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MONO代表・土田英生のブログです

2017年02月10日

大人が泣くのは間抜けだ

 更新するのが久しぶりだ。
 心の余裕が全くなかった。
 まあ、今もあるとは言い難いけれど、それでもこうして書いているだけマシになったのだと思う。
 今日、久しぶりに部屋にこもっていた。自分の心の中で色々なものと闘った気がする。きっと外から見たらじっとしているだけに見えると思うけど、内側は結構大変だったのだ。
 人からのLINEなどで、前を向こうという気分になった。
 で、台本を頑張る前にちょっと更新してみようと思ったのだ。
 
 あ、そうだ。
 書いていたドラマの情報が公開されたので告知させてもらおう。

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 NHKBSプレミアム
 「この世にたやすい仕事はない」
  2017年4月6日(木)スタート(全8回)  毎週木曜 夜11時〜 
 原作◎津村記久子 
 脚本◎土田英生、ブラジリィー・アン・山田
 出演◎真野恵里菜、塚本高史、浅野温子 ほか
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 仕事を巡るファンタジードラマです。みなさんよろしくお願いします。
 いや、ドラマのタイトルではないけど、本当にたやすい仕事はないなとつくづく思う。

 ここのことろ、立て続けに色々なものを書く中で、自分の能力不足をまざまざと知った気もする。けど、まだ伸びしろがあるんだと考えることにしないとね。戯曲講座なんかで講師として呼んでもらうこともあり、そんな時は色々とわかったようなことを言っているくせに、私自身がまるでヒヨッ子だ。これから精進して行かないと。もっと勉強しないとなとつくづく思う。

 書き下ろした小説の出版も近づいてきた。
 現在は装丁などの最終段階だ。

 あ、ちなみに最初に断っておくけれど、久しぶりの更新なので、こうして合間に告知がちょこちょこ入る。

 小説のタイトルは『プログラム』だ。
 普段、自分の舞台のタイトルではつけないシンプルなものにした。これまで舞台で書いた話や、新しいものが短編としてあって、それが緩やかに繋がって長編になっている。
 人間は本能のプログラムが未熟で……という設定からこのタイトルになっている。舞台で書いた『燕のいる駅』の世界が小説全体を支える土台になっているからだ。
 これは2月28日に河出書房新社から発売されるので、みなさんよろしくお願いします。

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 『プログラム』土田英生《河出書房新社刊》→
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 ……最初に全ての告知を済ましてしまおう。
 これではただの告知だけになってしまう。
 メディキット宮崎県民センタープロデュースの公演ががまもなく始まる。

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 新 かぼちゃといもがら物語」#1
 『板子乗降臨』
 2017年2月15日(水)〜2月19日(日)
 メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) イベントホール
 作◎土田英生 演出◎永山智行
 出演◎渡部豪太/熊川ふみ(範宙遊泳)/実広健士(劇団ぐるーぷ連)
    日啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)/ 河内哲二郎
    あべゆう(劇団こふく劇場)/酒瀬川真世/大迫紗佑里(劇団こふく劇場)
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 ああ、稽古場に行きたかった……。けれど、どう考えても無理そうだ。本番は行けるように調整してもらったので、もういきなり客席で観ることになる。
 
 で、あとはMONO『ハテノウタ』だ。
 絶賛稽古中でチケットも絶賛発売中です。
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 このあたりで稽古場の写真でも一枚載せておこう。
 ラジオでいえばこの辺りで曲を聴いていただきましょうという感じだ。

IMG_9768.jpg


 このブログも長くやっていて、読んでくれている人はなんとなく分かっていると思うけど、私は浮き沈みがとても激しい。しかし厄介なのは人前に出るとそれがほとんど分からない。元気満々にはしゃいでしまい、自分でも無理しているかどうかの判断ができない。

 20代の頃は1年に一回くらい、そうして溜まったものが、突然ヒステリー症状になって出た。
 いわゆる“キレる”状態になったりした。
 だいたい泣きながら叫ぶというのがスタイルだった。

 MONOのメンバーなどは付き合いが古いので、そのことをよく知っている。
 そんな厄介な人間なのに……。
 よく付き合ってくれていると頭が下がる思いだ。
 みんなは人間ができてるんだね。

 最後にそんな大騒ぎをお披露目したのは「板子乗降臨」を上演する宮崎だ。
 劇場も同じでMONOで『きゅうりの花』を上演した時だ。
 わめき散らし、大入袋を撒き散らして打ち上げを台無しにしたね。お造りが並んでいる皿に「水沼健さま」と書かれた大入り袋が入っていた映像が頭に残っている。
 今回、宮崎で仕事をすることになった時、当時から残るスタッフの人たちは「土田さんって怖い人でしょ」と言っていたらしい。

 いや、あれが最後でもないか……。

 テレビ局でも泣き叫んで会議室から飛び出して、皆に探されたこともあったし。
 あの時はアシスタントプロデューサーの女の子が私を見つけ、「土田さん、戻ってくれますか?」と、手を引かれて戻った。私はまるで子供だ。

 ……でも、そういう時ことがあると、それからしばらくものすごく落ち込む。それが嫌なので、ちゃんとセーブできるようになった。少しだけ大人になった。
 そうなんだよね。
 問題は私の幼さだね。
 まあ、これでも随分とましになったとは思うけど、年齢相応ではない気がする。

 やっぱり泣いてしまうのだ。
 他の皆はどうなのかわからないけど。
 大人として恥ずかしのでこれはなんとかしたい。
 
 年末、ある打ち合わせの帰りに私は落ち込んでいた。
 電車に乗って考えていたら、突然、泣けてきてしまった。
 まずいと思って必死でこらえたけれど、どうしても我慢できない。
 目の前にいたOL風の若い女性が不思議そうに見ている。猛烈に恥ずかしかった。
 下北沢で逃げるように降り、さっさと改札を出ようとしたが、改札が反応してくれない。
 見るとSuicaが入っているものではなく、違うものを当てていた。
 後ろに人が詰まっている。
 慌てて正しいものを当て、後ろに詰まっていた人に「すみません」と言ったら、それがさっきの女性だった。
 彼女は「それはいいですけど、大丈夫ですか?」と言った。
 「はい、大丈夫です」と言って立ち去ったけれど……危なかった。
 危うく大声で泣き出すところだった。

 この前もそうだ。
 とにかく時間がなく、私はずっとパニック状態だった。
 で、夜中。
 これではいけない。落ち着こう。
 そのためにはゆっくりお風呂に入ろうと思った。
 湯船に浸かりながら、のんびり歯を磨いていた。
 口をゆすごうと思ってカランをひねった時だ。
 上から冷たいシャワーが私の背中にスコールように降り注いだ。
 ……泣いたね。

 決心した。
 もう泣かない。
 と、書いていること自体が間抜けだ。
 大人の宣言だとは思えないな、やっぱり。

 さて、仕事をしよう。
 その前にお風呂に入ってこよう。
 冷水を浴びても泣かないしな。
posted by 土田英生 at 01:16| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする