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MONO代表・土田英生のブログです

2017年12月29日

仕事納め……たのか微妙

 昨日の朝に出すつもりの原稿は、結局、昼過ぎまでかかった。
 そして夕方から打合せ。
 電車で帰れる時間には終わった。

 久しぶりにお酒も飲んだ。
 けれどすっきりしない。
 
 提出した原稿が自分で納得できなかったのが大きい。
 さすがに「これで行きましょう」とはならなかったし。
 これからの書き直しに関する方向は決まったものの、一週間ほどは脚本から離れさせてもらうことにしたので……なんというかモヤモヤした感じだけが残ってしまった。

 だから仕事納めだという気分にはなれない。
 今から一週間は『隣の芝生も。』に集中して、プロットを完成させようと思ってる。

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 それより問題は年末年始だ。
 いつ帰るんだろう? 
 京都に? 実家の愛知県に?
 
 もともとは今日、京都に戻ろうと思っていた。
 だけどずっと脚本を書いていたので事務所も片付けてない。
 1月からはMONOの稽古もあるし、基本的に京都に滞在するので、移動させなければいけないものもたくさんあるのだが……荷物も全くまとめてない。
 
 荷物を送るのは私にとってかなり大変なことだ。
 何をここに残し、何を送るのか?
 服もそうだし、書類なんかもそうだよね。
 東京、京都、どっちに置いておかないければいけないのか?
 全く考えてなかったのでぐちゃぐちゃだ。それに、それに、こうしたことがとても嫌いなのだ。
 私はとにかく日常の些事が苦手だ。
 銀行に行ったり、郵送したり、書類を書いたり、メールをしたり。
 ああ、書いているだけで嫌になる。
  
 観たい芝居もたくさんあったんだけど何も観れていない。
 
 今日の昼に一本だけ観ることにした。

 それが終わってから考えよう。

 掃除をしよう。
 洗濯もしよう。
 荷物を整理し、送ったりしてみよう。本当、嫌いだけど。

 ただ、一応、昨日の打合せで一区切りつけようと思っていた。
 だからなのか、突然疲れたなあと気づいてしまった。
 腕立て伏せをしすぎているせいかも知れない。

 いや、それじゃないな。
 
 今日の夜も忘年会に二つ誘われている。
 けど、ワイワイ喋る気分じゃない。
 顔をは出さず、静かにしてよう。
  
 明日か明後日、京都に帰ろう。
 明後日ってもう大晦日か?
 ああ、どうしよう。
 新幹線のチケットも取ってないし。
 
 悩むね。
posted by 土田英生 at 10:14| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月27日

残りは1日

 とうとう締切が残り1日になってしまった。
 28日の朝までに書いて夜に打合せ……の予定。
 それ以降がどうなるかは不明だけど、観たい芝居もあるのと、下北沢の事務所の大掃除くらいはしないとなと思っている。昨日、京都の事務所では年賀状の発送作業とかをしていたみたいだし、東京は私がきれいにしておかないとね。
 年内に京都に帰るつもりではいるけど、年明けは名古屋の実家に戻ろうとも思っているので、混乱中だ。
 それもこれもまずは脚本を終わらせないとね。
 
 昨日はロンドンの仲間で集まる予定だったけど、フタをあけたら二人だった。
 渋谷のカラオケに行き、一時間はただ喋り、そして残りの一時間歌をうたって帰ってきた。
 カラオケなんて1年振りだ。
 去年は「ハテノウタ」が控えてたので、それでカラオケに行ったのだ。
 
 それにしてもロンドンに行きたくなった。
 留学してた時に住んでたアパートの写真でも載せておこう。
 
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 仕事もあるのでまっすぐ帰ったのだが、帰りの電車ではテレビドラマのディレクターをしていると語っている男の子が横に立っていたので話をなんとなく聞いていた。
 女性が「へえ、すごいんですね」と答える。
 男の子は大きな声で色々喋ってたけど……あれはないな。

 「脚本はその通りに撮るんですか?」
 と、女の子が聞く。
 「普通はね。けど、俺の場合はほぼ変えちゃうね。撮りながら全て変えることもある」
 「じゃ、脚本家いらないじゃないですか?」
 「そうなんだよ。俺が自分で書けばいいんだよな」
 と、笑いながら答えていたが、私は蹴りたくなった。今、私が苦しんでるのを知ってて言ってるのかと詰め寄りたかった。
 
 まあ、どう聞いてもあれはディレクターじゃないよね。
 これまでにどんなドラマを撮ったんですかという質問にも「それは言っちゃいけないことになってる」と、意味不明な答えをしていたし。終わったものなら言えばいいでしょ。
 撮るのにどれくらいかかるのか聞かれて「1話で1ヶ月はかかる」と答えてたけど、それじゃ絶対に間に合わないよ。よくもまあ、あんなに大胆に嘘つけるなと感心した。
 
 年が明けたらすぐにMONO『隣の芝生も。』の取材や打合せが入っている。
 まだ人物相関図は完成していない。
 登場人物は10人。MONOの5人と特別企画に出演していた5人。それぞれに合った役を考えつつ、話をまとめていかないといけない。俳優に役がハマると作品が動くし。その為にもまずは土台をかためなければ。
 この前、北海道の戯曲講座で箱書きの大切さを喋った私としては怠けるわけにはいかない。

 やっぱり準備をするに越したことはないんだよね。
 近年のMONOだと『ぶた草の庭』は最後までプロットを立ててから書いた。
 箱も割と綿密につくったし。箱書きがしっかりしてると後半になってから楽なんだよね。
 『裸に勾玉』は前半はかなりちゃんと書いたのに、後半になって混乱し、結構苦しんだ。『ハテノウタ』は設定だけを決めていきなり書き出したので……もう全編に渡って苦しんだ。

 今回は入り組んだ物語になるので、箱書きを細かくする必要がある。

 これまでの良さを出しつつ、これからに向けての一歩を踏み出す。
 
 と、そんなことを書いてるけど、まずは脚本だったね。
 今日一日、猛烈に頑張ろう。
 
posted by 土田英生 at 07:22| 東京 ☀| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月25日

3代目

 どうもおかしなリズムになってる。思ったより早く目が覚めてしまった。
 もう一回ベッドに入れば眠れる気もするけど、コーヒーを淹れてしまったし。
 正確には今、淹れている最中。
 ……遅いんだよね、三代目は。
 コーヒーメーカーのことだ。
 下北沢の事務所で結構な時間を過ごすようになってから、二回、コーヒーメーカーを買った。使いすぎて壊れるのだ。あ、さすがにこれは自分で買っている。ほぼ、私が一人で使ってるし。

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 こいつが三代目だ。
 3台目と書くのが正しいけど、私にとってコーヒーメーカーはなくてはならない存在なので擬人化して捉えてしまってる。コーヒーメーカーが横にいてくれないと仕事ができない。お前がいないと俺はダメだという気持ちだ。だから三代目と表現する方がしっくりくる。
 
 二代目は出来上がるのは異様に早かったんだよね。
 なあなあ、本当に濾過してるの? と、何度も問いかけたけど、ちゃんと入ってたしね。
 しかも下が保温ポットだったので便利だった。一回に淹れられる量も多かった。
 ま、去ったコーヒーメーカーのことを言っても仕方ない。
 
 あ、ピーって鳴ったね
 コーヒーが入ったようだ。

 ……けど、三代目の方が美味しくできる気がする。
 ま、それぞれの個性だ。
 
 昨日、「極端」というタイトルでこれを書き出したけど眠たくなってやめてしまった。

 何を書こうとしてたんだろう?
 忘れてしまった。

 私は昔から「極端」なことが嫌いだ。

 Aが正しいか、Bが正しいのか。
 そういうときに100対0で結論を出すことにいつも違和感を感じる。明確に線を引き、敵味方に分かれてしまうのが嫌だ。嫌だというか、怖い。

 人間はそのまま何も考えずに存在することが難しい。
 コーヒーメーカーはただ存在している。
 二代目の方が早かったと言われようが、三代目は焦ったりもしない。
 同じペースでお湯を落とす。
 けれど、人間はそうはいかない。
 周囲の人の中で、社会の中で、自分の立ち位置を確認しないと不安になる。

 Aが正しいと思っているところに、Bが正しいと言う人が現れる。
 と、不安になる。自分の存在が脅かされたような気になる。
 その不安を払拭しようと絶対にAが正しいと言い張ってみる。
 しかし相手も負けていない。
 Bがいかに正しいかをまくし立ててくる。
 と、確かにBにも一理あるなと思っても、それを認めてしまうと自分の存在が危うくなる。
 こうなってしまうと、どこに正しさがあるかは関係なくなり、とにかくAだ、Aだと感情的に喚くだけになる。相手もそうだと着地点はない。不毛だ。互いに敵でしかない。

 ネット上での人の罵り合いなんかを見ていると、まさにこんな感じだ。
 
 外部にあるものと自分と同一視して、それを存在基盤にしてしまうから起きるんだよね。
 Aが正しいと思うけど、Bのここは理解できるよ。そしてその前に、あなたとこんな話できていることは素晴らしいね、というくらいのスタンスでいたいのにね。

 ✳︎ ✳︎ ✳︎

 
 演劇の世界でもセクハラの事例が明るみに出てきた。
 それらが本当のことだとすれば、即刻、改めるべきだと思う。
 ただ、これだって、ゴシップにして誰かをバッシングするだけでは意味がない。
 それに、男性対女性という単純な構図にしてしまってはダメだよね。
 圧倒的に女性が被害者になる事例が多いのは事実だけれど、もちろん反対だってあるし、それこそLGBTのことまで含めて考えればどんなベクトルにだってセクハラは存在する。

 大事なことは性別問わず「セクハラは許されない」というという意識を共有することだ。

 セクハラに厳しくなったおかげで、女性に告白できなくなった、と前に話していた人がいたが、アホ抜かせと笑った。もちろん相手の受け取り方で変わる部分もあるんだろうけど、告白とセクハラは全く違う。
 あの人はどんな風に告白するんだろ?
 
 ちなみに私も女性が大好きだ。
 そして時折、恋などもする。
 告白したことだってもちろんあるし、振られて泣き叫んだこともある。

 付き合っていた彼女に「もうあなたとは無理」と、突き飛ばされ、タクシーに乗って去られた時、三百メートルくらい京都の北大路通りをダッシュしたこともある。
 最後は道の真ん中で泣き崩れ、しかもその後、ヤンキーに絡まれた。
 「お前、なに泣いてんねん。はよ、家帰れや」と蹴られたな。
 けど、「振られたけど、お金ないもん」と言ったら、三百円くれたんだよね。しかもそのお金でおにぎりを買ってたら見つかって「あ、にいちゃん、もう使うてるやん!」と言われてまた泣いた。

 完全に話がそれてる。
 それにエピソートとしてもしっくりハマってない。

 「仕事をやるからこういうことをしろ」とか、それが本当にまかり通ってるようならそれは絶対にダメだ。
 今回、明るみになった事例はまさにこれだったしね。

 相手に何かを求めるなら、正々堂々と求めないと。
 人間対人間として接しないと駄目だよね。

 演劇の世界にはまだまだ理不尽なことは残ってるね。
 劇団なんかでも、上の人が新人をいじめたり。
 演出家が若手の役者を、演技じゃなくて人間的に抑圧したり。
 こういう環境がセクハラを生むんだろうね。

 私は清廉潔白な人間ではないけど、MONOはメンバー全体でそうしたことがないようにしてきたと思っている。上下関係も極力なくそうと努めてきた。
 演出としての決定権はもらっているけど、稽古場を離れたら私も立場は一緒だ。
 メンバーもそれを許さないようにしてくれている。
 だから長く続いてるんだと思うし。
 外からは若手にもっと厳ししくした方がいいとか、甘いとか言われたりしたこともあるけど、そんなことは大きなお世話だしね。

 いや、えらそうには言えないな。
 自分の中にも改めないといけない点はたくさんあるだろうし。

 今年は自分のことを考えた一年だった気がする。
 まるで思春期だ。
 特に後半はいろんな点で反省もした。
 
 自分なりにはすっきりしてきているはずなのだ。
 
 ……脚本を書かないと。
 人と会う約束などもいくつかあるので時間がない。
 行きたかった芝居も観られていないし。
 
 これを書いている間にコーヒーがなくなってしまった。
 大きいマグで二回飲んだらなくなっちゃうんだよね。

 三代目……働かせすぎだ。
posted by 土田英生 at 08:02| 東京 ☔| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする