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MONO代表・土田英生のブログです

2017年04月05日

公演終了。そしてこれからのこと。

 前回の更新を見たら「いざ北九州へ」となっている。
 MONO「ハテノウタ」大阪公演が終わって、用事があって東京にいた時だね。
 あれから随分と経った。
 北九州で公演を終え、愛知県の実家に戻り、そのまま四日市公演をして、東京での公演も終えて……。
 何度も更新を試みて書いたりしていたし、それ用に写真も撮ったりしていたのだが、アップしなかった。
 公演の時は宣伝を頑張らないといけないし。
 私のブログは愚痴がメインなので本番前には適さない。

 けれど、せっかく撮った写真だ。
 連続で載せよう。
 『北九州公演が終わってお疲れの私たち』
 『屋台的な飲み屋の焼うどん』
 『そして帰りのみんな』

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 ……本当はたくさんたくさん写真があるのだが……。
 北九州だけ載せたところで面倒になった。
 割愛しよう。

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 『ハテノウタ』の舞台セット。
 この一枚で済まそう。とにかくここで毎日芝居をしていた。

 MONOの公演が終わった。
 観に来てくださった方々はもちろん、その他、関わってくださった方々に感謝している。無事に終わったし、皆は頑張ってくれてたしね。
 台本を書く立場としては後悔も残っているんだけどね。
 何より出来上がりが遅くて皆にも迷惑をかけたし、自分はまだまだ未熟だと思い知らされた。
 これから頑張るしかない。

 さて、ここからダラダラと気の向くままに書いてみよう。
 更新しするのも久しぶりだからだ。
  
 ……最近、気分の上下が激しい。
 前向きになったと思えば、もう終わりだという気分に陥ったりする。
 アップダウンばかりで『エレベーター土田』と改名したいくらいだ。
 さらにハイな時とローの時の差が、砂漠の昼と夜の温度差並みに激しい。
 しかもスピードが早い。さっきまで元気だったのに、次の瞬間には落ち込む。
 『高層ビルの高速エレベーター土田』と呼ぶ方がふさわしいが、長すぎてこの名前はダメだ。
 
 去年の秋からとにかく忙しかったせいもあるね。
 自分の怠慢もあり、書くものが重なってしまったのだ。
 宮崎県立劇場プロデュース『板子乗降臨』、小説『プログラム』、MONO『ハテノウタ』、そしてNHK BSプレミアム『この世にたやすい仕事はない』の脚本。

 あ、ドラマは間もなくスタートです。皆様、よろしくお願いします。→NHKサイト


 まあ、休みなく書いてきた疲れもあって、最近は結構暗めだった。
 本番中だったのでなんとか保っている感じだった。
 会う人会う人に『Twitterなどでの呟きが暗いよ』と言われた。
 まあ、確かに落ち込み具合は大きかったね。そして予想していたことではあるけど、公演が終わってさらにひどくなった気もする。
 終わってから3日間、下北沢でじっとしていた。
 ただ、夜には人と会っていたので、そのことでかなり救われてた。

 で、昨日、ABCホールで『山村艦長』の定年を祝う会があったので出席ついでに関西に帰って来たのだ。
 
 山村さんには本当にお世話になった。まあ、これからも色々とお世話になると思うんだけど。
 とにかく艦長が皆から愛されていることを感じるいい会だった。
 知り合いだらけで嬉しかった。
 私もスピーチをさせてもらい、その時はもちろんハイテンションで喋った。

 そうなのだ。
 人の前では元気になってしまうのだ。そして一人になると必ずその反動がくる。

 ……京都の自宅で目が覚めた。
 朝から思った通りのローテンションだ。
 これではいけない。
 天気がよかったのでカメラを持って近所を散歩してみた。
 私の家は阪急嵐山駅の近くだ。

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 ……結構、人がいた。
 これはもしかしたら桜が満開という感じなのか……と、期待したけどまだまだだった。
 ところどころは咲いてるんだけどね。

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 散歩をしているうちに少し気分は上向いて来た。

 ✳︎ ✳︎ ✳︎

 と……ここまで書いていたのは昨日の夕方。

 訳あって中断した。
 ちょっとだけ面倒なことがあって、クタクタになった。
 
 どうしよう?
 ここでやめて削除しようと思ったけど、頑張って続きを書いてみよう。

 昨日の文章の最後は『気分は上向いて来た』で終わっている。
 そうだった。
 本当は上向いた時に思ったことを書こうと思っていたのだ。
 けれど……現在、エレベーター土田は地下7階くらいで止まったままだ。
 
 いや、エレベーターが止まっているなら、無理やり階段で上ろう。

 私が思いついたことをメモをしているノート。
 そこには30ほど作品のアイデアが書かれている。
 ある程度構想が固まっているものから、ただ一行の走り書きのものもある。
 中には『走っていることと寝転んでいることだけを芝居にする』という文章もある。これは自分でも思い出せず、意味不明だったりする。だから使えないものも多い。

 けれど、とにかく、まだまだ新しいものを創りたいという欲はある。
 そして、これまで結構書いて来ているのにもかかわらず、作品を創る時は、毎回初めての時のように苦労する。
 『ハテノウタ』は特にそうだった。
 作品が完成するとすら思えない時期があった。
 まあ、こんな風にしたら書けるよ……と、言い出したら終わりだしね。
 それはいいと思うのだが、私の問題は……そういう時に共に苦労してくれる人を求めてしまうことだ。
 幼児性なのか、そういう存在がいないと踏ん張りが効かない。

 自分で「この人だ」と思う人が常にいて、勝手に入れ込んでしまうのだ。

 MONOのメンバーはやめて行った人も含めて、全員、最初は私の片想いで、声をかけてメンバーになってもらって来た。

 とにかく最初は水沼くんだった。
 私が猛烈にアタックした。彼はうんざりしていたと思う。ちょっとだけならと出演してもらったのだが、すぐに次回公演の話を持ち出し、やめさせないようにした。そして、台本を書く時にはいつも彼を巻き込み、行動も共にしていた。途中で彼の方が嫌になったようで、劇団やめて東京に行ってしまったが、しつこい私は連れ戻しに行ったりもした。まるでストーカーだ。
 奥村くんと知り合った時も、しょっちゅう、一緒に遊んでやたら話した。彼も舞台美術をやり始めたばかりだったので、こんなことができたら面白いよねと盛り上がった。なんか今では想像できないね。
 同じ大学からできた劇団である『時空劇場』には金替くんがいた。彼と知り合った時も私は勝手に大好きになったが、他の劇団にいたので一緒にやろうとは言えなかった。やがて時空劇場が解散したので、すぐに声をかけた。
 久しぶりに後輩の芝居でも観ようと立命芸術劇場の公演に行った。主役をやっていたのが尾方くんで、私はすぐに気に入った。わざわざ部室まで行って彼に声をかけ、最初はMONOを手伝ってもらい、仲間に引き入れた。
 女優陣はやめてしまったが、彼らは今も私と一緒に活動してくれている。
 この前の『ハテノウタ』では一緒に下手な歌を唄った。
 
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 声をかけたことをどう思っているのかは知らないが、まだ活動が続いているということは、まあ、そういうことだと勝手に思っている。
 彼らも私も大人になり、基本的に公演の時しか会わない。それで十分だ。
 今でもずっと一緒にいたら気持ち悪いしね。
 ただ、少しだけ寂しい。

 ここ数年、若い人たちと出会う企画を立てて、その中の何人かとは付き合いが続き出した。
 誰がどのように残ってくれるのかはわからないけど、私のしつこさに耐えられる人が出てくるのを願っている。

 私もまだまだ「つぼみ」だしね。
 花はこれから咲かす。

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 散歩をしながらそんなことを考えていた。
 ま、いろんなことがある。
 けれど、好きな人たちと一緒に舞台が創れることほど幸せなことはない。

 エレベーターが地上に出てきた気がする。

 散歩しなら撮った家の裏の写真。
 
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 そしておまけに、角を曲がると突然現れていつも驚いてしまう犬の置物。

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 朝だし少し眠る。
 起きたら京都をぶらぶらしよう。
posted by 土田英生 at 07:20| 京都 | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

北九州へ!

 大阪公演が終わった。
 昨年からの疲れがたまっているな。結構フラフラだ。
 しかし、不思議と劇場にいると元気になる。やっぱりアドレナリン的なものが出てるんだろうね。
 最終日の公演が終わって、片付けが終ったのは22時くらい。

 そのまま帰ろうと思ったのだが、結局、ちょっとだけ飲むことになった。
 最終電車で京都へ帰った。
 翌日は……もう、必死で起きた。中学生が部活の朝練に行く時のような必死さで起きた。

 東京に移動しなければいけないのだ。
 「小松幹生さんを偲んで語ろう会」。
 私は発起人のくせに、準備も皆に任せっきりだったので、恐縮しながら参加する。
 篠原久美子さんと一緒に司会させてもらった。
 
 ……小松幹生さんには本当にお世話になった。
 前にも書いたが、私の最初の戯曲集「算段兄弟/ー初恋」を出版してくださったのも小松さんだ。
 物静かな方だった。出しゃばることもなく、いつも一歩引いて皆を眺めているようなところがあった。
 けれど、劇作家協会などのパーティーなどで、気がつくと横に立っていたりする。振り返ると「元気か」と声をかけてくれ、取り留めのない話をしては知らない間にいなくなっていた。夜中に突然、若い頃の思い出などが綴られたメールを送って来たりもした。
 亡くなる少し前、私がお見舞いに行った時にも、看護士さんは「小松さん、喋れるかなあ」と言っていたのに、私を見つけると元気に起き上がり、いろいろな話をしてくれた。

 会は無事に終了した。
 様々な人からのスピーチなどを聞くうちに、私は悲しくて悲しくて仕方なくなった。
 スタッフでの打ち上げ。
 途中、石原燃、瀬戸山美咲、長田育恵、私はくだらない話で妙に盛り上がった。
 「お喋り」は私のトレードマークなので、私も負けずに話していたとは思うのだが、時々、鼻がツンとする。三人を眺めながら、ああ、今、この人たちは生きてるんだなあと思った。私は泣きそうだった。やばいやばいと必死で涙を堪えた。
 
 下北沢の事務所に帰り、コーヒーを淹れた。日課になっているアーモンドとチョコレートも横にある。
 色んなことをぼんやり考えた。
 これまでのこと。
 これからのこと。

 そんなことをTweetしたら友達から連絡があった。
 下北沢にいるというので少し会って、再びくだらない話をした。
 また泣きそうだった。

 昨日。
 起きてから洗濯をして、ご飯を食べて、また眠った。
 起きて掃除をして、音楽を聴いていたら、また眠ってしまった。
 起きてサスペンスの再放送を見ていたら……また眠ってしまった。夢の中にテレビの音が入り混んできて、現実との境目が曖昧になる。
 次に目が覚めたのは夜だった。
 ……こんなに何もしない1日は去年の秋以来だ。

 スタッフは今日、劇場に入って舞台セットなどを立て込んでいる。
 私は午後の便で北九州に入る。
 本当はもっと早い便に変更しようと思って羽田に早く来てみたのだが無理だった。
 ま、調べもせずに行動するのが悪いんだけどね。
 なのでこれを書いている。

 MONO『ハテノウタ』。
 明日、明後日が北九州。
 その後、四日市、東京と続きます。
 みなさん、観に来てくださいね。→
 
posted by 土田英生 at 13:08| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月06日

笑顔

 MONO『ハテノウタ』。
 3日目4ステージが終わった。
 金曜日に幕が開いて、土曜日は昼と夜の2回、そして今日。
 これまでのTwitterでの感想はコチラです。→

 いやあ……まずは安堵した。
 無事に幕が開いたことに対してだ。
 これまでも危機はあったけれど、今回ばかりは駄目だと思った。
 逃げ出したいと考えたのも初めてだ。

 昨年秋から……宮崎の『板子乗降臨』、小説『プログラム』、ドラマ脚本、そしてMONO『ハテノウタ』という怒涛の連続執筆で自分の現在の限界を知った。

 まだまだ力が足りない。全然足りない。
 もっともっと勉強して、自分を鍛えないといけない。
 面白い作品を書きたいのだ。
 モチベーションは心配していない。やりたいこともたくさんあるし。
 ただ、もっと上手くなりたい。
 
 お客さんの前でやることで、やっと作品の全貌が見えてきた。
 なので……初日を迎えてからも、ちょこちょこと修正を加えている。
 みなさん。大阪公演は残り2ステージです。
 →特設サイト

 私はすぐに心が折れる。
 そして自分の状態は把握できている。
 本来ならダウンしているだろうなと思うけど、関わっているメンバーが楽しそうにしてくれているのだけが救いだ。かなり助かっている。
 終演後、役者やスタッフでロビーに残って喋ったりする時間。
 その時の皆の笑顔がとてもいい。
 人が笑っている顔は……やっぱり悪くないね。
 たとえそれが一瞬のことだったとしても。
 
 
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 皆を眺めているとなんとか頑張れそうな気がする。
 劇場でお待ちしております!
posted by 土田英生 at 01:51| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする