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MONO代表・土田英生のブログです

2010年09月02日

幕引き

 28日に劇団M.O.P.の最終公演『さらば8月のうた』を観た。
 昼に観て、夜にはゲスト出演させてもらった。
 異常に緊張した。
 出番が終わって皆が演奏をしている時、私は袖から皆の後姿を見ていた。

P1020185.jpg

 そして29日の夜は打ち上げに参加。100人を超す人が集まっていた。
 朝まで皆と喋った。ここでも写真を撮ったのだが……帰って来てみたら全てボケてしまっていた。
 26年で清々しく活動に幕を引いたMOP。

 ……で、今日はMONOの次回公演の宣伝活動。
 久しぶりにメンバーが集まったのでミーティングもした。

 私たちは21年やっている。
 
 どうして行くのか?
 どのように活動を続け、どのように終わって行くのだろう?
 まだイメージが湧かないが、どんな集団にも終りは来るのだ。

 ……ゆっくり考えて行こう。
posted by 土田英生 at 02:58| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

圧倒的

 何だか、あっちに手をつけ、こっちに手をつけという感じで仕事をしている。
 まるでホテルのビュッフェ状態だ。
 いや、自分でもこの喩えはよく分からない。
 色んなものをちょっとづづということが言いたかっただけだ。
 
 そんな訳で集中出来ていない気がするが、それでも毎日少しづつMONOの新作「トナカイを数えたら眠れない」の構想は出来上がって行く。

 もうこのままでも書き進められる所までは来ている。
 準備さえすれば面白いものにはなると思う。

 しかしまだ駄目だ。
 一か八か……冒険を試みないといけないからだ。
 圧倒的なものを創る為に。
 まあ、狙って創れるほど、甘くもないんだけどね。

 ん? 
 どうでもいいけど、一か八かって……足しても十にならない。
 気になって今調べたら博打用語だった。
 
 話がそれた。

 最近思う。

 圧倒的にいいものさえ創れば、不思議とお客さんも来てくれるんだよね。
 小賢しく色んなことを考えて過ぎて、いやらしい大人になっていた気がする。
 簡単だ。
 いいものを創ろう。
posted by 土田英生 at 01:04| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月28日

『赤い薬』

 夜中に一応更新したけれど、随分とお酒が入っていた。

 で、今、劇場へ入る前に更新。

 いやあ、私の誕生日にメンバーが披露してくれた寸劇はかなりのものだった。
 照明も音響も入り、衣装まで用意されていた。
 そして何と驚くべきことに誰も台詞をトチらなかった。
 動きもちゃんとしていた。
 ホテルで舞台図を頼りに動きを決めたらしい。

 P1010824.jpg

 札幌での私の鏡前だ。
 福岡の高橋さんがつくってくれた首飾り。紙の首飾りをもらうのは小学生以来だ。
 これはイギリス好きの私の為に、赤、青、白でつくられ、間にはユニオンジャックの柄も混じっている。横に貼ってあるのは万能グローブガラパゴスダイナモスのメンバーからも色紙。ちゃんとプリクラまで貼ってくれている。横の百合の花は……奥村チョイスだ。

 さて、一年大人になった私。
 『赤い薬』最後の公演。

 今日は15時から本番。

 昨日は雪だったけれど、今日は天気もいい。
 札幌近郊の皆さん、琴似のコンカリーニョまで足を運んで下さい。

 →MONO

 それでは行って来ます。
 
posted by 土田英生 at 11:27| ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

たった1回

 名古屋公演が終った。
 1回だけの公演はあっという間だ。
 しかし素敵なお客さん達だった。最近は公演の度に名古屋へも来ているので、なじみのお客さんも増えて来ている感じだ。
 
 MONOでも次回も名古屋はツアーに入っている。
 まあ、私は個人的に夏にも名古屋である。
 『─初恋』
 ああ、そうだ。この台本も書き直さないと。

 しかし今は『赤い薬』
 終演後、40分で舞台のバラシは終了。
 明日の朝、トラックに舞台セットを積み込んで東京へ移動する。
 
 東京の皆様、劇場へお越し下さい。赤坂RED THEATERです。
 
 ……何か書きたいけれど、酔っぱらい過ぎている。
 頭がグルグルしている。
 
 出来れば明日、東京から更新します。
 
posted by 土田英生 at 01:58| 🌁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月21日

えっと、三日目が終了

 MONO『赤い薬』大阪公演の三日目が終った。
 
 昨日は昼、夜と公演が2回あって、その後金沢から来てくれていた知り合いと飲んで……今日は朝劇場入りだったので、結局大阪でホテルに泊まった。

 で、朝、早く起きて久しぶりに梅田から扇町辺りをぶらぶらとした。
 昔、扇町ミュージアムスクエア(OMS)という劇場があったところまで行ってみた。
 関西小劇場のメッカと呼ばれた場所だ。
 最初にやった時に『うわあ、とうとうOMSだ』と思った記憶がある。
 
 関西の劇団はこの扇町ミュージアムスクエアでやって、更に集客できるようになると近鉄小劇場や近鉄アート館へ進出するというルートだった。

 この3つの劇場は今はどれもない。
 私たちも皆と同じようにこの3つの劇場をよく使わせてもらった。
 月日の流れを感じる。

 そして今上演中の『赤い薬』。
 これも12年前はこの扇町ミュージアムスクエアで初演したのだ。
 そう思いながら懐かしい道を歩いた。
 しかしOMSの跡地には見慣れないビルが建っていた。

 10-02-21_001.jpg

 そのビルの前にしばらく立って、ちょっと朝からオセンチモードになった。
 ちなみに写真が汚いと思うが、これは私の携帯のせいだ。
 携帯を自分でバージョンアップしようと装飾をしていたらレンズに接着剤がついてしまい、こんなぼやけた感じにしか撮れなくなってしまったのだ。明日からはデジカメを持ち歩こう。

 しかし演劇は常に今だ。
 気持ちを新たにHEP HALLに向かい、昼だけの公演。
 そして……やはり、嬉しいことに大量のアンパンを差し入れていただいた。
 終演後に食べた。
 更に、大学時代の同級生達がまとまって来てくれていたので終ってからご飯。
 もうお腹はぱんぱんになった。

 あああ、また明日の本番では『太りましたね』と言われるのではないかと心配だ。
 せっかく痩せたのに。
 舞台上ではどうやら太って見えるらしい。
 新たな問題だ。

 しかし、写真はいいね。
 今、発売中のぴあの関西版で大きく写真を載せてもらっているのだが、これはどういう訳だか痩せて写っている。カメラマンの方に『なるべく細く撮って下さい』と頼んだせいもあると思うが、写真にはこういう奇跡があるから好きだ。

 明日は夜だけの公演。
 少し余裕がある。
 だから仕事をしよう。
 そして寝るまでもう何も食べずに頑張ろう。

 あ、大阪公演は28日までHEP HALLでやっています。
 当日券もありますので、ふらりと劇場へ来て下さい。
 →MONO
 →HEP HALL
posted by 土田英生 at 21:58| 京都 | MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

疲れた。

 無事に初日が開いた。
 お客さんも満員御礼で大きなトラブルもなかった。
 ふう。

 しかし……なんだろう、この疲れは。
 いつも思うことだが、通うことに問題があるのかも知れない。
 たとえば他の場所で公演する時は劇場の近くにあるホテルに泊まる。当然のことながらホテルと劇場の行き来は楽だ。

 私達の本拠地は京都だ。
 時には京都で公演することもあるが、関西の公演は大阪でする。
 今回もそうだ。
 すると地元でありながら、最も遠くまで通うことになる。
 私が家を出てから劇場に着くまで1時間15分くらい。
 これが結構厄介だ。
 飲んだりするともっと大変なことになる。
 今日は初日だというのに、明日の昼公演の為に初日乾杯だけ劇場ロビーでしてそのまま帰った。それなのにこの疲れだ……。


 いやいや、疲れている場合ではない。
 アンパンも食べたしね。
 そうなのだ。またしてもアンパンの差し入れをいただいた。
 その人は当日券で来場し、受付にアンパンを渡し、名前も名乗らず帰ったという。
 
 ああ、正義のアンパンガールだ。
 この場をかりてお礼を言おう。ありがとうございます。いただきました。
 明日は、昼と夜、2回公演がある。 
 
 最後になったけど『赤い薬』。
 見易く面白い舞台になっていますので……お越し下さいね。
 
posted by 土田英生 at 00:31| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

いよいよ今日から。

 もう日が変わったので、今日のことだ。
 『赤い薬』の初日。

 今日も……いや、日付が変わったので昨日のことだね。
 昨日も順調に進んだ。

 昼過ぎから始めた場面転換などのチェックが早く済んだので、ランスルー形式で音響、照明などと合わせることも出来た。

 ランスルーはゲネプロ(全く本番同様に行うリハーサル)ほどではないけど、基本的には全く芝居を止めずに行うリハーサル。『問題があったら止めましょう』という感じですか。で、一応、一度も止めることなく、そのままラストまでやれてホッとした。

 どうでもいいけれど、私は“役者として”とにかく転換が嫌いだ。
 暗い中で動くのがとても苦手なのだ。

 過去に苦い想い出をたくさん持っている。
 全部、本番での出来事だ。

 明りがついたら客席に立っていたことが一回。
 袖に入ろうと幕をつかんで、破いて袖がなくなったことが一回。
 入ってはいけない幕と板の間に無理矢理入り、身動きが取れなくなったことが一回。
 しかもこの時は明りがついたら客席から笑い声がした。
 私の体の形に幕が盛り上がってしまい、板に挟まっていることが分かったからだ。しかも何とかそこから出ようともがけばもがくほどお客さんがくすくす笑うという屈辱も味わった。あれは辛かったね。まるで磔だった。
 
 しかもMONOでは演出もしているので、ギリギリまで客席で見ている。
 で、あれやこれやと細かいきっかけなどを“演出として”要求する。
『あ、そこは静かに転換して』『ああ、◯◯もっと早く袖に入って』などとマイクで言ったりする。

 しかしだ。
 いざ自分が袖の中に入ると、苦手な上に慣れていないので全然分からない。
 あんなに皆にはうるさく言ったことを自分が守れない。
 暗い中で何かにぶつかる、転ぶ、音をたてる、袖に入れない……大騒ぎだ。

 しかし今回は大丈夫そうだ。
 いや、どうだろう……。

 とにかくランスルーの時は何とかなった。一度、出口が分からず迷ったことはあったが、明りがつくギリギリで何とか発見した。

 ま、しかし、順調だ。
 全体を通してみて、演出としては細かい修正点も見えたので、明日は……いやいや、日付が変わったので今日のことだ……今日は夜の本番までにそこを直す予定。

 スタッフも合間を見つけては細かい直しをしてくれている。
 勝手知ったるメンバーばかりなので、とても安心して任せられるのがいい。
 
 そんなこんなで……今日から28日まで大阪でやっています。
 3月3日は名古屋。6日からは東京です。その後、福岡、米子、札幌と公演は続きます。
 
 皆さんのご来場を劇場でお待ちしています!
 →MONO
posted by 土田英生 at 01:05| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月15日

丸い季節の中、宣伝活動にいそしむ。

 MONO『赤い薬』。

 一昨日から昨日にかけては福岡へ行って、記者会見や取材などを集中してさせてもらった。九州での公演も定期化しているので記者さんなども顔なじみになり、楽しく取材してもらった。ただ、昨日の朝は吹雪の中を歩いた。頬が真っ赤になり……トイレで見た私の顔は……まるでアンパンマンのようだった。

 そして今日は大阪で記者会見。
 地元なのでこちらもリラックスして喋れた。
 こうして宣伝活動に勤しむ。
 ただ、喉はかれた。

 福岡でも大阪でも何人かから「今は結構丸い時期ですか?」という言葉をいただいた。
 太っているという意味だと解釈した。
 中々すぐれた婉曲表現だ。
 丸い時期。
 そうだ、時期の問題だと思いたい。
 今は丸い季節なのだ。
 どうやら私は丸い季節の真っただ中にいるらしい。

 日本では冬をしばらく過ごせば、やがて花咲く暖かい春が来る。
 だから……しばらくすれば……いやいや、違う。
 私の場合は丸い季節を過ごしても、何もしなければまだ丸い季節は続いたりするのだ。
 これが問題だ。
 いつまでも冬が続く。
 まるで南極だ。
 いやいや、南極にも夏はある。
 だから私だって痩せるはずだ。

 早く来い、細い季節よ。
posted by 土田英生 at 01:09| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月06日

前に進みたい

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 『赤い薬』情報ページ

 『赤い薬』の稽古が始まった。
 とはいってもまだ一日やっただけだ。
 改訂も遅れているので、初演時の台本を使って前半部分の読み合わせをした。

 ……思っていたより面白かった。
 
 これが厄介なんだよねえ。
 十年以上前の作品だし、今と若干好みだって違っている。
 時代背景などにも違和感を感じる。
 だから書き直すのだ。
 しかし、前より絶対に面白くしなければ改訂の意味はない。
 何より私も劇団もあれから12年。
 そうだ。あの時の私達とは一回りも違うのだ。
 『やっぱり若造だった時とは違うね』といい意味で思いたい。
 『ええ? 未年なの? でも一回りも違うよ、ハハハ』と余裕で微笑みたい。

 私の作品を様々な団体に上演してもらう機会がある。

 調べた訳ではないので正確なことは分からないけど、どうも10年くらい前に書いていた作品に偏っている気がする。
 それが作品の良し悪しの判断にはならないけど、時々不安になったりする。
 とにかく現役でやっている以上、青臭いと言われようと……常に前より面白いものを書けるようになって行きたい。進歩し続けたい。

 もしも……確実に後退していると感じたら……続けていられない。

 いやいや、そんな後ろ向きなことを考えるのはやめよう。
 シンプルに、ただただ頑張ればいい。
 12年前だってもがき苦しんで書いていた。
 その点では今の方が格段に楽にはなっている。
 それは当然だ。
 年齢と共に方法やコツなどと掴んで来るからだ。
 だからといって、それにあぐらをかいたらきっと終るね。

 月並みだけど「意志」だね。「面白いものを書いてやろうとする意志」。

 それを中心に据えて……ま、頑張りますかなあ。
posted by 土田英生 at 02:09| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月28日

そしてMONO

 来年の3月にシアターコクーン他で上演される『相対的浮世絵』→の細かい脚本の直しを今日の午前中までやっていた。年末までに必ず終らせますと宣言していて、しかも年末といってもそれは31日のことではなく、世の中が休みになってしまう前という意味なので今日がギリギリのデッドラインだったのだ。
 
 ずっと眠らずに書いていたので、昼間にベッドに入ってからも中々眠れなかった。これもいつものことだ。目を閉じてもパソコン画面が張り付いたようになってしまい瞼の中がチカチカして落ち着かない。
 
 おかしな夢ばかり見た。

 駐車場に車を停めていて、そこから出そうと思っているのに出口にスクラップの車が横たわっていて中々出られない。

 ……これはよくある夢のパターンだ。
 行き詰まっている時などによく見る。

 しかし今日はそこからが違った。
 ボタンを押したらビヨーンと車体が高くなって、私の運転していた車はロボットのようになった。
 それを操縦して楽々と出た。

 ……夢でこんな楽していいのだろうか?

 しかし道に出ると普通の車に戻った。
 と、道を知らないことに気づく。
 焦った。
 とにかく急いでいるのだ。
 やっぱりさすがは夢だ。
 ちゃんと私を困らせてくれる。

 しかし。
 またしても驚くべき展開が待っていた。
 目の前にあった道から突然、色んな標識がにょきにょきと出て来て、私の進むべき道を示してくれたのだ。

 夢はそこで終った。
 快適だった。
 これは何だろう?
 困ったことがあっても、こうして解決出来るよということなんだろうか?
 だとしたらこれをもって、私の来年の運勢ということに決めてみたい。
 きっと私はロボットに乗って標識に従い、楽々と来年を歩むはずだ。
 
 で……夕方起き出して……MONOに取りかかった。
 『赤い薬』→

 『赤い薬』は97年に一度上演をしているが、今回は全面的に書き直す。もう完全に新作として書き直す。……と皆にも言ってしまった。
 だからタイトルも変更しようという話になっていて、最初は『やけに赤い薬』か『いやに赤い薬』にしようと考えていたのだが、考えているうちにシンプルな方がいいやと思い、タイトルは同じにした。

 改訂する構想は随分前から考えていたのでほぼ構成などは固まっている。
 後は楽しく書くだけだ。とにかく大晦日までは頑張る。そしてお正月は休んでみよう。ホントはもっと休みたいけど4日から稽古だしね。

 ああ、来年も苦しそうだなあ。
 でもボタンを押せばロボットになるからいいや。
 
 
 
 
posted by 土田英生 at 19:58| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月23日

やってしまった……

 『チェーホフを待ちながら』→二日目。
 夕方にのんびり劇場入り。
 リラックスをして本番を迎えた。
 20年もやっているとこんなものさ、と余裕を持って袖に入った。
 
 途中で……私は……自分の台詞の途中で頭が真っ白になるのを感じた。
 そうなのだ。突然、後に続く台詞が分からなくなったのだ。
 困った挙げ句、目の前にいる金替君に向かって『おう、だろ?』という意味不明の言葉を発してみた。
 
 間。

 ……金替君が子犬のような目をして私を見ている。
 そうなのだ。
 私が肝心な台詞を言わないので彼もつなげないのだ。

 二人は黙って立っていた。
 きっと時間にしたら5秒くらいだったと思うが、私には無限に感じられた。
 James Bluntの『You're beautiful』という歌で、駅で一瞬目が合った女性との時間が永遠に感じるという歌詞が出て来るが、私はまさしく金替康博と永遠の時間を過ごしてしまった。
 
 金替君がアドリブでつないでくれて何とか芝居は進んだ。
 しかし……気が動転してしまっている私はそれから出て来る度に小さくとちった。

 ああああ、やってしまった……。

 明日からは万全を尽くす。
 何年やっていても余裕などない。
posted by 土田英生 at 01:39| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

えいっ。

 例えばプロデュース公演などをすると、皆は頻繁に飲みに行く。 
 初めて知り合い、少しづつお互いに慣れる。仲良くなる。しかしその仕事が終ればまた離れて行く。新鮮さと切なさが相まって一緒に喋るのがとても楽しい。

 人が楽しく会話するには、ちょうどいい距離というものがある。
 もちろん全然離れた間柄ではダメだし、近過ぎてもダメだ。
 
 MONOもずっとそんな感じだった。
 しかし、何でだろう。最近はちょっと違うんだよねえ。
 休憩中とか、無駄に喋っているだけで……割りと楽しい。
 
 プロデュース公演と違って、次も、そのまた次も、多分、一緒にやれるんだろうけど、それだって数に限りがあるんだしね。

 常に一期一会の精神で、楽しくやろう。
 今日は『チェーホフを待ちながら』の最後の稽古。

 写真は昨日の稽古での水沼さんと奥村さん。

 えいっ。

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posted by 土田英生 at 09:03| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月11日

嬉しくて複雑

 毎日、『チェーホフを待ちながら』の稽古。
 ダウンしていた体調も戻って来た。
 
 今回のMONOは特別企画。
 本公演との違いは何かを聞かれたら……少し困る。
 基本的にはちょっと試してみようとか、実験してみようという公演だ。
 
 最近のMONOは本公演は数カ所のツアーになることがほとんどだ。
 東京、大阪を始め、名古屋や福岡などを回る。
 次回の本公演である『赤い薬』も札幌や米子を含めて6カ所だ。
 
 で、今回は伊丹のアイホールだけ。
 それは共同企画でもあり、MONOにとっては“試み”だからだ。
 とは言いながら、前に『衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く』という公演を京都だけでやった時は……あれは確か本公演だった。しかし、あれもちょっと変わったことをやってみたくて、だからツアーをやめて京都だけで公演をしたのだった。

 で。

 嬉しいことにそうすると遠くからお客さんが来てくれた。
 そしてアンケートなどには『芝居がすっかり変わりましたね』などという文章を発見した。……違うのだ。あくまで試みだから変わったことをしているのだ。
 
 今回も遠くから多くのお客さんが来てくれる。
 もちろんちゃんとやる。
 面白い物になるように日々頑張っている。
 しかし……やはり本公演とは違ったことをやってみているのだ。

 嬉しくて複雑。

 しかし料金をもらってみせるものに変わりはないんだしね。
 いつもの芝居と少し趣が違っても……とにかく全力でやらないとね。
posted by 土田英生 at 05:49| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月04日

大人になった私達。

 『MONOの日録』→
 これは一年間メンバーで毎日ブログを更新するという企画だった。
 そして私の担当は土曜日。
 
 土田の『土』で土曜日だ。
 同じ理由で水沼は水曜日だし、金替は金曜日だ。
 残りのメンバーはこじつけだ。出来れば、奥村泰彦は木村泰彦に、尾方宣久は火方宣久に改名してもらいたかった。そうすればレインボーマンみたいな劇団なるのに。

 で、昨日が私の担当だった訳だが、私はそこでMONOについてこんなことを書いた。

 『私達はずっと一緒に活動しているが、実は個人的なことはお互いにあまり知らないのだ。時々は飲みに行ったりするが、例えば今回は誰とも一度も飲んでいない。プライベートなことは話さないのだ。』

 ……今日の稽古が終ってタバコを吸っていた。
 タバコを吸うのは私、水沼、奥村、金替。
 私が呟いた。『ああ、ビールでも飲みたいけどなあ』
 あっさり水沼が言った。『いっぱい飲んでく?』
 
 そしてそのまま四人で飲んでしまった。
 しかもだ。
 プライベートな話で盛り上がってしまった。

 ……大人になったってことかなあ。
 あ、今度は尾方も一緒に行かないと。
posted by 土田英生 at 01:16| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

劇場にて。

 これまでは西新宿の稽古場通いだったが、今日からは天王洲。
 劇場へ入って今日は場当たりをやった。
 前にも書いたが、この『トリツカレ男』はMONOから3人が関わっている。

 私は演出、尾方は出演、そして奥村が舞台美術。

 仕込みが終って舞台が立ち上がっているので、奥村は一安心という顔で座っている。
 尾方は衣装に着替え、段取りを確認している。

 ……ん? 舞台の一部が微妙に稽古場と違う。
 見た目は一緒だが、ちょっとだけ位置が違うのだ。
 そこは芝居が微妙な場所なので位置が違うのは少しだけ困るのだ。
 
 奥村と休憩中に喋っていた。

私『あそこ、ずれちゃったね。困ってるんだよねえ。芝居が変わっちゃうし』
奥村『ですよねえ。ホント困りましたよね』

 奥村も神妙な顔で同意してくれる。

私『何であんなことになったの?』
奥村『なんでしょうねえ』

 しかしだ。
 その後彼はあっさりと続けた。

奥村『まあ、図面を間違えましたね、僕が』

 ……お前だったのか。
 間違えたのは。

 その癖、彼はなぜか余裕の笑顔で私に言った。

奥村『尾方はどうです? 大丈夫ですか?』

 人の心配はいい。
 と、私は思った。
 しかし尾方が芝居をしているのを笑いながら見つめる奥村の横顔。
 それは中々いいもんだった。
posted by 土田英生 at 02:35| 東京 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

4ヶ月ぶり。

 前回のMONO公演『床下のほら吹き男』が終ってから、4ヶ月ぶりにメンバー全員で集まった。関西だけでやる特別企画『チェーホフを待ちながら』の写真撮影の為だ。

 事務所に集合して、それから近くのカフェを借りての撮影。
 合間には無駄話ばかりしていた。
 なんだろう? このダラダラ感は。
 皆、オッサンになったからだろうか?
 しかしオッサンになっても写真を撮る時だけはちゃんと真面目にやった。
 手前は写真を撮って下さった西山さん。

チェーホフチラシ撮影.jpg

 きっと次に集まるのは稽古の時だ。
 秋の話だしね。
 それまでにまだまだ色々あるしね。
 
 お互いに、それまで元気でいましょう、という気分だ。
posted by 土田英生 at 03:11| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

『床下のほら吹き男』最終日!

 1月の終わりに初日だった『床下のほら吹き男』もとうとう明日で最後の公演です。

 明日は終った後にトークもある。チケットの半券をお持ちになれば参加出来るみたいですので、今日観て下さった方も明日観て下さる方も来て下さいね。

 どうでもいいことだが、私は“あん”が大好きだ。
 粒あんとかこしあんとかの“あん”だ。
 あんぱんの“あん”、あんまんの“あん”。
 名古屋で言えばあんトーストの“あん”だ。

 家では朝起きると毎朝あんトーストを食べる。
 小腹が空くとあんぱんを買ってしまう。
 そしてどういう訳か、お酒を飲んだ後も無性にあんぱんが食べたくなってしまうのだ。

 お酒も太るが、やはりなんと言っても寝る前のあんぱんは良くない。
 絶対に良くない。
 えらい人の話を聞くまでもなく、どう考えても太る。

 ……今日も飲んだ帰りにセブンイレブンに寄ってしまった。
 そして気がつけばパンの棚であんぱんを探していた。
 売り切れていた。
 良かった。これで食べずに寝られる。

 そしてお茶などを買ってレジへ向かった。

 ……あんまんが売っていた。

 もうこれ以上書かない。
 だって買ってしまったに決まっているから。
 そして食べてしまったに決まっているから。

 もう世の中から“あん”がなくなってくれればいいのに。

 いやあ、それは困る。

 食べても太らない“あん”、誰か開発して下さい。
posted by 土田英生 at 00:37| 福岡 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

北九州。

 北九州にいる。
 何度目の公演だろうか?

 MONOだけでも……

 『約三十の嘘』
 『京都11区』
 『相対的浮世絵』 
 『地獄でございます』

 を、北九州では上演させてもらっているので、今度が5回目の公演だ。

 え? まだ5回目?
 もっと来ている気がするのに。
 
 私は今、随分酔っている。
 そうなのだ。
 最近歯の痛みがなくなりやっとお酒が飲めるようになった。

 しかし明日は仕込み。
 早く寝よう。
 また、九州からは更新しますので、今日はこの辺で。

 おやすみなさい。
posted by 土田英生 at 00:17| 福岡 ☔| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

そして名古屋公演

 福岡から飛行機で名古屋へ移動。

 昨日の夜は制作の垣脇がインフルエンザでダウンしたと電話で聞き慌てた。
 しかし何とか乗り切らなければならない。

 ……私が劇場に到着した時にはほとんど舞台が出来上がっていた。
 メンバーは私以外の4人が朝から奮闘している。
 
 夕方には劇場を出た。
 お腹が空いていたので5人で『ひつまぶし』を食べに行った。
 「あつた蓬莱軒」が松坂屋の中にも店を出していると分かったのでぶらぶらと歩いて行って来た。店を出た所。奥村さんだけトイレに行っていていない。

 090227.jpg

 帰り道、久しぶりに栄をぶらぶらした。セントラルパークを歩く。
 私は出身が愛知県なので高校の頃、遊ぶといえば栄だった。
 あんなことやこんなことを思い出す。懐かしい。
 
 そんな栄のテレピアホールで明日は昼に本番だ。

 そして夜には京都へ戻る。
posted by 土田英生 at 18:06| 🌁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

明日(今日)は大阪公演最終日

 今回の『床下のほら吹き男』は全部で23ステージ。

 京都で2回、東京で12回、大阪で6回。名古屋で1回、北九州で2回。
 そのうちの19ステージが終った。
 明日は大阪公演最終日。
 ABCホールともお別れだ。
 
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 当日券もありますので……皆さん、会社帰りなどにABCホールまで。

 
* * *


 いやあ、しかしやっぱり公演中に他の仕事をするのは難しい。

 昨日の夜はホテルに泊まったのだが、チェックアウト時間が9時というおかしな所だった。劇場に入れるのは11時半。

 2時間半もどうしようかと最初は途方に暮れたが『そうだ仕事しよう』と、そうだ京都行こうみたいな感じでホテルの近くのカフェに入り、ノートを広げた。

 ドラマのプロットを考えなければいけないのだ。
 どんな話にしたいか?
 必死で考えれば分かって来るはずだ。
 ようし頑張ろう。

 その前に少しだけ……と、スポーツ新聞を広げた。

 ……読むこと30分。
 ……プロットは何も進んでいない。
 分かったのはWBCのキャンプについてだけだ。

 まずいと思い劇場の近くまで行き今度は古い感じの喫茶店へ。

 気合いを入れてノートを広げる。
 
 ……気がつけば隣のテーブルで繰り広げられる会話をぼうっと聞いている。
 分かったのは隣のおばさん達が円高の意味を間違えているという事実だけだ。

 まずい。
 もうプロットを考えるのは諦めて資料として持ち歩いていた本を読もうと思った。
 それくらいなら出来るはずだ。
 この本を読めば見えてくるかも知れない。
 しかもその本は面白そうな内容だった。

 いやあ、人間は不思議だ。

 読まなければいけないと思うと途端に嫌になる。
 面白そうな本なのに興味が失せる。

 ……結局、気づいた時にはその店に置いてあった『誰も知らない日本史の謎』みたいなタイトルの本を読み耽っていた。はっきりいって面白くなかった。誰も知らないどころか私でも知っていることばかりが書いてあった。きっと資料として持っている本の方が数倍面白いはずだ。

 今度こそだ。
 ちゃんと資料の本を読もうと思った。

 ……気がついた時には時計が11時15分になっていた。
 もう劇場へ入れる。

 そうなのだ。一時間一心不乱に読んでいたのだ……しかし……読んでいたのは残念ながら『ゴルゴ13』だった。分かったのはやっぱりゴルゴはなぜかモテるということだけだった。

 資料の本は全然進んでいなかった。
 ああ。
posted by 土田英生 at 01:54| 京都 ☔| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする