「閉じる」動きに他ならない。
 そして閉じ始めた流れを止めることはとても難しい。
 開くことは面倒だし、苦しいことだからね。
 だからこそ、自分の中にあるそうしたものに抗ってきたつもりだ。
 書いてきた台本だって『燕のいる駅』も『その鉄塔に男たちはいるという』も『橋を渡ったら泣け』も『少しはみ出て殴られた』も結局はそんな話だ。

 けれど、現実は想像以上の速さで逆に向かっていく。
 とても憂鬱だ。虚無感に襲われる。
 けれど、諦めてしまったら終わりなのだ。
 
 まだまだ、同じように考えている人たちはたくさんいるしね。
 劇団も長くやっている。
 そうだ。
 千葉雅子さんから同級生劇団でトークをやろうと誘ってもらった。
 「猫のホテル」「カムカムミニキーナ」「MONO」はほぼ同じだけ続いている。
 だから千葉さんと松村さんと私で東京でトークショー(?)をすることになった。
 きっとこれまでのこと、今、そしてこれからのこと。
 渋谷のサラヴァ東京で12月29日。年末も年末ですけど、皆さん、来てください!
 →
 
 寒くなったせいか、それとも世の中のせいか、もしくは私個人の問題なのか……とにかく無性に人恋しい。
 けれど、そんなことを言っている場合ではないんだよね。
 小説の直しも今月中だ。

 終わるのかね、全て?
 と、疑問文にしている場合ではない。
 終わらせるのだから。

 そんな中、ワークショップも企画してしまった。
 知り合いの役者さん数人を集めて、試してみたいことがあったのだ。
 
 それはいいんだよね。
 どんなに忙しくても、自分のやりたいことはやらないと、軸がなくなってしまうし。

 早く眠って風邪を治そう。
 ……って、もう朝だな、どうやら。
posted by 土田英生 at 06:04| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする