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MONO代表・土田英生のブログです

2020年07月10日

私のそれぞれ

 ブログの更新をしばらく頑張ってみることにした。
 長文を書くときはnoteに移動しようかとも思っていたんだけど、私の場合、割とくだらないことを書き連ねたいことが多いので、そういう意味ではこの土田頁の方がいい。

 まだ私は東京に滞在しているのだが、感染者数もまた増えて来たし、そのくせ、人と会う仕事も増えてきていて……コロナ騒動が明けたのかなんなのか全くわからない状況だ。
 
 その癖、猛烈に忙しい。
 一つずつクリアしていくしかない。

 来年の頭に脚色と演出を担当する舞台の打合せ、夏にやる予定の朗読劇の執筆、10月にやる予定の短編芝居「駆落ちアニバーサリー」の執筆、京都の奨励金事業を使って作っている動画の撮影、オンラインの戯曲講座の準備、オンラインで演出のアドバイザーをする演劇大学……。他の細々した雑事もあるしね。それに本来ならば、夏からは翌年のMONOの新作の準備を始めるはずなんだけど、これねえ……コロナがどうなっていくかだよね……。

 今は決まっていることだけを元気に書こう。

 17日から京都・出町座で公開される「それぞれ、たまゆら」。

 公開中はなるべく映画館に行ってあいさつなどをさせてもらうつもりだ。なので皆さんに来てもらいたい。
 映画自体は1時間の中編で、MONOメンバーが全員出ているのと、中越典子さんや鳥谷宏之君、板垣雄亮さんにも出演してもらっている。

 原案は2017年に出版した「プログラム」という小説だが、映画にするにあたって大幅に設定などを変えた。
 
 この作品の成立過程はめちゃくちゃややこしい。

 元々は1993年にC.T.T.特別企画で「燕のいる駅」という芝居を書いた。出演者は13人。戦争前夜の駅舎での話だ。
 同じタイトルで1999年に世界の終わりの日という設定に変更して、MONOで上演した。これは出演者7人。
 この二つのバージョンはいろんな劇団で上演してもらった。
 けれど話が少し違うので、同じタイトルで内容の違う芝居が存在することになった。自分でも統一したかったのだが、二つの台本が違う経路で広がって行きコントロールできなくなってしまった。

 2005年、グローブ座で嵐の相葉君主演で上演することになり、その時に出演者13人で世界の終わりという設定にするという、つまり二つの話を合わせたバージョンに書き直した。
 これで決定版ができた。
 そう思っていた。
 それなのに……2012年、土田英生セレクションで上演することになった。酒井美紀さん、中島ひろ子さん、久ヶ沢徹さん、千葉雅子さんらが出演ですることになり、キャストに合わせようと思ったらまた7人バージョンに戻ってしまった。しかも登場人物などは書き直したので、もうどれが本当の「燕のいる駅」なのか、私自身にもわからなくなった。
 だから現在は4つの「燕のいる駅」が存在している。

 2017年に河出書房から書き下ろし小説を出すことになり、この「燕のいる駅」を下敷きにして書いたのだが、書いているうちに別の作品になってしまったので「プログラム」という新しいタイトルをつけて出版した。

 そしてこれを映画にしようとなった時、またしても大幅に書き直した。
 なので「プログラム」原案の映画「それぞれ、たまゆら」ができた。
 
 ふう。
 出町座のあとは東京や名古屋での上映に関しても動いてもらっている。もし皆さんが見てくだされば、全国に上映を広げたいとは思っているんだけど、どうなるかはわからない。

 ちなにみヨーロッパ企画の映画「ドロステのはてで僕ら」も同じ期間に出町座で上映している。この映画はシネコンを含む全国の映画館でやっているけれど、私は京都で見られると思って楽しみにとっている。いやあ、精力的ですごいよね、ヨーロッパ企画は。

 「それぞれ、たまゆら」は控えめな作品ですが、心よりお待ちしています。→サイト
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 そして……個人的には宣伝するのが恥ずかしいのだが、間もなく始まるTBS系のドラマ「半沢直樹」に平山一正というIT社長役で出演させてもらっている。妻は南野陽子さん。これまでも朝ドラや自分の書いたドラマにカメオ出演的な感じでちょこちょこ出たりさせてもらって来たが、こんな風に一俳優という感じで仕事をさせてもらうのは初めてだった。

 当然のように撮影ではものすごく緊張した。
 初めての撮影前日は緊張して眠れず、最悪の体調で臨んだ。
 何度も段取りを間違え、南野さんには迷惑をかけた。徹夜と緊張で私の目は乾き、おまけにメガネを外しての出演だったので究極のドライアイ状態だった。アップを撮られる時、必死で目を見開いていたら白目になったりした。

 18歳の新人気分という感じで取り組ませてもらった。
 本来は4月からの放送予定だったけれど、コロナで撮影中断があり、7月19日スタートになった。

 半沢直樹公式サイト
 
今日はこれくらいにしておこう。
posted by 土田英生 at 03:02| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする