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MONO代表・土田英生のブログです

2017年04月17日

空いてしまった

 毎日更新してやろうと思っていたのに、気がつけば随分と空いてしまった。
 前回を見ると京都のことが書いてある。
 あれから一週間以上経ったようだ。
 私がTwitterで「花見がしたかった」と書いたら、友達が誘ってくれた。
 けれど、待ち合わせたのが繁華街だったので……飲んだ。随分と飲んだよねえ。
 
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 翌日も嵐山で桜を眺め……もう充分だ。
 
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 この前からとにかくイギリスに行きたい熱が高まって仕方ない。
 気がつくと向こうのアンティークマーケットの情報などをネットで眺めている。
 春になると建物などに花がカゴで吊るされて……あれもキレイだよねえ。
 今は、もっとのんびりした所がいいかも。
 そうだ。カッスルクームに行きたいね。
 コッツウォルズにある村で、何度も訪れているお気に入りの場所だ。

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 ……いや、しばらくは行けないんだよねえ。
 ま、これままた計画を立てよう。

 とにかく今は東京にいる。
 芝居を観たり、友人からの頼まれ事をしたり……それ以外は、下北沢に引きこもっていた。
 仕事をしている訳でもない。
 事務所にじっと座り考え、時々、近所を散歩しながら考え事をする。
 哲学者のような毎日だ。
 その癖、たいしたことも思いつかない。
  GTPの低い日々だ。
 ちなみにGTPとはGross Tsuchida's Productの略だ。日本語にすれば土田総生産だ。

 いや、何も生み出してない訳ではない。

 引きこもると私は何を作る癖がある。
 レザークラフトだったり、ちょっとした小物だったり。
 あまり強い動機もなく、なんとなく創る。

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 この万年筆立ては「ハテノウタ」の四日市公演の前、実家にいた時に作った。
 その前にある黒の四角は鉛筆削り、横の小さい箱はペン先を入れるケース。
 これは本当になんとなく作っていたようで、気がついたらできていた。

 今日もそうだった。
 事務所に散乱しているお酒のビンを眺めていて、気がついたら何やら始めていた。
 1時間後にはできていた。製作費は300円くらいだ。

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 ……また朝だ。
 今日は遠くまで行かなければいけない。
 だから寝よう。

 本当は不思議なライターの話を書こうと思っていたのに。
 次に書こう。
 今は写真だけ載せておく。

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posted by 土田英生 at 05:49| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

抜けてしまった

 連続で更新しようと思ったのに、昨日は忘れてしまった。
 考えなければいけないことがたくさんあって、そっちに頭を取られていた。

 何もしないで過ごすことは本当に久しぶりだ。
 それはいいんだけど、少しは身体を動かさないと。
 走るのも好きだし、泳ぐのも嫌いじゃないし、身体を鍛えたいと思うんだけど、どうもきっかけがつかめずにいるねえ。けど、やろう。動こう。

 今日はプラン9の公演にいった。
 ゴエ君が奮闘していた。
 尾方君は都合がつかなかったが、金替、私、水沼、奥村で並んで観劇した。
 「ハテノウタ」に出演してくれていたりんこちゃんや松原由希子ちゃんも来ていたので、終わってからみんなで飲みに行った。人の優しさに触れた。
 
 ま、いろいろとあるけど、嬉しい言葉をくれる人もいる。
 昨日、LINEをもらった時、ある文を読んでジーンとしてしまった。
 ちゃんと結果でお返しをしないとな。
 希望に満ちあふれている信じよう。

 ロンドンにも行かないと。

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 家のリビングにある棚。
 ロンドンに行く度に買っていたらバスだらけになってしまった。
 けど、「最近、全然増えてないしね。
 
 明後日に一度、東京に戻ろうと思っているので、明日はその準備をして、時間があれば花見でもしよう。
 
posted by 土田英生 at 04:31| 京都 🌁| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月07日

3日連続

 調子に乗って3日連続で更新している。
 京都に戻って来て、仕事部屋に引きこもっている私にとって、この更新が社会復帰の手段になっているようだ。こうなったら毎日書いてやろう。
 書かなくなった時にはきっと外を走り回るようになっているはずだ。

 今日は脚本を書かせてもらったドラマ『この世にたやすい仕事はない』第1話の放送日だった。
 完パケと呼ばれる出来上がりも観ていないので、オンタイムで観た。
 毎週木曜11時ですので、皆様、よろしくお願いします。

 ……引きこもっている場合ではないんだよねえ。
 ホント、どうなって行っちゃうんだろ?
 社会の進む方向を思いやると更に暗くなる。
 右とか左とかではなく、おかしなことはおかしい訳で、事実は突き止めるべきだ。
 しかし、見ていると事実など関係なくなってしまい、相手を負かすことだけに前のめりになっている。

 私が書いた戯曲に「少しはみ出て殴られた」という作品がある。線を巡る物語だ。
 軽犯罪者たちを収容している刑務所。
 ある時、国が分断された。その刑務所は国境線の上に建っていた。すると、最初は仲良かった囚人たちが、自分の国のアイデンティティに目覚め、争い出すという作品だ。

 今の日本はまさしくこれだ。
 敵か味方か。
 間に線を引き、自分達の言い分だけを正当化して相手を攻撃する。
 本来はそうではなく、これはいいのか悪いのか、それを皆で考えられるのが健全な社会なのに。それを許さない空気になっているのが怖い。

 もっとも怖いのは……この空気という代物だね。
 曖昧な空気はこれまで大丈夫だったものをタブーにし、個々が発言を控えることで、さらにその空気が濃度を増して行く。こうして言葉や表現は萎縮する。共謀罪が取沙汰されているけれど、この空気と無関係ではない。私たちのように、表現活動を軸にしている人間にとっては大問題なのだ。憂うつになる。

 その中で自分の進む道を考える。

 私は喜劇を創りたい。ずっと創っていたい。
 笑うという行為は、ある価値観を崩すことにつながる。
 集団化する時は笑いよりも、涙の方が有効だ。皆で感動し涙を流し、集団は一体化する。
 儀式などを想像してみれば分かる。
 ゲラゲラ笑っている儀式は効果がない。

 そして、一体化した集団は茶化すことを許さない。
 集団を笑うと反逆者にされてしまう。
 そのレッテルを貼られた人は皆から一斉に攻撃される。
 
 『日本』という国自体……どんどん閉じて集団化が強固にされて行っているよねえ。

 去年、ある人と話していた時だ。
 私が「『日本はすごい』という番組ばかりが目に付いてウンザリするね』と言ったら、『え? けど、やっぱ日本ってすごいんですよ。だって知ってます? ◯◯が××で、△△がフニャフニャで……』と、いきなりすごい勢いで力説し出したので、その様子に私は思わず笑ってしまった。
 すると、その人はムッとして真顔で私に聞いて来た。

「え? すごいと思わないんですか?」
 
 いやいや……。
 そりゃ、すごい所もたくさんあるんだろうけど、ダメな所だってあるしねえ。
 けど、他の国にだって羨ましいところもあれば、そうじゃない部分もあるし。
 もちろんね、私だって日本で生まれ育ったから、自分のアイデンティティーの中に「日本人であること」は存在するんだとは思うよ。日本のことが褒められれば悪い気はしないし、悪口を言われればちょっとは反論もしたくなるし。

 でも、極端は怖いし、本当に危険なことだ。

 イギリスに留学していた時のことを思い出す。
 向こうに住んでいる日本人で「やたら日本を褒めてイギリスをけなす人」と「イギリスを賛美して日本を貶める人」の両方によく出会った。
 どっちも苦手だった。
 大体、素敵な日本人もいれば、イヤな日本人も山のようにいる。イギリス人でも同じだ。

 まあ、私はイギリスのアンティーク家具が好きだし、中華料理も好きだし、ドイツの車も好きだし、インド映画も好きだし、チゲ鍋も好きだし、日本のお城も好きだし。これが私の答えだ。

 国が閉じて集団化されているというところまで戻ろう。

 日本礼賛の番組は、この集団化に一役買っていると思うけど、この先、ドラマや演劇などの表現にもそうしたものが増えて行く。悲劇や感動の物語の形を取り、涙を誘って「ああ、日本人って素晴らしい」と再確認するような作品だ。

 だからこそ、私はあくまで喜劇を創りたい。
 喜劇を創ることは、当然のように社会に対する批判も含まれる。
 茶化しているからだ。
 私は自分ではかなりの穏健派だと思っているが、社会を見て笑う感覚はなくしたくない。
 それがなくなったら何も書けない。
 ま、とにかく面白いものを書きたいだけだ。

 好きなことを書いて、友達と遊んで。
 ああ、素晴らしきかな、だ。
 
 本番中、ずっと劇団メンバーたちといたので、公演が終って一人になるのがとても寂しかった。
 終わった日の夜中、久しぶりな人から連絡があり、長電話をした。
 次の日、別の人が会いに来てくれた。
 その翌日、また別の人と下北沢で飲んだ。
 さらに一日置いて、別の人と一緒にご飯を食べながら、夜まで話した。
 この4人は全員同じ公演で出会った人だ。
 そのことに気づき、いい出会いだったんだなあと嬉しくなった。
 恵まれてるな、私は。

 前を向こうっと。
posted by 土田英生 at 05:00| 京都 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする