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MONO代表・土田英生のブログです

2018年07月05日

意味不明な雑文

 テアトル・エコー『青い鳥たち、カゴから』も稽古開始から一週間経った。
 この劇団と組むのも初めてだし、これまで一度も一緒に仕事をしたことのないメンバー。
 けれど、皆、とても素直な態度で稽古に臨んでくれているので、これには本当に救われている。
 若い役者さんはもちろん、私より先輩である役者さんもきちんと話を聞いてくださるし。

 だから順番にニックネームをつけ、失礼な冗談も織り交ぜながら、いつものペースで稽古させてもらっている。
 毎日誰かが稽古見学に訪れるので張り切る。
 私はどんな状態だろうが、人前だと元気になれてしまうしね。

 ✴︎ ✴︎ ✴︎
 
 ただ……毎日、帰って来てからは大変だ。
 一時間以上全く動けなくなる。
 例えではなく、スイッチが切れたように本当にじっとしているみたいだ。
 外から眺めたら静止画のようになっていると思う。
 デッサンモデルになりたいくらいだ。動かないから描きやすいと思う。
 
 一時間くらい経ってから、やっと着替えて顔を洗ったりするけれど、今度は思考の時間に入ってしまう。
 テレビからワールドカップが流れる中、闇の中をさまよう。

 人の相談にはあんなに乗れるのに、自分のことだけはどうにもならない。

 今、社会はとんでもないことになりつつある。
 こんな大変な時に、私は自分のことを考えて、一体、何をしてるんだろ?
 
 ……毎日、気がつくと朝になっている。
 
 努力して2時間くらい眠ってから、稽古まで仕事をする。
 必死で出かけ、稽古場に着く前にスイッチを入れ、そこから5時間はフル回転。
 で、帰ってきて再びデッサンモデルのようになって……。

 このまま行ったらおかしな悟りでも開いてしまいそうだ。
 
 今日はワールドカップの試合がなかったので、この生活サイクルを断ち切ろうと思い、机に座ってこれを書いている。

 考えるしかないんだろうね。

 ……これまでも色んなことがあったけど、なんとかなってきた。
 だいたい、私はどんな問題や障害も、具体的なものはあまり苦にならない。
 解決すればいいだけだからだ。

 高くて絶対に登れないと思っていた壁は、後になって振り返れば大変なものではなかったと気づくことがほとんどだったし。
 
 ただ、生きていくのは選択の連続だ。

 目の前に二つの石があって、どちらかを手にすれば、どちらかは消える。
 そしてどちらを取っても、いいことばかりではない。

 両方をぼんやり置いておきたいと思うんだけど、不思議なことに、時間が来ると二つとも消えてしまう。
 そうやって両方失ったこともあったし、慌てて間違った方を手にしたこともあった。
 
 また、光る石を手にしたつもりが、すぐに輝きを失ってしまって驚いたこともある。
 選ばなかった方の石がいつまでも光っているのを遠くから眺めて後悔した。

 生活の中で全てがクリーンな状態で、全く傷を追わずに生きるなんてことは無理だと知っている。皆、どこかしこに、小さな、時には大きな悩みや問題を抱えつつ、それでも笑ったりして過ごしているだけだ。
 
 できることなら、スマホのゲームに熱中したり、絵を描いたり、革細工を一生懸命したり、それくらいの状態ではいたいね。
 
 
posted by 土田英生 at 04:42| 東京 ☁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする