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MONO代表・土田英生のブログです

2009年02月01日

初日。

 緊張を通り越すと何だか静かな気持ちになる。

 昨日の夜は眠れなかった。4時近くまで起きていて今日は8時に目が覚めた。
 そこから家でじっとしていた。何をするでもなくじっとしていた。
 まだ劇場へ行くには早いなあと考えながら家にいた。
  
 そしてちょっと早く行って準備をしっかりしようと家を出た。
 きっと私は一番乗りだ。
 演出家だし、準備をしながら皆を迎えようくらいの気持ちだった。

 1時間勘違いしていた……。

 到着した時にはすでに皆は揃ってゲネプロの準備に取りかかっていた。
 私の到着が最後だった。
 皆に迎えられてしまった。
 私は慌ててメイクをして発声練習も出来ないままゲネプロをした。
 更にはかなり台詞を間違えた。

 そして迎えた初日。
 緊張し過ぎて頭がぼうっとして来た。
 もう何をしていたのか分からないくらい緊張して本番を終えた。

 終った途端、へろへろになった。
 カーテンコールの挨拶も一人で勝手に空回りした。

 明日は早くに家を出よう。
 そして落ち着いて本番をしよう。
 
posted by 土田英生 at 01:16| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月31日

緊張、緊張、緊張。

 ああ、もう土曜日。
 まだ午前0時半。外は雨だ。
 今から寝る。

 そして起きれば……『床下のほら吹き男』の初日。→

 今日は午後から返し稽古(切りながらシーン毎の稽古)をして、夕方からは通し稽古をした。きっとあれが最後の稽古だったんだと思う。

 大丈夫かな。大丈夫だろうか。ああ、大丈夫なのだろうか?

 明日は午後からゲネプロ(お客さんを入れずに本番と同じようにする)をして、夜には初日の幕が開く。

 ここ数日ろくな夢を見ない。幕が開けてもお客さんが誰もいなかったり、満員の客席の中、芝居をしている途中に書いていないシーンがあることに気づいたり……夜中にびっくりして飛び起きてばかりいる。

 そうなのだ。
 私は外では良く喋るくせにとても気が小さい。
 芝居が好きでやっている癖に、いつも本番前になると『ああ、何で演劇なんてやっているんだろうか』と自分の人生すら反省してみたりする。

 しかし三日やったらやめられないと言うしね。
 まあ、それで20年以上演劇を続けている訳だし。
 
 やるしかない。
 京都は明日も雨だそうだ。
 そんな中、お客さんは劇場へ足を運んでくれる。
 もう、とにかく必死でやるしかないしね。

 当日でも大丈夫ですので、皆さん、来て下さい。
 舞台では気の小ささを隠して頑張りますから。
posted by 土田英生 at 00:36| 京都 ☔| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月29日

舞台が出来上がった。

 今日、舞台が出来上がった。
 写真を載せられないのが残念だ。

 いつものことだが、稽古場に組まれたセットとは勝手が違う。
 これから2日間で俳優さん達にはとにかくセットに馴染んでもらい、演出的にも細かな修正をして行かなければならない。明日からが私の頑張りどころだ。
 そして泣いても笑っても初日を迎える。
 京都公演。

 私は愛知県の出身だけど、そこで育ったのが18年。
 そこから京都に来て大学で3年。
 中退をして東京で1年。
 京都に戻って劇団をつくってから20年。その間に留学でロンドンに1年。
 全部の年数を合計すると実年齢より2年多くなるのはどうしてだろう?

 とにかく京都に住んでいる時間が一番長い。
 しかし今も私の喋る言葉は共通語と名古屋弁が混ざった物に、関西弁風のアクセントがついたおかしなものになっている。
 それでも今はもう京都が地元だという意識が強い。

 それにしても……こうして地元で幕を開けて、そこからツアーに出かけるのは楽でいい。そして東京、大阪、名古屋、北九州と……3月の始めまで公演は続く。
 
 年に一度になっているMONOの本公演。

『床下のほら吹き男』

 皆さん観に来て下さいね。
posted by 土田英生 at 00:23| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

とうとう……。

 とうとう明日が最後の稽古場になってしまった。
 明日の昼間に通し稽古を一回して、その後、稽古場に組んであるセットをバラす。
 明後日からは劇場入り。劇場で修正をして31日から京都公演だ。
 
 ああ、不安。
 まだまだやり残している気がして仕方ない。
 ま、いつも本番前はこうなんだけど。

 しかし考えてみると京都公演の二日間が一番落ち着けるのかも知れない。
 劇場だって近いし、MONOだけに集中出来るし。

 その後、東京へ移動してからは他の仕事の打合せが色々始まる。
 書き下ろした台本の書き直し、テレビの脚本……。
 
 とにかく今は『床下のほら吹き男』のことだけ考えていよう。
posted by 土田英生 at 02:00| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月05日

怖い。

 休みの間に改訂しながら書き直した台本。
 今からそれをもう一度見直して、そして稽古だ。
 怖い。

 どんな感じになるのだろうか?
 結構、ここまでの台詞も変えてしまった。役者の皆は怒らないだろうか。
 せっかく台詞を覚えたのに……落胆する心の声が聞こえる。
 怖い。
 
 更に……ああ、駄目だ。
 ネガティブに考えていては切りがない。
 とにかく見直す。
 そして堂々とした態度で稽古へ行こう。

 ……怖い。
posted by 土田英生 at 14:36| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

余裕がない。

 ホントにこの頁を更新する余裕がない。
 それは時間的に、そして精神的に。

 台本のことばかりで頭が占められてしまっている。

 今日で今年の稽古は終ったのだけど、まだ台本は80頁くらい。
 残り少なくとも50頁は書いて、そこから稽古で削って行こうと思っているので、まだまだ道半ばだ。

 せっかくの年末でロンドンにいた日本の知り合いも結構戻って来ているし、遊びたくて仕方ないんだけど、その時間もない。

 ああ……。

 今日は稽古終わりで忘年会とこの公演の顔合わせ会をやった。
 皆を見ながら頑張ろうと思った。
 こうして台本で苦しんでいる時、『ま、こうすれば芝居になるんだけどなあ』という簡単な解決策を思いついたりするのだが、それを面白いと思っていない自分は確実に分かっているのでここで諦めてしまいたくない。

 これまでにも『これでいいかな』とまとめてしまった芝居は何本もある。
 そしてそのことは後々まで後悔として残った。
 今でもその何本かのことを考えると心が沈む。
 だからどんなに苦しくてもそうならないようには書きたい。
 自分で自分を許せるように頑張りたい。

 今からも頑張りたいが…… 明日は取材を受ける為に東京なのでもう寝ないとね。
posted by 土田英生 at 02:01| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

またしても焦っている。

 焦っている。
 なぜなら明日はいよいよ『床下のほら吹き男』の稽古初日だからだ。
 そして気がつけばもう午前2時半ではないか?
 
 何だか開き直って全然関係のないことを書いてみよう。
 
 メッセージで質問をもらった。

 昔からMONOの芝居にはよく皆でゲームなどをするシーンが出て来るけれども、実際にゲームは好きなんですか? というような質問だ。
 
 どうしたらいいんだろう。

 正直に答えればいいとすれば、

『好きでも嫌いでもないです』

 ということになる。
 つまらない答えですみません……。
 
 しかし、これには事情がある。

 戯曲にゲームのシーンなどを入れるのは人物紹介がとても楽だからだ。

 まず、トランプなどのゲームでは人の性格を描写しやすいし、ルールがあるのでそれをを元にちょっとした笑いなども作りやすい。そしてゲームシーンの間に事情などを入れ込んで行くと……かなり楽に設定や登場人物を把握してもらえるからだ。

 しかしあまりにこの手法ばかりは使えないので、最近は困っている。
 と、種明かしをしてしまっていいのだろうか?
 次の作品がいきなりゲームで始まってたりしたら恥ずかしい。
 今の所、違うオープニングなので大丈夫だとは思うが。

 そんなこんなで全然違う話を書いているつもりが、結局は『床下のほら吹き男』の話になってしまった。

 そしてやはり焦っている。
posted by 土田英生 at 02:38| 京都 | MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

見透かされる

 前にも書いたが、頻繁にここを更新して色んなことを書いていると困ることがある。

 日常であった面白い事や思い出したエピソードなどをここについつい書いてしまうが、それは本来ならこっそり私が持ち続け、それは台本のネタとなって行くべきものだったりするのだ。

 私は戯曲を書く場合、実際にあった体験やエピソードを元に話を広げて行くことが多い。会話などもそうだ。本当にあった会話を変容させて舞台上で成立するものにしたりしている。

 ……しまったと思ったのは、昨日書いたKおじさんの話だ。

 Kおじさんとの10回ゲームの時にした会話と似ている台詞のやり取りを『床下のほら吹き男』の台本の中で書いていたからだ。 
 きっとそれでKおじさんのことを思い出し、昨日の文章につながってしまったらしい。

 MONOのお芝居を観に来てくれる人で、この頁を読んでくれている人がどのくらいいるのか分からないが……何だか恥ずかしい。見透かされる気がする。

『ああ、あの話からこの台詞になったんだ。底の浅いヤツだ』

 などと思って舞台を見られるのは居たたまれない。

 だから本当なら……今日は……Kおじさんとエピソードの宝庫という点で双璧をなすO村君の話を書きたいが……そのエピソードも今回使うかも知れないので控えなければいけない。

 
posted by 土田英生 at 04:33| 京都 ☀| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

床下のほら吹き男

 ここ3日くらい台本書きでずっと引きこもっていたので、今日、外に出ただけで新鮮だった。外を歩くのはこんなに気分がいいのかとすら思った。『ようし』と空に向かって呟きたいような衝動にかられたが、恥ずかしいのでそれはもちろんしなかった。
 ただ、コーヒーを飲みに行くだけなのに意味なく遠回りして歩いてみたりした。

 唯一の問題は今日履いていた靴が、右だけなぜか定期的に引っかかることだった。
 うまく言葉で説明出来ないのだが、とにかく10歩に一回くらいの割合で、微妙につまづく。

 最初は私の歩き方に問題があるのかと思ったが、違う。

 思い返すとこの靴を履いたときは必ず、ちょっと愉快な感じになることを思い出した。しかし靴の裏を見ても問題がない。不思議だ。確かめる為に明日もあの靴を履いて出かけてみよう。そして意識的に歩いてみよう。これは明日の研究課題だ。
 
 そういう訳で今日はずっと外にいた。

 だから今日、パソコンを開いたのは今が初めてだ。

 仕事はしたが、外でノートを広げていた。
 やっぱり構想などを立てる時は紙に字を書かないとまとまらない。
 パソコンの画面上ではどうにもならないのだ。

 気分が良かったせいか、不思議なくらい捗った。

 今日一日で『床下のほら吹き男』の流れは完全にかたまった。いや、完全ではないがかたまった。大体かたまったのだ。まあ、結構、うん……。そういうことにしておきたい。

 明日はすでにこの芝居に関して取材もあるし、夜は美術の打合せもあるし、更には11日からは稽古も始まるので当然のことといえば当然のことなのだが。

 登場人物のキャラクターはすでに決めてあったので、後は出入りを考えて行くだけだ。
 それが決まれば台詞で苦労することはない。

 変なリフォーム業者の男達と、優雅な4姉妹と、そして謎の男の物語。
 
 とにかく面白い舞台にしなくては。
posted by 土田英生 at 02:29| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

人に甘えること。

 吉野弘さんの詩に『自分自身に』というのがある。

 『他人を励ますことはできても 自分を励ますことは難しい』……確かこんな一節から始まる詩だったと思う。

 本当にその通りだと思う。

 私はまだまだ若いつもりでいるし、自分でも若手だと思い込んでいるが、年齢も40を過ぎたので、最近若い人達から相談されることがよくある。

 私は必死でいう。

 『そんなの大丈夫だよ』『ああ、それは関係ないよ。大丈夫だよ』『大丈夫だよ』

 ……そうだ。こうしてみると『大丈夫』とばかり言っている。
 自分のボキャブラリーのなさにも辟易するが、とにかくあれやこれやと話をしては最後に大丈夫だよと言う。そしてそう言っているとき、私は本当にそう思う。

 ただ、一つだけ分かっていることがある。
 常に自分だけは大丈夫ではないということを。
 そして……こうした不安は一生付きまとうんだろうなあと最近は諦めに似た気持ちになっている。
 
 問題があるとすれば、年齢を重ねて行くと、段々と『大丈夫だよ』と言ってくれる人が少なくなって行くことだ。もう大人だし、あまり他人には甘えてられないのだ。
 しかし実際は甘えたい。甘えて『ねえ、大丈夫ですか? 僕は大丈夫なんでしょうか?』としつこく聞いて回りたい。

 そして50回くらい大丈夫と言われたい。
 いや、一晩中言われ続けたい。
 
 そんな人はいないと分かりつつ、私は夢想する。

 私が絶対的に信用をおける誰か。
 その人に褒められれば、社会の評価なんか気にならなくなるような誰か。
 その人に怒られれば、私が背筋を伸ばして言うことを聞いてしまうような誰か。
 きっと、その人は、渋くいい顔をした初老の人だ。
 その人から『お前は大丈夫だよ』と言われたい。そう、一晩中。

 しかし、とまた考える。
 そういう存在を持たないからこそ表現をしているだとも思う。
 絶対的な物を求め、拠り所にしようとすることはきっと閉じてしまうことだ。

 常に、不安の中に身を置いて、右往左往し続けるしかないのだ。 
 
* * *

 ……だから劇団をやっているんだと思う。
 もちろんMONOという集団が、そういう、甘い場所になってしまってはダメだと分かっている。自戒もしている。それでも『一緒にずっとやってくれているメンバーがいる』という事実だけが、無言の“大丈夫”という微かな信号を送ってくれている気がするのだ。
 
 だから頑張らないとね。
 そうした無言の何か、それを人は信頼と呼ぶんだと思う。

 私は恵まれている。
 そう、とても恵まれているのだ。
posted by 土田英生 at 03:13| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月31日

『床下のほら吹き男』チラシ

forafuki02.jpg MONO次回公演『床下のほら吹き男』

 チラシが出来た。いや、実際には随分前に出来ていた。
 
←クリックするとやや中途半端に拡大されます


 『この左下に写っている男性は誰だと思う?』
 昨日、出演者に質問してみた。
 ……誰1人答えられなかった。
 中には『シェークスピア』と答えた人もいた。
 違う。

 これはMONOのメンバーの中の1人だ。

 それを奥村に伝えると、
 『なる程。皆の顔を少しずつ合成してるんですね』と勝手な解釈をして納得していた。

 しかしそれも違う。

 もちろん私には分かっている。
 

posted by 土田英生 at 15:56| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

『床下のほら吹き男』宣伝写真

 明日(30日)は午後からMONO次回公演『床下のほら吹き男』の写真撮影。
 チラシとは別にキャストが揃って写真を撮るのだ。
 初めて集まるので必然的に顔合わせにもなる。
 東京に住む奥村や客演していただくペンギンプルペイルパイルズのぼくもとさんも京都までやって来てくれる。
 作品の説明が出来るようにしておかなくては。

 宣伝写真は難しい。

 作品のイメージだけで撮るとキャストの顔が小さくなったりする。
 そして新聞社や雑誌の方などに『もっと顔のはっきりしてるものないですか?』と聞かれたりしてしまう。
 かといって……ただの集合写真になると(前回も今回も客演の方がいるのでいいのだが)MONOでは男がただ5人並んでいるだけになったりする。

 前回の『なるべく派手な服を着る』ではこんな写真を撮った。
088.jpg


 明日のイメージはもう出来ている。
 まあ、どんな風に撮れるかは分からないが。
 


 ついでに昔の写真を一枚載せてみよう。
 これは94年。
 
 rojo-ad-03.jpg

 ……若い。若いよ。
 なんか気取って立っちゃって。
 それに白黒なんかで撮っちゃって。

 それが14年経つとこんな風になっちゃうのだ。

naruai.jpg

 ……太い。太いよ。
 特に私だけが太くなってるよ。
 それに突っ立って喋っちゃって。
 これは挨拶の時の写真なので仕方がないけど。
posted by 土田英生 at 02:15| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月23日

MONOの日録

 赤坂のホテルをチェックアウトして下北沢のMONOの東京事務所へ。

 一応、ずっとパソコンの前に座っている。
 座っているからといって仕事をしているとは限らない。
 しかし、一応、Wordを開いている。
 Wordを開いているからといって仕事をしているとは限らない。
 いや、ちゃんと文字を打っている。
 文字を打っているからといってそれが仕事だとは限らない。

 数本の台本を抱えたままなのだが、MONO『床下のほら吹き男』も書き出さないといけない時期になって来た。久しぶりに5都市ツアーだし、結成20周年だし、面白い舞台にしないとね。

 MONO結成20年ということで始まった『MONOの日録』
 メンバー全員で1年間短いブログを更新しようという無謀な企画だ。

 私は土曜日担当。『土』田だから土曜日だ。
 水沼は水曜、金替は金曜。ここまではすんなり決まった。
 尾方と奥村をどこに入れたらいいのか。
 私は奥村は『月村』か『木村』に、尾方を『月方』か『火村』に改名することを薦めたが、二人共『そんな理由で名前を変えたくない』との見解だった。
 当たり前だ。

 月曜日は制作の2人が交替で書くという。
 奥村は『村』の字に木へんがつくということで木曜日になった。
 尾方は火曜日になったがどういう理由にするのかは私達も知らなかった。
 しかし何とかこじつけたようだ。→
 ……あいつは可愛い。
 こじつけを悩んで考えたと思うと可愛い。
 もう36歳だというのに可愛い。
 この前もGOVERNMENT OF DOGSの公演を東京まで観に来ていた。
 うん、可愛い。
 
 そして信じられないことに今日のところまだ一日も途切れず続いている。
 まあ、どっかで絶対に途切れるとは思うが。
 
 木曜日が危ないはずだと私は思っている。担当は奥村泰彦。
 ……あいつは危ない。
 もう41歳だというのに危ない。
 この前もGOVERNMENT OF DOGSの仕込みを手伝ってくれた。
 いや、それは感謝している。

 さて、wordに戻ろう。文字を打とう。
 文字を打っているからといって……もういいや。
posted by 土田英生 at 16:02| 東京 🌁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月11日

MONOサイトリニューアル

 MONOのサイトがリニューアルした。→
 TOPページの写真は見る時によって変わるらしい。京都に詳しい人はどこで撮った写真なのか分かるかも知れない。

 さっき私が見た時はこんな感じだった。
mono.jpg

 後は……無謀にも、本当に無謀にも『MONOの日録』→という一年間毎日皆で書くというブログが始まった。
 きっと無理だ。
 普通に考えれば無理だ。
 しかしまあ、最初は水沼→奥村→金替と何とか書いていたのでそれも驚いた。すると次は私だ。意地でも私は書いてやる。
 
 後はBBSがなくなったので、質問やご意見はTOPページ下のメッセージ(メールフォーム)までお願いします。

 もう出かけないと。
 GOVERNMENT OF DOGS『Refresh!』の稽古なのだ。
 こちらはもう本番間近。→
 皆様のご来場をお待ちしております。

 背中の調子も随分とよくなった。
 湿布を貼って頑張ります。
 
posted by 土田英生 at 13:17| 京都 ☔| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

緊張したオープニング。

 金沢でのMONO『チェーホフを待ちながら』が終って京都に帰って来た。
 1回限りの公演で、4日間の稽古で創った。
 にもかかわらず……金沢の関係者の皆の協力でお客さんもたくさん来てくれ、何とか無事に終えることが出来て感謝している。

 問題はオープニングだった。
 最初、私は舞台上で短いトークを行った。
 そして段取りは決まっていた。
 トーク終わりのキッカケで音楽が流れ、照明が変り、袖から他の出演者である尾方、水沼、そして長沼さんの三人が登場してくる……そして芝居は始まるのだ。

 もちろんキッカケ通り照明が変り音楽が流れ出した。

 しかし肝心の……役者が出て来ない。
 一人も出て来ない。
 トーク終わりで残された私だけが……お客さんの視線にさらされたまま舞台に突っ立っていた。
 
 音楽は流れ続ける。
 しかしまだ出て来ない。
 私の目はじっとしていることが出来ず、どうしても袖を見てしまう。
 しかしだ。
 やはり……誰も出て来ない。
 必死で『何もおかしくはありませんけど』という振りをしようとするが、無理だ。
 明らかに私の表情は焦っている。

 一体、どういう演出なの? という空気が劇場に漂う。

 無情にもチャイコフスキーの白鳥の湖だけが間抜けに流れている。
 そこに困惑したままの私が一人でただ立っているのだ。

 袖からはまだ気配がしない。

 と……。
 信じ難い光景だった。
 袖ではなく、客席の後から何かが現れた。
 お客さん達の脇を揃って行進してて舞台へ向かってくる水沼、長沼さん、尾方の姿が目に入った。
 
 お客さんも不思議そうに見ている。
 私も不思議そうに見ていただろう。
 
 三人は硬直して歩いて来る。
 『実はこういう段取りなんですけど、文句ありますか?』という感じの、無理な態度を装って歩いて来る。
 
 先頭を歩いて来た水沼君がやっと舞台側に到着した。
 そして脇から袖に入ろうとした。
 ……入れなかった。

 もう誰の目にも『何かが間違っている』ということは明らかだった。
 
 水沼君を先頭に三人は不自然に客席から舞台上に上がって来た。
 更に一旦、舞台に上がって来た後、尾方は使う小道具を取りに袖に引っ込んで行った。

 あんなに緊迫したオープニングも久しぶりだ。

 どうやら楽屋から袖に……行けなかったらしい。
 そこで仕方なく客席を行進する羽目になったようだ。

 そんなことになるとは知らずくつろぐ本番前の私たち(撮影/垣脇)。
mizuogatsuchi.jpg

 
 しかし、まあ、それでも何とか無事に終了した。
posted by 土田英生 at 05:07| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

チェーホフin金沢

 明日は朝から金沢へ向かって、1回だけの本番。

 『チェーホフを待ちながら』

 だからもう寝なければいけない。
 書きたいと思ったこともあったのだけど……それはまた明後日に京都へ戻って来てからにする。
posted by 土田英生 at 00:59| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月28日

床下のほら吹き男

 MONOの次回公演は『床下のほら吹き男』になりそうだ。
 
 簡単に言えば嘘つきの話。
 ずいぶん前、『約三十の嘘』という詐欺師を題材にした芝居を書いたことがあるが、今回は詐欺などではなく、“純粋な嘘”、“そもそも嘘とは何か?”というようなことをモチーフにしたいと思っている。

 私自身もこれまで愚にもつかない嘘をついて来た。

 小学校の頃、『俺は源頼朝の子孫だ』と言ってしまって困ったことがある。
 なぜあんなことを言ってしまったのか?
 しかも歴史が得意だった私は鎌倉時代について滔々と喋り、周りを信じ込ませてしまった。しかし後日、先生の追求にあって嘘を認めた。

 また……同じく小学校の頃、『英語がペラペラだ』と言ってしまい困ったこともある。
 皆で英語の映画を観ていて、知ったかぶりをして『ワワラリャ、フニャマラ、あ、これは習ってない……』などと適当に言っていたら学校中で大騒ぎになってしまった。これも先生に皆の前で『そんな英語はない!』と頭を叩かれ終わった。

 一番困ったのは……これも小学校の子頃、『泳げ! たいやき君』の歌を知らないのに『歌える人?』と聞かれた時に手を挙げてみたら、挙手をした子はクラスに私を含めて3人しかいず、教室の前に出されて歌わされ……物笑いの種になってしまったことだった。みなは『全然違う』と笑ったが、私は更に『僕の買ったレコードではこうなっていた』と言い張り随分友達を失った。

 『床下のほら吹き男』は……そんな話ではないが、ちょっとだけそんな話だ。
posted by 土田英生 at 01:02| 東京 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

MONO東京事務所が便利だ

 昨日、打合せの為に東京に来てそのまま残っている。
 MONOの東京事務所がとても便利だ。

 円の『初夜と蓮根』の第一稿、リーディング、ラジオドラマの収録などが終わり、昨日は来年演出する予定になっている舞台の打合せがあった。

 この後は新しい台本に取りかかるのと、29日からはMONO『チェーホフを待ちながら』→の稽古、GOVERNMENT OF DOGS→の稽古と続く。

 大事なのは頭の切り替えだ。
 
 だから東京に残っている間に、色んなことを整理し、京都に戻ったら動けるようにしておこう。前はこんなことが気軽に出来なかった。

 2日くらい挟んで打合せが東京である時、2往復するか、ホテルをとって滞在をするかどちらかしかなかったからだ。特定の仕事で明確に滞在している時はホテル代などを出してもらえたりするが、勝手に滞在している時はもちろん自分で払わなければならない。ホテル代はバカにならない。

 ただ、今はまだ金替君と共同生活だ。
 ちゃんと彼のパソコンはネットにつながっていた。
 しかし、彼のブログ→は意気込んだ割には9月6日で再び止っている。
 
 金替は昨日呟いた。
『だって、更新するのは一日仕事ですもん』

 どれだけ大変なんだ……ブログが。

 
posted by 土田英生 at 17:56| 東京 🌁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月18日

水沼という現象

今日……あ、もう昨日か……は2時から9時半まで稽古。
 普段、あまり“役者として”外の仕事に関わることがない私はクタクタだ。
 翻訳物で、喋りっぱなしの2時間弱……。
 もう、大変な緊張でございます。

 更に今も……台本を書いている。
 少しでも時間を見つけて進めている。だから今日のこの頁にはリンクなどは貼っていない。もう疲れていて面倒くさいのだ。

 で……
 今回も水沼と一緒だ。
 今日、彼が舞台で喋っているのを見ながら「あいつは何だ?」と突然思った。

 元々、学生劇団で3年、MONOを結成して20年、GOVERNMENT OF DOGSではコンビを組むことも多かったので……何度一緒の舞台をやったのか分からない。多分、50回以上は一緒に舞台などをやっている。いや、もっとだね。

 しかし最近はMONOで年に1回だけという感じになっていた。

 それが今年はMONO『なるべく派手な服を着る』、それが終ってすぐGOVERNMENT OF DOGS『Refresh!』の大阪公演、更に今回のリーディング『パーマネント・ウェイ』、リーディングが終った次の日はNHKのFMシアターの収録でも一緒だし、10月に金沢でやる『チェーホフを待ちながら』、そして『Refresh!』の東京公演、更に年末からはまたMONOの稽古で一緒だ。

 人はあまりに長い間共に過ごすと、もうその人を他人として認識しきれなくなる。
 好きとか嫌いとか、そういうものを完全に越えた……なんというか“水沼という現象がそこにある”という感じになってしまう。

 水沼健とは一体なんだ?
 mizunuma2_07.jpg
 どうやら……この男らしい。
 
posted by 土田英生 at 02:06| 京都 ☁| MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

おかげさまで20年

 金沢で『チェーホフを待ちながら』という短い芝居をすることになった。

 2003年にMONO特別企画として『チェーホフは笑いを教えてくれる』→という作品を上演したことがあるが、今回はそれを改訂して短くしたものだ。

 しかもこれまで一度も公演をしたことのない金沢。
 大丈夫なのだろうか?

 この前のミーティング→で来年はちょっと腰を軽くして色んなことをやろうという話になった。

 なんせ20周年なのだ。

 だからだ。いきなりこういう企画が実現した。
 私が金沢で戯曲講座などをやらせてもらっている縁で、飲み屋でそんな話をしていたのだ。それを垣脇に喋ったら『やりましょう』という前向きな返事が戻って来たのだった。

 昔は年に2本から3本のペースで新作公演をしていた。
 しかし私もメンバーそれぞれも忙しくなり、段々と公演のペースは落ちた。
 ここ数年は年に1回の公演というのが定着して来ている。私はそれでいいと思っている。あまり頑張り過ぎるときっと寿命が短くなるだけだ。それならば年に1回でもいいからずっと続けたい。そんな風に思っている。

 しかし。

 しつこいようだが来年は20周年。おかげさまで20年。地味だ地味だと言われつづけて20年。自分たちではそんなに地味だとも思っていないのだが……まあ、派手だとも思っていない。何だろう? ブームにもならず、爆発的にお客さんが増えることもなく、それでも減ることもなく、何だかこうして続いている。

 ありがたいことだ。
 本当におかげさまで20年なのだ。

okagesama.jpg


 だからちょっとだけ無理して色んなことをする。その第一弾がこの企画になる。
 まだ2009年(20周年)にはちょっと早いのに。
 これはきっとやる気の表れだ。

 だから昔から知ってる皆さんも、最近知ったという皆さんも、全然聞いたことないよという皆さんも……どうかMONOを応援して下さいね。

 そういえば10周年の時は何もやらずに終った。下の写真はその頃の写真。

 ……こうしてみると……やっぱり地味だ。

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posted by 土田英生 at 02:48| 京都 | MONO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする